笑’s【sho’s】とはどんなメーカーなの?
「笑’s」は、キャンパー兼デザイナーでもある創業者の手によって作り出されたアウトドアブランド。歴史の浅いメーカーなので決してラインナップが豊富なわけではありませんが、手作りの完成度の高いアイテム展開によってユーザーを獲得している人気ブランドです。
笑’s【sho’s】は町の板金屋さんが原点
「笑’s」は、創業50年を迎える町の板金屋さんを原点とするアウトドアブランドです。2代目社長の笑一さんのアウトドア趣味が高じて、板金の端材から焚き火台を自作したことが始まりで、創業者へのキャンプ経験を生かしたオリジナル商品の開発が魅力です。
使用者の目線に立って、「自分自身がほしい、あったら便利と思えるような」製品開発を行っているブランドです。
「焚き火といえば笑’s」で人気ブランドに
「焚き火といえば・・・」といって名前が出てくるようなメーカーを目指している笑’s。環境への配慮やアウトドアの現状を加味しながら、本当に必要だと思えるようなアイテム開発を行うことによって、そのコンセプトに共鳴したユーザーから支持を得ているブランドです。
人気商品である「B-6君」をはじめとして、環境への影響を最小限に抑えつつコンパクトで軽量なアイテム開発が魅力。
笑’sのアイテムはこだわりの結晶
自身もアウトドア愛好家である笑一さんの手によって手作りされているアイテムの数々は、まさにこだわりの結晶です。製品の一つ一つに自身の経験とそこから生まれたアイデアが詰まっています。
商品はアウトドアマン社長のアイデアから
笑’sのアウトドアギアの特徴は、通常の焚火台などならパーツ同士の接続で使用しているような蝶番、溶接加工を一切施していないことです。
創業者である社長自らのアウトドア経験に基づき、「こんなアイテムがあったらいいな」を形にする商品開発を行っているため、細部までこだわりぬいたアイテムが生まれるのです。
「焚き火はエコ」の精神とあふれる「焚き火愛」
キャンパーならご存知の方も多いと思いますが、最近はどこのキャンプ場でも「直火禁止」となっており、焚き火は地面への悪影響を与える行為とされています。
また、現代では熱源を得る方法は多岐にわたるため、わざわざ面倒なことをしてまで焚き火をしたいという方も少なくなり、焚き火自体の人気が下火になりがち。
そんな現状の中で、笑’s創業者である笑一さんは、アウトドアにおいて焚き火は人の心を癒し、おいしい料理を作る必要不可欠なものと考えている生粋の焚き火スト。化石燃料を使ったバーナーなどと異なり「焚き火はエコ」であるというのは本当のことです。
笑’sの製品は、焚き火を愛する笑一さんの「焚き火はエコでありアウトドアに大切なものである」という精神を伝えるアイテムなのです。
焚き火をするならタープは難燃性のものを!
笑’s社長も主張する「焚き火はエコ」の真実
「焚き火はエコ」といわれて戸惑う人もいるかもしれません。焚き火に限らず、ものを燃やすと当然のことながら、燃焼の化学反応によって二酸化炭素が発生します。温室効果ガスの一つである二酸化炭素を発生させながらも「エコ」であるというのはどういうことなのでしょうか。
焚き火のイメージ
焚き火というと、薪を燃やしてもうもうと黒い煙を出しているというイメージがあるという人もいるのではないでしょうか。
最近は、焚き火をすることによって地中の微生物を死滅させてしまうので環境に悪影響を与えているともいわれることがあり、「焚き火はエコでない」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
カーボンニュートラル
そんな焚き火へのイメージを変えてくれるのが「カーボンニュートラル」という考えです。これは、石油燃料と異なり、天然の木材から得られる薪などのバイオマス燃料は、大気中の炭素量変化において「ニュートラル(=中立)的な存在である」という考え方です。
一般的に、ものを燃焼させると発生する二酸化炭素ガスは、地球温暖化に影響する温室効果ガスとして有名ですね。この二酸化炭素は、植物が光合成をする際に吸収され酸素として排出されます。
つまり、このとき失われた炭素原子は植物の中に蓄積され、植物の成長に役立てられているということです。そのため、光合成によって得られた炭素をもとにして成長している植物を燃料として燃やしても、大気中における全体的な炭素量は変化しないと考えることができるのですね。
焚き火のやり方をマスターしたい人必見!
笑’sギアの4つの特徴と理念
笑’sのアイテムは、様々なアウトドアシーンに対応することができる汎用性やパッキングのしやすさ、機能性を兼ね備えています。さらに、環境への配慮も兼ねたデザインによって、環境への悪影響を最小限に抑える設計となっています。
①環境性能 ローインパクト
直火が環境に悪影響を与えるといわれる原因は、「焚き火による高温で地中にいる微生物が死滅してしまう」といわれているためです。これについては実は科学的実証は得られていないのですが、今や地面に直火で焚き火をしないというのは国内外共通の認識。
そこで笑’sの焚き火台は地面が焚き火台から発生する熱によって受ける影響を最小限に抑えるために、燃焼部分と地面との距離が十分に取れる設計となっています。
②燃焼性能 ハイパワー
笑’sのアイテムは、実地でのテストを通して性能が保証されています。焚き火の燃焼効率や排気性能を考慮してデザインされているため、コンパクトでありながらも高い燃焼性能を誇る魅力的なアイテムが豊富です。
③耐久性能 タフネス
焚き火台やストーブなどの熱が直に加わるアウトドアギアでも、蝶番や溶接を用いて加工されているアイテムは多く存在します。しかしながら、こうした加工を施すことによって、熱変形を起こしやすく耐久性を損なっているアイテムが存在することも事実。
笑’sのアイテムはいずれもパーツ一つ一つ組み立て式であるため、上記のような加工を施していません。これによって、長く使うことのできるタフなアイテムを作り出すことができているのです。
④携行性能 軽量コンパクト
ブランドのアイテム最大の魅力は、軽量かつコンパクトであるということ。ソロやツーリングキャンプ、登山などのような場面で必要な火力を持ちつつも、携行性に優れた軽量でコンパクトなアイテムは、様々なシーンで活躍させることができます。
笑’s厳選おすすめ商品①:焚き火グリル・オプション9選
笑’sと聞いたらB-6君が思い浮かぶという人も多いのではないでしょうか。このブランドのアイテムの強みは、軽量かつコンパクトであるということ。ソロキャンプにぴったりな焚き火台のご紹介です。
コンパクト焚き火グリル「B-6君」
笑’sの人気コンパクトグリル!
アウトドアブランド「笑’s」の超人気商品といえばこれ。漫画『ゆるキャン△』2巻で登場人物の志摩りんが使用したことでファンの間でも話題のB-6君です。
その名前は、「折りたたむとB-6サイズになる」ことから命名されており、極薄のステンレス板によって作られているため、非常に軽量かつコンパクトに収納できます。熱で壊れやすい蝶番などは一切使っていませんが、部品を組み立てることで簡単に設営することができます。
スペック
- 収納時サイズ:181*122*18mm
- 使用時サイズ:215*122*165mm
- 重量 :500g
- 材質 :0.6mm厚ステンレス リベット
- 静止耐荷重 :10kg
Mr.B-6 All Titanium Grill plate setⅡ
人気商品のオールチタンバージョン
中で焚き火をすると、焚き火の炎の光によって、側面の「TITANIUM」の文字が浮かび上がるグリルです。オールチタン製のため、ステンレスのものよりもさらに軽量かつさびにくいです。
こちらはチタニウムメッシュプレートとグリル台のセットとなっており、ソロキャンプやツーリングなどでも気軽にBBQなどを楽しめる仕様となっています。
スペック
- 収納時サイズ:181*122*18mm
- 使用時サイズ:215*122*165mm
- 重量 :本体240g / チタンメッシュ60g
- 材質 :0.5mm厚チタニウム
- 静止耐荷重 :10kg
焚き火グリル「A-4君」
一回り大きくなった焚き火グリル
B-6君よりも大きいサイズの組み立て式焚き火グリルです。その名前の通り、折りたためばA-4サイズになるというこだわりはそのままに大型化しています。サイズが大きめになっている分、材質のステンレス板の厚みも増しており、それに伴って重量も増えています。
スペック
- 収納時サイズ:292*206*20mm
- 使用時サイズ:365*206*290mm
- 重量 :1900g
- 材質 :0.8mm厚ステンレス リベット
- 静止耐荷重 :10kg
コンパクト焚き火グリル「B-GO」
B-6 A-4サイズと来れば次は・・・
B-6、A-4ときて次はB-5(GO)サイズのグリルです。B-6君の大きさの大体2倍程度のサイズということで、使用時のサイズ感、収納感ともにB-6君とA-4君の中間程度のサイズとなっています。
スペック
- 収納時サイズ:256*176*20mm
- 使用時サイズ:303*176*240mm
- 重量 :1150g
- 材質 :0.6mmステンレス リベット
- 静止耐荷重 :10kg
コンパクト焚き火グリル「ちび火君」
ちびとは言いつつもタフなつくり
ちびとは言っていますが、なかなかにタフな焚き火グリルです。B-6君と比較すると、収納サイズは少し厚みが気になるという程度でしょうか。使用時のサイズはB-6君より奥行き・高さがあり、正方形の筒を互い違いに重ねたようなデザインです。