テントもクリーニングが必要なの?
服をクリーニングに出したことがある方は多くいらっしゃるでしょうが、キャンプに使用するテントをクリーニングに出した経験のある方というのはそこまで多くないかもしれません。テントも布ですので、綺麗に使い続けるためにはクリーニングを行う必要があるのです。
濡れたらきちんと乾かしていますか?
テントは雨が降ってきたとしても内部に居れば濡れずに過ごすことができますし、耐水圧がしっかりしていればたとえ大雨で激しく降ってきたとしても浸水してきてしまうような心配もありません。そうやって濡れた後、乾かさなければ当然濡れたままとなり使用上は良くないことになります。
自宅でメンテナンスしてますか?
高品質なものであれば1つで数万円は下らないテント。ロープライスのモデルもありますが値の張るものを使用されている方はそうそう買い替えなど検討しないでしょう。故に自分でのテントのメンテナンスというのは非常に重要で、怠ればテントの質を低下させることに繋がっているのです。
撥水やUV機能が落ちてきたと感じたら
水をはじく撥水や暑い日差しの中でも紫外線をカットしてくれるUVカット。こういった機能が備わっている点とは多々ありますが、もしこの機能が購入当初と比較して落ちてしまっていると感じたのならばそれは手入れが行き届いていないか、クリーニングの必要があるということの証拠でもあります。
テントをクリーニングに出すメリット
ご紹介しました通りテントは手入れも何もなく使い続ければどんどん性能が落ちていってしまいます。そしてそんな品質の低下を防ぐためにもクリーニングは非常に重要なのですが、それではそれを行うことによってどんな効果が得られるのでしょうか。続いてはクリーニングをするメリットをご紹介します。
カビ防止
まず1つ目に挙げられる効果がカビの防止になります。なんども雨に濡れてしまうとテントの表面にカビを発生させてしまう要因になるのですが、クリーニングを行うことによって発生してしまうのを防ぎ、清潔な状態で保つことが可能となるのです。
撥水加工
水をはじくことのできる機能である撥水加工。その加工がされているモデルは多くラインナップされていますが、何もしなければこの機能は低下していってしまいます。失われれば水を弾けず濡れたままとなりますが、この機能もクリーニングの中で本来の状態に戻すことができるのです。
UV加工
撥水加工と同様に夏場に気になる紫外線をカットするUV加工もクリーニングで付加させられる機能の1つです。性能が落ちてくると紫外線を防ぐ能力が低下してしまい、テントの中にいても日焼けをしてしまう可能性が高まってしまうのです。
キャンプ場からそのまま発送できる店舗も
テントのクリーニングを請け負っている店舗の中には、自分のいるキャンプサイトから直送することができるものもあるのです。いちいちどこか特定の場所へ移動したりする必要もありませんので、非常にうれしいサービスといえるでしょう。
Webからも申し込みが可能な店舗も
キャンプサイトからの直接の発想をすることができるというのも相当に便利ですが、インターネットを使用してのWebからの申し込みで引き取りに来てくれ、完了したら発送までしてくれる店舗もあります。家から一歩も出ずに依頼して完了させることもできるのです。
テントをクリーニングに出すデメリット
前の見出しでご紹介しました通りクリーニングの依頼をすることによって様々な機能に働きかけプラスの効果を得ることができるのですが、メリットがあればデメリットも存在しています。考慮しているのであればこちらもしっかり押さえておきましょう。
費用が高い
それが依頼の際の費用が高くつくということです。目安としてはテント1つで4000円前後からで撥水などの加工を行うとなると別料金として基本料金に加算され、更にグレードの高いものとなると1万円を超える費用がかかってしまいます。
気になるテントクリーニングの料金は
クリーニングに出せば綺麗になるだけではなく様々な加工を施すことでより快適なテントキャンプをすることができるようになるということがお分かりいただけたでしょう。それでは、実際に依頼をしたときにどれくらいのクリーニング料金がかかるのでしょうか。
テントの大きさやよって違う
まず、クリーニングをするテントの大きさによって料金が違ってくることが多いです。ソロ用のコンパクトなモデルであればそこまで基本の料金はかかりませんが、4人家族向けやそれ以上の収容人数のモデルだとそれだけ手間がかかりますので料金もかさみます。
加工するオプションによって違う
そしてデメリットでご紹介しました通り、撥水だったりUVの加工を施したいときにはオプションとして別の料金が発生することになります。例としてとあるテントのクリーニングを行っている店舗では1つにつき基本料金が4000円から、オプションはその料金の50%を加算することになっています。
利用する店舗を調べて注文しよう!
もし実際にクリーニングを請け負っている店舗を利用するというのであれば、事前にどれくらいの料金体系になっているのかをじっくりと下調べをしてから注文をすることをおすすめします。でなければ想像以上の金額を請求されてびっくりすることもありますので、下調べは非常に重要となります。
テントクリーニングのプロの技①職人洗い
クリーニングをするのにどれくらいの料金がかかるのかなどを大雑把にではありますがご紹介しました。それでは、実際にやってもらう時にはどんな手順、どんな手法でテントをクリーニングしているのでしょうか。ここからはその手順を1つ1つ紹介していきます。
事前にしっかり検品
依頼してから最初に行うのは、熟練の方々によるじっくりとした検査です。いきなり洗浄をしたりといった手順に入ることは無く、経験豊富なプロの方たちがペグ等の金属部品が取り忘れらていないかどうかなどをちゃんと事前に確認して、傷ついてしまわないようにするのです。
傷つかないように丁寧に洗う
鳥はすし忘れた部品が無いかを検品したら、表面に付いてしまっている汚れを落とす手順へと入っていきます。クリーニングで傷が付いてしまっては本末転倒ですので、そうなってしまわないよう丁寧に洗いつつ頑固な汚れがある場合落とすための洗剤で落としていきます。
一点ずつ丁寧に
大抵ご紹介しているサービスを実践している店舗では、職人の方たちが手で丁寧に手順を踏んで洗っています。テント自体大きなアイテムですので手洗いにも人員を擁しますし、洗浄後の乾燥やアイロンがけといった手順でもプロの方1人1人の手で丁寧に扱われています。
テントクリーニングのプロの技②防カビ
基本的なクリーニングの内容としてはご紹介したように職人の方たちの手によって洗浄などの工程が行われていますが、何度かご紹介していますとおりこれにプラスしてオプションにとして色々な加工を施すことができるようになっています。
抗菌剤でカビ防止
まず1つ目がカビの防止になります。少しでもできてしまえばそのあとどんどん増殖してしまう困ったカビで、使用されている素材によって発生のしやすさも異なっていますがそれぞれの素材に合わせた菌の発生を抑制する洗剤を使用することで、未然に発生するのを防いでくれるのです。