デジャブの意味とは?体験することが多い人の特徴や原因は?詳しく調査!

いつも誰かに見られたり、告げ口をされたりしているなど様々な妄想や幻覚の症状がある「統合失調症」の精神疾患が初期に発病する「側頭葉てんかん」の症状として「デジャブ」が現れることが少なくなかったので精神疾患に「デジャブ」が発生するといわれていました。

「デジャブ」の反対の「ジャメブ」が起こる人は、今まで知っていることを忘れたり、自分が誰なのか、家族の顔も忘れるなどの「記憶喪失」が原因であるといわれてましたが、「デジャブ」も「ジャメブ」も健康な人に起こること分かり、問題のない現象であると判明しています。

大学生72パーセントが経験!

驚いたことに「デジャブ」という現象を72%の大学生が経験していることが調査結果から判明しているのです。京都大学の教授で認知症心理学者でもある楠見 孝氏による1996年の論文による貴重な研究結果です。

1996年の調査で「デジャブ」を経験している人は、実はとても多いのです。なんと健康な人のおよそ3分の2もの人たちが、「デジャブ」を経験しているということが分かりました。それによって、「デジャブ」は精神疾患や脳疾患などの病気とは違うということが示されました。

記憶障害とは関係がない

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これまで記憶喪失や精神疾患、認知症などの記憶障害が既視感を見るといわれてきましたが、多くの健康な若者が経験しているということが分かっています。記憶の奥にあったものが、何かが引き金となって蘇って視るといわれています。初めて見るのに初めてではなく懐かしい感覚に感じるのは、実は遠い過去に経験している記憶だということです。

デジャブの反対語「ジャメブ」

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「ジャメブ」とは「デジャブ」の反対語になります。フランス語で「iamais vu」と書きます。「iamais(ジャメ)」は「決してOOない」「一度も〇〇ない」という意味を表す副詞で、英語では「never(ネバー)」にあたります。

「vu(ヴ)」は、「見る」という意味の動詞になります。「vu」は「見られた」「見られたもの」を意味する単語になります。「ジャメブ」とは、「一度も見られていない」「まだ見られないもの」という意味になります。

意味は「まだみていない」

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「ジャメブ」の意味は「まだみていない」ということが分かりました。日本語で表現すると「未視感」となります。「いままでにみたことがない」「未だ見られていないもの」「全く会ったことがない」という風に使います。

デジャブは多くの人が体験する現象だった

デジャブは、実は普段の生活の中において、どんな人にでも不意に起こりうる現象で、選ばれた特定の人や、特別な能力を持った人だけに起きる現象ではなく、誰もが体験する不思議な現象だったということがわかりました。ただ、人間の脳には秘められた謎がまだまだ多くあり、前世の記憶を本当に持っている人がいるのかもしれません。

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