メカニカルブレーキとは違う種類のブレーキを調整するダイヤルです。何段階かブレーキの効きがあり、1から10の数値になっているものも多く、数値が高いほどブレーキが最大に効き、低いほど効いていない状態で、0やFreeの場合はブレーキが全くかかっていない状態です。
ベイトリールの使い方のポイント②注意点
このリールは、ベイトロッドに取り付けて使用します。スピニングロッドにも取り付けることは可能ですが、様々な問題があります。ここでは、なぜ専用のロッドでないといけないのか、その理由を説明いたします。
ベイトリールにはベイトロッドを使用する
すべてのロッドはリールとのタックルバランスを考えて作られています。スピニングロッドにベイトリールを取り付けて使用すると、バランスが崩れてキャスティング時に手元からすっぽ抜けてしまうこともあります。
ベイトロッドの特徴は突起
ガイドはリールを取り付ける方向についているので、ベイトロッドは上向き突起しています。また、リールシートにトリガーがついているので、人差し指で引っ掛けることで、すっぽ抜けを抑制します。
ベイトリールの使い方のポイント③バックラッシュについて
このリールで多いライントラブルといえばバックラッシュです。この現象はスプールから放出されるラインの量より、スプールの回転のほうが速くなることで発生する現象です。ここでは、バックラッシュについて詳しく解説いたします。
バックラッシュ:キャスト直後
先に説明した通り、バックラッシュはスプールの回転がラインの放出を超えてしまうことで起こります。つまり、スプールをコントロールすることで抑えることができます。キャスト直後は、いつでもサミング(親指でスプールを押さえること)ができるように、構えておきましょう。
バックラッシュルアー減速時
キャストしたルアーが減速、とくに風が強い向かい風の時はバックラッシュに注意が必要です。ルアーが減速した時は、サミングを行います。コツとしては親指全体ではなく、スプールの端を親指の側面で触るようにすると、コントロールがつきやすくなります。
バックラッシュ着水後
ルアーが着水した時にスプールを解放状態にすると、そのままラインが放出されてバックラッシュの危険性があります。着水する瞬間にスプールを親指でしっかりと止めることで抑制することができ、同時にルアーの着水音も静かになるので、バスに警戒心を与えないためにも大事になります。
ベイトリールの使い方のポイント④ブレーキ設定
近年、各メーカーのリールに搭載されているブレーキシステムが進化していて、中には電子制御でブレーキをかけるタイプもあります。ここでは、バックラッシュを阻止するブレーキの設定方法や、ブレーキの種類を解説いたします。