焚き火でもって心のケアをしよう
体だけでなく心も温まる
キャンプにおいて、寒い時期に暖を取る手段として焚き火をするという方法があります。その目的通り体を暖めることができますが、焚き火で暖められるのは体だけでなく心もです。焚き火を見ているといつもよりもゆっくりと時間が流れ、いつもの喧騒を忘れてのんびりとしてられるのです。
1/fの揺らぎで癒される
焚き火が心をいやしてくれるのは、1/fの揺らぎというものが理由です。これは、生物にとって快い印象を与える揺らぎのことを言っており、川の流れや火の揺らめきなどがそれに該当します。そしてもちろん、火を使う焚き火も1/fの揺らぎを生み出しそれをじっくりと眺めることで癒しに繋がるのです。
1/fの多重効果で安らぎを増幅
ご紹介しました通り、1/fの揺らぎを生むのは焚き火だけでなく森林の中で風に揺れる木の葉や川のせせらぎなどもあります。キャンプにおいてこれらを一緒に味わう、具体的には川の近くで焚き火を行ったりすることで、単体で行うよりもより癒しの効果を高めることができるのです。
焚き火を行う際の注意するポイント
自宅等でやるのなら十分注意を
焚き火は何もキャンプでしかできないというわけではなく、物の準備さえできるのならば自宅等の身近な場所で実行することも可能です。しかし、キャンプ場のサイトよりも自宅が広いということはあまりなく、引火してしまうこともあります。十分火の扱いに注意し、しっかり鎮火するまで責任を持ちましょう。
直火での点火が可能なのかを確認
焚き火で最初に火をつける方法にもいろいろとあり、その中の1つに直火での着火というものがあります。地面で直に火を起こすという方法で、お洒落ではありますが周りに火が移ってしまう危険が一番高いです。直火で問題ないかどうか、火をつける方法をまず最初に確認しましょう。
レイアウトは慎重に決めよう
焚き火をするにあたって、その周りのレイアウトというのも安全を得るうえでは重要です。燃えやすいものが近くにあっては危険ですし寒い時期に行うと空気が乾燥しているので、余計に火が移りやすくなります。単なる見栄えと決めつけず、慎重に設定しておきましょう。
キャンプでの快適な焚き火の仕方①
揃える道具
それではここからは、キャンプで焚き火をするにあたってのやり方をご紹介しましょう。まず、焚き火に使う道具についてで、直火をしないのであればキャンプ台、燃やすための薪か炭、直ぐに火を起こせるようにするための着火剤や、終わった後に火を消すための火消しつぼ辺りは最低限必要です。
熟練の人は薪を2つ使う
薪で焚き火をするなら1種の薪を用意するのが初心者から中級者の常識ですが、達人にもなると薪を2種使用するのです。使う薪の素材によって燃えやすさが分かれ、最初は燃えやすいものを、そして安定して来たら長く燃焼してくれるタイプの薪を投入するのです。最初に知っておいても損はないでしょう。
薪の組み方と火付け
薪が用意できたら、まず市販の着火剤か燃えやすい新聞紙などを真ん中に置いておき、その周りに三角錐の形に薪を組んでいきます。空気が通って燃えやすいような隙間が作れるからです。そして火をつけるときには燃えやすい着火剤などにつけ、底からだんだん火を大きくしていくのです。
キャンプでの快適な焚き火の仕方②
最初は針葉樹の薪、次に広葉樹の薪
熟練の焚き火の経験者は火が燃えやすい薪と持続力の高い2つの薪を用意するとご紹介しました。そして、燃えやすい薪に針葉樹の、燃え続けてくれる薪に広葉樹の薪を使うのをおすすめします。最初は針葉樹の薪で火をつけ、燃えて来たら広葉樹の薪を入れて移行していきましょう。
炭を作る&燃え終わるまで見届ける
焚き火に使った薪は炭になります。もしキャンプで炭を使った料理をしたいのであれば、この作った炭でもって料理に活用してしまいましょう。また、焚き火をするのなら薪がすべて燃え尽きるまで見届けましょう。それまでは焚き火は終わりではありませんので、安全面も考慮してリラックスして最後まで見ておきましょう。
キャンプにおすすめの焚き火台15選①
ユニフレーム「ファイアグリル」
それではここからは、本題であるキャンプに使ってほしい焚き火台15選をご紹介していきましょう。まず1点目はユニフレーム製の「ファイアグリル」です。サイズは43×43×33cm、組み立てが簡単でバーベキュー等に使える網も付属していて、足も炉の中に入れてコンパクトにできる優秀な焚き火台です。
コールマン「ステンレスファイヤー」
まるでキャンプファイヤーのような見た目が特徴的なコールマンの「ステンレスファイアープレイスⅢ」です。ステンレスの隙間から空気が入り込み、薪の燃焼効率を向上させる意味があります。サイズは41.5×46.5×34.5cmハンドルを倒せばフライパンでの料理にも使えますし、網も付属しています。
コールマン「ファイヤーディスク」
「ファイヤーディスク」はこちらもコールマン製の焚き火台です。本体が皿のような特殊な形状をしている一風変わったものとなっていますが、初心者にも扱いやすいようにと設計されていますので誰にでも扱えます。重量が1.6キロと持ち運びも楽です。
キャンプにおすすめの焚き火台15選②
スノーピーク「焚き火台」
続いてはスノーピークの「焚き火台」です。サイズは35×35×24.8cm、重量が3.5キロ、素材はステンレスを使用していて、逆ピラミッドの形状をしているのが特徴です。本体は1.5ミリのステンレスで熱への耐性も非常に高く、四方に開いた穴が空気を通して薪や炭が燃えるのを助けています。
ロゴス「ピラミッドTAKIBI」
「ピラミッドTAIKIBI」はピラミッド型の足の上に本体を置くタイプの焚き火台です。サイズは39×38.5×28cm、組み立てと収納がたったの10秒程度で行える非常に使いやすいモデルで、サイズがMからLコンプリートまでの4種あります。