パーミング(手にフィット)しやすいので、片手で使用することができます。例えばメタルジグや、重たいシンカーを使ったワームなどをシャクる縦の釣りの時に片手で操作することで、釣りに集中することができます。
ベイトリールの魅力③手返しがいい
とにかく片手でパーミングしやすいので、連続でルアーをキャストしやすいのが特徴です。これは、主にボートを使用する際に効果的で、例えば岸際をボートでゆっくり進みながらテキサスリグをピッチングするときになど、片手で撃てることで数多くキャストすることができるのです。
ベイトリールの使い方の6つのポイントを解説!
魅力がたくさんあるリールですが、スピニングリールと比べると操作がやや難しく、誤った方法で扱うとトラブルにも繋がるので、ここからは初めての人にもわかりやすく、使い方の6つポイントをあげて解説していきます。
ベイトリールの使い方のポイント①部位の名称
スピニングリールより操作に使うパーツが多く、初めて使う人は戸惑うかもしれません。操作方法の前に、ここでは各部位の名称をはじめ、それが釣りにどのような働きをしているのかを説明いたします。
ハンドル
形状はダブルハンドルが基本です。右利きの人は右向き、左利きの人は左向きのハンドルを使いますが、これはキャスティングする際に、重心のバランスの関係で、ハンドルが上に向くほうが安定するので、コントロールしやすくなるのです。
メカニカルブレーキ
ツマミでスプールの回転を抑制するメインブレーキです。ブレーキを強くするとバックラッシュの発生は抑えられますが飛距離が出ません。逆に解放状態にするとライントラブルのリスクが高まります。また、強く締めすぎると破損する恐れがあるので気をつけましょう。
スプール
ラインが巻いてある軸です。一番動力が大きい箇所で、スプールの回転が悪かったり、がたつきがある場合は、思うような釣りができません。また、部位の中でも重さがあるので、肉抜きされたカスタムパーツなどに付け替えて軽量化するアングラーもいます。
クラッチレバー
ルアーを投げる時に、親指でカチッと音がなるまで押さえると、スプールがフリーになり、ラインが放出されます。ハンドルを回すとロックされて巻くことができます。昔は、ボディの後方側面に配置されていましたが、片手で使いやすい親指で押さえる位置が主流になりました。
レベルワインダー
ラインを巻き取る際に、均等に巻き取れるように左右に動きます。レベルワインダーが壊れて精度が低くなると、スプールにラインが偏って巻かれてしまい、飛距離が出なかったり、バックラッシュの原因にもなってしまいます。