まず人差し指をトリガーにかけて、中指・薬指・小指はトリガーの後になるように持ちます。稀に人差し指と中指をかける方がいますが、2本かけてしまうとルアーにパワーが伝わりにくく、飛距離も出ないので、一番パワーが伝わりやすい人差し指がけをおすすめします。
ベイトリールの投げ方②クラッチを切る
トリガーに指をかけたら、次は親指でクラッチを切ります。クラッチを切った状態で指を離すと、スプールからラインが放出され、勢いでバックラッシュが発生する場合があるので、クラッチを切ったら、そのまま親指でスプールを止めておく癖をつけておきましょう。
ベイトリールの投げ方③投げる
クラッチを切ったら、いよいよ投げるだけです。ルアーは、タイミングよく親指を離すことで勢いよく飛びます。コツとしては、竿先を時計の針で見立て、10時から2時の位置で親指を離すイメージです。もちろんルアーが飛んでいる最中はバックラッシュ防止のサミングでコントロールしましょう。
ベイトリールを作ったシェイクスピア
大昔のベイトリールは、ギアがなく、ハンドルとスプールが直結しているので、ラインと巻き取りが遅く、クラッチやブレーキなどもないため、指でブレーキをかけてキャストするダイレクトリールと呼ばれるタイプしかありませんでした。
スプールにラインを均等に巻く技術を考案
大きく時代が変わったのは1896年で、釣り具メーカーのシェイクスピアの創設者ウィリアム・シェイクスピア・ジュニアが、スプールにラインを平均に巻き取るレベルワインダーを考案し、そのシステムが現行のほとんどのリールに採用されています。
バスフィッシングの時代を築いた名機「ワンダリール」
さらに彼はブレーキをかけているにも関わらずバックラッシュで悩む釣り人のために、新しくブレーキシステムを考案し、1939年に「ワンダリール」を作り、多くのアングラーが手にした大人気リールとなり、現在でもオールドファンから指示を受けています。
ベイトリールで軽いルアーを投げるベイトフィネス
冒頭で、リールの使い分けとしてベイトリールは重たいルアー、スピニングリールは軽いルアーを投げると説明しましたが、実はベイトタイプでも軽いルアーを投げることができる「ベイトフィネスリール」があります。
ベイトフィネスとスピニングリールの違い
ベイトフィネスは、太いラインで軽いルアーを投げることができます。スピニングリールを用いた釣りとの大きな違いが手返しの良さです。スレたバスを相手にする時、ルアーを小さくしたいけど、ラインは太く、そしてテンポよく攻めたい時などはスピニングより断然有利です。
ベイトフィネスはテンポよく軽いルアーが扱える
例えば、立ち木やウィードエリアなどのストラクチャー多いポイントで、ノーシンカーワームや軽いテキサスリグを、数多く撃ちたい時に有効です。もちろん、シャッドや小型のクランクベイトなどスモールプラグにも適しています。