キャンプ初心者の持ち物をおさらい
キャンプに行く=アウトドアで生活する。つまり「食う」「寝る」「遊ぶ」ための最低限のグッズが必要です。これからあげる持ち物リストで揃えていないものがないか、まずチェックしてください。
テント
寝る場所を作るために、雨風をしのげるスペースはマストアイテムです。また着替えをしたり、プライベート空間の確保は野外で必要になります。自宅でいうところの寝室にあたります。
寝袋
テントがあるからといって地面にそのまま寝るわけにはいきません。体調を崩さずに快適にキャンプを過ごすには、外気の変化からカラダを守ってくれる寝袋が必要です。自宅の中では布団の役割を果たします。
バーベキューセット
アウトドアにはガスは通っていません。調理に使う火力は基本的に炭をおこす必要があります。家から持って行った弁当やスーパーの惣菜だけを食べる哀しいキャンプよりも、アウトドアでしかできない炭料理を楽しみましょう。
テーブル&チェア
ずっと立ったままのキャンプは帰るころには疲労困憊間違いなしです。食事をおいしくいただき、仲間とゆっくり語る時間をつくるにはテーブルとイスが欠かせません。ダイニングとリビングにあたるスペースをきちんと作りましょう。
たき火台
キャンプの醍醐味と言えばやはりたき火です。暖炉が家の中にあるようなところ以外自宅では味わえません。多くのサイトは直火禁止のため、芝など地面をもやさないためのたき火台は必要アイテムです。火を囲み、ゆらぐ炎に癒されてください。
灯り
電源サイト以外アウトドアに電気は通っていません。灯りが無ければ日が暮れてから夜が明けるまでなにも活動ができなくなってしまいます。快適なキャンプを過ごすには灯りは重要なアイテムです。
キャンプの基本テントをグレードアップさせる便利グッズ5選
買ってみたテントは強風が吹いた時に耐えられますか?ある程度の値段のものを買っても付属品のままでは強度を保てないことが多いのが現状です。変わりやすい天気のキャンプ場でも快適なテントにしてくれる便利なグッズを紹介します。
固い地面でもOK、鍛造ペグ
多くのテントに使われているペグはスチールペグとかプラペグです。これらは固い地面には歯が立たず、無理に打ち込んでも曲がってしまい使い物になりません。ペグは鍛造ペグを買い直すことをお勧めします。
オススメはスノーピークのソリッドステーク、通称ソリステです。長さは30cmと40cmの2種をそろえておくと、ほとんどの場所でしっかりテントのロープを固定してくれます。またトップの丸穴にひっかけて回すことで撤収時に地面から楽に抜くことができます。ソリッドステークについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
効率よく打ちこめるペグ打ち用ハンマー
付属品のハンマーはプラスティック素材の軽量のものがほとんどです。ハンマーの使い方を慣れない人は腕の力で振ると思いがちですが、実はハンマーの重さでペグを叩くのが正しいやり方です。
オススメのハンマーはELLISSEのペグハンマーです。ハンマーのヘッドが普通のハンマーやトンカチより重くヘッドを効かすことでペグをすんなり地面に打ち込めます。またペグの丸穴に差し込むことで抜くときも重宝します。
ペグとハンマーの収納ケース
テントやタープに必ず使うペグとハンマーは1つにまとめておくと、設営時間を短縮することができます。また撤収の時もペグの数を数えた上で収納できるのでキャンプ場での抜き忘れを防止することができます。
オススメの収納ケースはYOGOTOのペグ収納マルチコンテナボックスです。ペグの40㎝までがすっぽり入り、ハンマーの他にロープを上ぶたの袋部分に入れることで設営に必要なものをまとめて収納することができるのでとても便利です。
夜でもペグでつまずかない蓄光テープ
真夜中のキャンプ場はかなり真っ暗な状態。地面から少し飛び出した状態のペグはつまずく原因になってしまいます。ここでオススメなのが蓄光テープ。ペグの上部に貼っておくだけでペグの場所が暗闇の中でも一目瞭然です。
アウトドアで使う蓄光テープとしてオススメなのはテサテープのアンチスリップテープ蓄光です。ほとんどの蓄光テープが屋内専用のため雨や露などの水分ではがれる可能性があるのですが、このテープは屋内・屋外用となっており、安心して使用できます。
夜テントも安心LEDワイヤーライト
テントの中で少し夜更かしをしたり、眠る前に寝袋などの位置を確認するために、テントの中はなるだけ明るくできるように準備が必要です。LEDワイヤーライトは省電力で明るさを確保。さらにロープに撒きつけておくと夜でもロープにひっかけることはありません。
おすすめなのはUSBで使えるSalcarのLED銅線ワイヤーライトです。クリスマスに住宅や庭の木のイルミネーションに使われるワイヤーライトは、防滴仕様なので外に出しっぱなしでも問題ありません。モバイルバッテリーで一晩は使えるので余計な電力を使わなくてもOKです。
キャンプで快適に寝るための便利グッズ4選
ビギナーに多いスタイルは、テントの床にそのまま寝袋と思われます。一度寝てみると家のじゅうたんやタタミの上と違い、寝づらさを感じる人は多いのが現状です。アウトドア=不自由さではありません。便利グッズを使えば快適な空間に変えることができます。
地面のゴツゴツを感じないエアマット
土の上にダイレクトに寝ると、寝袋を挟んでも地面のゴツゴツを感じてしまいます。その原因の凹凸をオフセットしてくれ便利グッズがエアマットです。空気が凹凸を緩和してくれるので、その上に寝袋で寝てみると寝起きの快適さがまったく違います。
おすすめなのはDODのキャンピングマットCM2-64です。エアバルブを緩めて広げるだけで自動的に膨らむインフレータブル方式のマットはエアポンプで膨らます必要がありません。ダブルサイズなので一人で寝てもゆったり就寝できます。折りたたみ時には直径18㎝高さ58cmのコンパクトさで持ち運びに便利です。
収納時にあると便利、コンプレッションベルト
撤収時に寝袋を袋に戻そうとすると、どうしても空気が残った部分が膨らんだままで、なかなか入れることができなかった経験はありませんか?ファミリーでいくと人数分の寝袋があるので撤収はスムーズにしたいですよね。コンプレッションベルトさえあれば一人でも寝袋を袋に戻せる時短で便利なグッズです。
キャンプに持っていくオススメのコンプレッションベルトはユニフレームの130cmです。こちらは寝袋を袋に入れておく間は寝袋を縛るものとして、それ以外の時間はユニフレームのフィールドラックを重ねたものなど、キャンプグッズを固定しておくのに使えます。
地面から上に物も置けて就寝時には地面の熱を感じないコット
コットを使うとキャンプの就寝は快適になります。地面から数cmの空洞を作ってくれるので夏キャンプでは風を通すことで涼しく、冬キャンプでは地面からの冷気をダイレクトに感じることなく眠りにつけます。就寝以外の時間も一時的な物置き場所として重宝します。1台2役はまさに便利グッズといえます。
オススメのコットはコールマンのコットトレイルヘッドコットです。安心のアメリカ大手ブランドのコールマンは設置が簡単。軽量で丈夫な高密度スチールのフレームはしっかりした造りで安心して寝ることができます。携帯電話や財布を入れるためのサイドポケットも使い勝手が良いです。
快眠に導く耳栓&アイマスク
キャンプの夜は星空を見たり、キャンプファイアーで語ったりと夜更かししがちです。またテントの中でみんなで寝ると気配が気になってしまいます。プライベート空間を保つために便利なグッズ、JPGoodsの耳栓とアイマスクセットをおすすめします。
調理ストレスを軽減してくれる便利グッズ5選
昼過ぎからキャンプの設営をしたとしても夕食と朝食は作らなくてはなりません。むしろキャンプでおいしく食事を楽しめないと、キャンプ自体が楽しくありません。スムーズにアウトドアで調理をするためのサポートグッズを紹介していきます。
火おこし器
キャンプ料理と言えばバーベキュー。バーベキューを始めるにはまず炭に火を付けなくてはなりません。置いた炭に種火をつけて、うちわを必死に仰ぐのは大変ですよね。そんな時に便利グッズの火おこし器を使うと放置するだけで炭がついてくれる便利なグッズです。
火おこし器のオススメはキャプテンスタッグが出しているバーベキュー用 火消しつぼ 火起し器 セット UG-3245です。下から上に空気の通り道を確保して火おこし器の中に炭を置き、下に火をつけた着火剤を置くだけ。そのまま15分程度放置しておけば煙突効果で炭全体に火がつきます。
この商品は火消つぼもセットでついているので、余った炭をつぼに入れて消火すると消し炭の状態になり、次のキャンプでとても火付きが良い炭として再利用できます。火おこし器は火消つぼの中にすっぽり収まってくれるので収納性バツグンのグッズです。
焼きそばシート
バーベキューグリルを使った後の掃除がめんどうだ!と思う人にオススメの便利グッズです。厚手の焼きそばシートをグリルの底面と側面に敷いておけば炭の灰が使用後もグリルにほとんどつかずふき取るだけでOKです。さらに網の上におけば簡易的な小鍋として活躍してくれます。
オススメの焼きそばシートはアウトドアブランドのLOGOSが販売している焼きそばシートです。見た目はアルミホイルですが、厚さが0.04mmと普通のアルミホイルの4倍程度の厚みがあるので鉄板代わりに使用できます。
この製品は成型ができるのでスキレットのようなお鍋型にすることで、耐熱テーブルや鍋敷きがあればそのままサーブも可能。使い終わった後は丸めて捨てることもできます。キャンプ上級者は捨てる前に、丸めた状態で金タワシとしてグリルの網をゴシゴシと掃除される方も多いです。
耐熱サイドテーブル
熱い鍋や料理をそのまま木や樹脂のテーブルに置くと天板が熱で溶けたり曲がったりしてしまいます。でも食べ物が入ったものをそのまま地面に置くのは衛生的に気になりますよね。メインのテーブル以外に耐熱サイドテーブルがあれば熱いものを一度置いたり、焚き火のそばに置いたりとキャンプで活躍する便利グッズです。