メバリングラインおすすめ15選|PE?フロロ?釣り場に応じた選び方もご紹介!

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この対策として、PEラインの先に50cm程度のフロロカーボンのショックリーダーを付ける必要があります。ですので仕掛け作りに少々面倒さがあります。比重が水よりも軽いので沈みにくく、ハードルアーに向いたラインです。

ただし、風が強い時や早い潮流には影響を受けやすいです。ルアー操作性の観点から言うと、根が多い場所や足場の低い場所で表層~中層域を攻めるのに使いやすいラインです。フロロカーボンと比較すると感度が良いので、魚との対話(通話が聞きやすい)は良好です。

次の表は、各メーカーの出している製品のスペックから算出したPEラインにおける「号数」と「lb」の対応表です。メーカーによって多少のばらつきはありますが、号数×10倍=lbで算出しています。製品によって20倍程度のものもあります。ここは今後の技術革新によって「より細いラインで強度アップ」されてゆくので、徐々に倍数値が大きくなる傾向にあります。

号数 lb
0.1 1
0.15 1.5
0.2 2
0.25 2.5
0.3 3
0.35 3.5
0.4 4

メバリングに適した強度は1~4lbになるので、PEラインで適合する太さは0.1~0.4号になります。最終的には狙うサイズによって太さをセレクトします。

釣り場での状況判断

いよいよライン選定の最終段階です。釣り場では様々状況が考えられるので、その状況に合わせてメバリングラインを選ぶことになります。ざっくりとした結論から言うと、状況が良い場合はPEが有利で、状況が悪い場合はフロロカーボンが有利です。状況とは以下のようなものになります。

  • 「風の影響」・・・風が強い場合は、比重のあるフロロカーボンを選択した方が有利になります。
  • 「波の影響」・・・波が高い場合は、比重のあるフロロカーボンの方が有利になります。
  • 「浅場」・・・浅場では比重の軽いPEが有利になります。
  • 「深場」・・・深場では比重のあるフロロカーボンが有利になります。
  • 「潮流の影響」・・・潮流が速い場合は、比重のあるフロロカーボンが有利です。
  • 「メバルのタナ」・・・メバルのタナが表層であればPE、ボトムであればフロロカーボンが有利です。
  • 「ストラクチャー」・・・ストラクチャーが多い場合は耐摩耗性が高いフロロカーボンが有利です。

こうして並べて書くと、フロロカーボンばかりが有利なように見えてしまいますが、メバルは海が静かな状態の方が釣れる傾向が高いです。先に述べたように、状況がよい時=海が静かな時はPEを使い、状況が若干悪い時=風や波の影響が強い時はフロロカーボンを使うという切り分けで整理できます。

釣り場の状況で最終判断することで、先に述べた「なぜ自分はこのラインを使って、ここでメバルを狙っているのか?」という答えが見えてくるでしょう。

メバリングラインのおすすめ15選をご紹介

フロロカーボンとPEはそれぞれのデメリットを補う製品特性になっていて、どちらが良いとも悪いとも言えません。状況に合わせたセレクトが最も大切です。

それではメバリングラインのおすすめ15選を見ていきましょう。各おすすめ商品解説のあとに【スペック】が載せてあります。これらはメーカーサイトに記載された情報を載せています。「倍数」という表現がでてきますが、これは「号数」×「倍数」=「lb」の値です。この値が大きいほど「細くて強度のあるライン」という意味になります。この数値はメーカーサイトの情報から算出したものです。

メバリングラインのおすすめ15選|ダイワ 月下美人 TYPE/F

ダイワ(Daiwa) フロロカーボンライン アジング メバリング 月下美人 TYPE-F 150m 1.5lb クリアー 900829

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月下美人 TYPE/Fの特徴

月下美人は総合釣り具メーカーダイワのライトタックルのシリーズ名です。ラインだけではなく、ロッド リール ジグ ルアーまで、すべて月下美人シリーズで揃えることが可能です。

初心者で「タックルバランスがわからない」という方には、シリーズで揃えることで迷わないラインナップになっています。このラインは比重が1.78あるので、ボトムを攻めるのに向いています。またフロロカーボンに多いライントラブルを軽減する製法のため、フロロカーボン初心者にも向いています。

【スペック】 ライン種:フロロカーボン 倍数:4 巻糸量:150m カラー:ナチュラル

メバリングラインのおすすめ15選|クレハ シーガー R-18フロロリミテッド

クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド 100m 2lb

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シーガー R-18フロロリミテッドの特徴

素材メーカーのクレハの「シーガーR18」シリーズの最高クラスの強度を誇るラインです。強さの秘密は2層構造で作られていることに由来します。ただし0.6号(2.5lb)以下は単層なので注意してください。

以下のスペックを見てもわかる通り倍数は「5」です。ここで紹介しているフロロカーボンラインの中で最も細さと強度を備えていることを示します。

【スペック】 ライン種:フロロカーボン 倍数:5 巻糸量:100m カラー:透明

メバリングラインのおすすめ15選|クレハシーガー R18 ライトロック

クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18 ライトロック 100m 2lb

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NEXT シーガー R18 ライトロックの特徴