色々な対策をしたとしても、完全にキャンプ用のアイテムをぬらさずに済ませられるという保証もなく、おそらくは大抵は多少濡れてしまうでしょう。雨に濡れたままのアイテムをそのままにしておいても良いことがあるはずがありませんので、濡れてしまったのであれば相応の処理を行います。
ある程度の泥を避けるようにする
雨に濡れるのであれば後述するような袋を使っての対処法が思い浮かびますが、地面の土が付いてしまうとその後の対処も濡れるだけより大変になってしまいます。多少濡れるのはやむなしと割り切って、できるだけ泥の方はつかないよう心がけましょう。
小さなアイテムは袋に入れる
小さめの荷物は小分けにしてしまうとどんどん手荷物が増えていってしまうので、袋に入れておいて持ち運びがしやすいようにまとめておきましょう。濡れても良い袋に入れておけば濡らすことなく持ち運んでいけます。
雨のキャンプは帰ってからの対応も必要
使用したアイテム類は袋を使ったり片づけをする順番に気をつけたりといった方法で対策を行えますが、しかしそれでも前述のとおり少しは濡れてしまうもの。そのまま放っておくことなくキャンプを終了してからしっかりとメンテナンスを自分の手で行う必要があります。
帰宅をしたら身体のケア
使うアイテムのことに気を遣うのも長くそれらを良好な状態で使用し続けるために必要なことであり大切なことですが、キャンプをする自分自身の体のことにも気を遣いましょう。作業をしている中では気づきにくいかもしれませんが、実は想像以上に体力を削ってしまっていたりするものです。
雨の撤収作業で身体が冷えている
レインウェアなどで対策をしながら片付けの作業を行ったとしても、やはり自分も多少なりとも雨に濡れてしまっています。なんの対処もしなければ体が濡れたままで冷えて風邪をひいてしまうことに繋がりますので、帰宅したらシャワーだけでも浴びておくなど体を暖めることを忘れずに行いましょう。
使用したテントの道具のケア
自分の体のケアを済ませられたら、キャンプに使用したアイテムのケアへと移っていきます。濡れたテントなどはそのままにしておくと後述するようにカビを発生させてしまったりといった不具合を生み出します。必ず使ったアイテムの手入れを行いましょう。
濡れたテント道具はカビの原因
前述しました通り、雨に濡れたテントだったりタープだったりといった居住区関係のアイテムはそのままではカビを発生させてしまうことに繋がります。衛生上よくないですし見栄えにも影響を及ぼしますので、広げて汚れなどを落とし取り乾燥させておきましょう。
小さな道具なども丁寧に拭く
大きなテント類などは前述した方法でメンテナンスを行えばよいですが、他のこまごまとしたアイテムも濡れているのであれば拭き取っておきましょう。金属製のものは雨にぬれれば錆付いてしまいますので、念入りに手入れをしておくことをおすすめします。
次のキャンプに向けて
使用したアイテムの各種メンテナンスを人取りすることができたのであれば、次回使用する時のためのチェックを行いましょう。大きなアイテムなどはそう簡単に買い替えられるほど安物ではないでしょうから、長く使うためにも必須の作業です。
定期的にキャンプの道具をチェックしておく
一度キャンプで使用したことのある道具は、定期的な点検を行うことをおすすめします。使わなければ濡れたりはしないでしょうが、使わないままでも何かしらの不備を抱えている可能性も否定できません。しっかり使える状態なのかをチェックしておきましょう。
雨のキャンプに役に立つ便利グッズ
大きめの袋なども片づけを行う時には役に立つアイテムですが、これからご紹介するグッズ達もいずれも雨が降ってきてしまったときに有効に活用することのできるものばかりです。天気が怪しい時には1つあると心強いでしょう。
ドライバッグ
まず1つ目はドライバッグです。水への対策が施されているこのアイテムであれば雨対策としてはぴったり当てはまる有効なグッズといえ、また大きさに関してもパソコンなどを入れるようなことができる大きさのものから小物入れサイズのものまで豊富です。
防水加工がされているため、雨の日にぴったり
前述しました通りプラスチックだったりといった防水の加工がされているため、大抵どんなものを入れておいても雨が染み込んでしまうといったようなことにはなりません。また水や空気などを抜かしておけばとてもコンパクトにしておけます。
テントに中につける洗濯バサミ
キャンプサイトにつくまでにも多少なりとも濡れてしまうのは致し方ありません。ですが撤収するまでには乾いていてほしいアイテムというのもあることでしょう。そこで乾燥させるのに活用することができるのが、ご存じ洗濯バサミです。
濡れた小物を干すのに最適
よっぽど重量があるようなものでなければ挟んでテントもしくはタープの下で干しておくことができるようになります。帰るときまで、もしくは乾かして使いたいアイテムが濡れてしまっている場合は洗濯バサミを使って干しておきましょう。
アウトドア用のレインブーツ
自分の身につけるものにも気をつけておかなければならないのが雨の日のキャンプです。レインウェアを着ておけば衣類は大丈夫ですが、問題となるのは履くものです。こういったときは雨用のレインブーツなど防水性のあるものを使用しましょう。
普通の靴ではびしょ濡れになってしまう
暖かめの時期のキャンプでは靴の中が蒸れてしまわないように通気性のあるものを使いたくなりますが、雨になれば水が浸入してきてしまい濡れていってしまいます。長靴もしくはゴアテックスなどの加工が施されたモデルがおすすめです。
雨の日は別の楽しみ方できる!
ご紹介した対策を講じることで雨の中でもキャンプをすること自体はできますが、外での行動は大幅に制限されテント内での活動が長くなります。ちょっと萎えてしまう気持ちもわかりますが、しかし雨の日ならではの楽しみ方だってあるのです。
キャンプ料理
まず朝、昼、夕いつでも言えるのが料理に関することです。できるだけ早く食べられるように手間のかからない料理を作ったりすることもあるでしょうが、これが雨の日となると屋外で遊ぶ予定の時間が割り当てられるためにひと味違ってきます。
晴れているキャンプよりも料理に時間をかけられる
前述のとおり屋外で活動する時間もテントやタープ下で活動することとなり、料理にも割り当てられる時間が増えます。そのためいつもは凝れなかったアウトドアの料理も、手間をかけたお洒落な料理に挑戦することができるのです。
テントの中でゲーム
晴れていれば空の下で走り回ったり散策をしたりと楽しめたでしょうが、雨に降られてしまえばそれも断念しなければなりません。ではせっかく来たのに何も遊ぶことができないのかというとそんなことは無く、室内でできるゲームで盛り上がれます。
外で遊べない分、テントの中で!
例えばUNOだったりトランプだったり、チェスや将棋などのボードゲームもあります。最近はスマホアプリなどで暇をつぶせますから、こういったグッズを使う機会が減っているのではないでしょうか。仲間と盛り上がって遊びましょう。
意外と穴場の「釣り」
雨だからと言って外に出てできるアクティビティが何もないかというそんなことはありません。実は雨天の時こそ釣りをした方がいいともいわれているのです。もちろん天候が悪いので、十分な対策と注意をする必要がありますが。
晴れた日よりも釣果が期待できるかも
雨の日こそ釣りをすべきといわれている根拠は、浅い場所に住んでいる魚が活発に動き回ったり雨による水中の濁りで小さめの魚が動き、それを大きめの魚が狙っていることもあるからです。普段は釣れない大物が釣れる可能性だってあるのです。
雨でもバーベキューで楽しめる!
炭火では防火性のないタープなどは損傷を被りますが、鉄板を使用すれば下で火を使ってもそのようなことにはなりません。ですので雨であってもそれを使ってバーベキューをすることだって可能ですし、ひと味違った空間で楽しめることでしょう。
雨の日のキャンプは対策すれば楽しめる
雨天の時のキャンプの快適な過ごし方についていろいろとご紹介しました。事前に天候が悪くなりそうと分かっていれば対策をすることで充分快適に過ごせるようになりますし、特有の楽しみ方だってあります。アフターケアのことも考慮しておきつつ、雨キャンプを楽しみましょう。