デンバー国際空港に秘められた謎とは?空港内の壁画に込められた意味も

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また、二枚目の壁画でケースに閉じ込めらていた動物たちが外に出てきており、生き生きとした動きが表現されています。

すでに撤去された?

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デンバー国際空港のターミナルに飾られていた意味深な四枚の壁画は、2018年7月から始まったターミナル改装工事のため撤去されています。

現在は美術品保管庫に移動されていますが、2021年頃再びターミナルへ戻ってくる計画になっています。

「新世界秩序」(NWO)を象徴している?

意味深なモチーフがふんだんに描かれている四枚の壁画は、秘密結社イルミナティが提言している新世界秩序(ニューワールドオーダー)を象徴しているのではないかともいわれています。

新世界秩序とはどのような思想なのか、また壁画に隠された象徴を詳しくご紹介いたします。

新世界秩序(ニューワールドオーダー)

新世界秩序(ニューワールドオーダー)とは、もともとは国際政治学の中で使われている用語で冷戦状態に変わる新しい秩序の保ち方を提言したものでした。

一方でイルミナティが提言しているものは、地球上から選ばれたごく一部の人間によって政治を行い統一国家を建設しようとしているものです。

三つの棺

二枚目の壁画に描かれている棺に横たわる女性はそれぞれアフリカ人、インド人、ユダヤ人を表現しています。イルミナティはこれらの人種はマイノリティであり、滅ぶべきであるとまで提言しています。

崩れたビル

二枚目の壁画右下に描かれている崩れたビルは、9月11日にアメリカで発生した同時多発テロによって崩壊した貿易センタービルを表現しています。

イルミナティは現在まで様々な場面に、9.11を表しているモチーフを紛れ込ませてきています。

中央の少年

三枚目の壁画でハンマーを振り上げている少年が来ている服には共産主義を表すとされるマークが書かれており、イルミナティは統一国家が世を治める共産主義を提言しています。

また各国の国旗にくるんだ武器を渡している点からも、統一国家の設立を表していることがうかがえます。

デンバー国際空港の上空からの形

出典:PhotoAC

デンバー国際空港は目に見えるモチーフ以外にも、空港の敷地全体に謎が隠されています。不可解なほどに広い敷地に備わった6本の滑走路や建物を上空から見下ろした時、スワスチカの形に作られています。

スワスチカは生命を表す卍(まんじ)を反転させたもので、ナチスドイツがハーケンクロイツとして象徴に利用していました。

ハーケンクロイツとは?

ハーケンクロイツは仏教やヒンドゥー教で幸せや生命を象徴していた左卍を反転させたもので、鈎が右側に向かっていることから右卍や鉤十字とも呼ばれています。

ドイツ人の考古学者が遺跡から左卍のマークを発見して力や死を象徴する右卍を使用するようになり、それをナチスがシンボルとして採用して国旗などに使用しました。

ナチスとの関わりがあるのか

ナチスとのかかわりについては空港の建設において多額の出資を行ったのがナチスではないかといわれています。

デンバー国際空港には新世界空港委員会という団体が多額の出資をして建設に携わったことが書かれていますが、存在しない団体であることが明確になっています。

デンバー国際空港の石版

デンバー国際空港には秘密組織やナチスの陰謀を思わせる謎がちりばめられていましたが、フリーメイソンはとても分かりやすく存在感を示しています。

空港に組織のシンボルマークを示した石板が設置されているのです。石板に込められた意味深な象徴をご紹介いたします。

フリーメイソンのシンボル

組織のシンボルマークは複数のものが組み合わさって、ピラミッドのような形を作っています。フリーメイソンは石工の集団から発生した団体であることから、仕事道具であったコンパスや定規をモチーフにしているといわれています。

また中央の目はエジプト神話に登場するホルスの目を表しています。組織のシンボルマークとなっているのは左目で別名をプロビデンスの目といい、かつては教会に設置されていたものでした。高い場所からすべてを見通すという意味が込められています。

フリーメイソンの集会所になっている?

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フリーメイソンは世界各地に存在していますが、活動の拠点となっている場所をグランドロッジといいます。組織のシンボルマークが記された石版は空港のグランドロビーという場所に設置されています。

このことから、組織の会員が集会所として利用するために石版を設置したのではないかといわれています。

日付にも意味が

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組織のシンボルマークが描かれた石版には、MARCH19.1994という謎の日付が記されています。書かれている日付をひとつづつ足していくと33という数字になりますが、3は組織にとってとても大きな意味を持つ数字として知られています。

組織の階級にも使われている33が唐突に表れる石版は、多額の出資をした団体によると遠い未来の2094年、コロラドに住む人々に贈られたプレゼントであるという表明がされています。

なお現在石版は四枚の壁画とともに改修工事に伴って撤去されていますが、石版を大きく写したポスターが掲げられています。

デンバー国際空港のアヌビス神の像

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デンバー国際空港にはブルーマスタングのほかにもう一体、謎を呼ぶ像が設置されています。全長7メートルもの巨大なサイズのアヌビス神の像がメインターミナル近くの敷地に鎮座しているのです。

アヌビス神についてやなぜアヌビス神が設置されたかという説について詳しくご紹介いたします。

アヌビスとは?

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アヌビスとは古代エジプトの神話に登場する神で、イヌ科を思わせる動物の頭を持った姿で描かれています。冥界の主でありミイラづくりを行う神とされており、遺体が腐敗しないように用いるタールの影響で黒い体で表現されます。

冥界をつかさどっていたりどことなく不気味さをまとっているアヌビス神ですが、エジプトでは死者の魂を守り薬学に精通した神として古くから崇拝されており、ピラミッド内の壁画などにもよく描かれています。

なぜアヌビスなのか?

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現在のところなぜアヌビス神の像が設置されているのかに関して空港から明確な答えはありません。しかし空港内の随所に死を思わせるモチーフがちりばめられている点から、新世界秩序によって大量に死者が出て大勢の魂を運ぶためという説がささやかれています。

デンバー国際空港にまつわるアメリカでの陰謀論

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様々な謎があるデンバー国際空港があるアメリカでは、空港の設立された理由やモチーフについてミステリーファンの間で様々な議論がなされています。

宇宙人の侵略に備えた説やナチス暗躍の布石などの説の中から、暗躍する秘密結社や団体の陰謀ではないかとの説をご紹介いたします。

裏の犯罪グループ「ディープ・ステート」

ディープ・ステートは古くから存在しているといわれる組織で、アメリカ政府の体制に異を唱え政権を剝奪しようと暗躍しています。

その正体はイルミナティで新世界秩序を実現させるための基地として、デンバー国際空港を建設したという説があります。

匿名の「Q」たち

近年アメリカのインターネット掲示板に登場した匿名の人物を発端として、日の目を見ることになったQという存在があります。Qはトランプ大統領を熱烈に支持しており、Qに賛同したQアノンと呼ばれる匿名の人物はアメリカを動かせるほどの人数に膨れ上がっているのではないかといわれています。

ディスマン

ディスマンは世界中の人々の夢の中に現れる謎の人物です。太い眉が特徴的な男性で、2006年頃のニューヨークから噂が広がりました。

夢の中でその男性を見たという人が世界各国で2000人を超えており、THISMAN(ディスマン)と名づけられました。デンバー国際空港はディスマンから指示されたのではないかという噂が存在しています。

フリーメイソンとイルミナティ

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デンバー国際空港に数多くの謎をちりばめ、その存在が示唆されているイルミナティとフリーメイソン。ダンブラウンの著書でどちらも取り上げられたため、多くの人々からその存在を知られるようになりました。

謎多きこの二つの組織についてどのような組織なのかをご紹介いたします。

フリーメイソン

この組織は16世紀から17世紀に設立されたといわれる石工の集団に端を発しており、会員数は600万人にも上る巨大組織です。

当初は石を組み上げる際の技術を相伝する為に作られた団体でしたが、現在の活動内容がはっきりしない点や入会儀式など様々な謎を呼んでいる組織です。

イルミナティ

この組織は18世紀ごろに誕生した組織で、フリーメイソンの一部団体が派生したものではないかとされています。

フランスの神父から断罪されたことをきっかけに、悪魔崇拝を行っているではないかとのうわさが広がっていきました。

イルミナティは、同時多発テロやトランプ大統領の当選など未来予知をしたかのような事柄をひそかに発表しています。人工地震や核戦争によって新世界秩序を実現させようと暗躍している組織として、陰謀論者から熱い支持を受けている秘密結社です。

デンバー空港で愛される青い馬グッズ

不気味な存在感を放つデンバー国際空港の青い馬、通称ブルーマスタングですが空港ではマスコット的存在になっており、タトゥーの柄としている人も見受けられます。

ブルーマスタングをモチーフとしたグッズなども販売されていますので、一部をご紹介いたします。

Tシャツなどの衣料品

ブラックの背景に青の存在感が映える、シンプルなデザインのTシャツです。同デザインでホワイトのTシャツや帽子も取りそろえられていますので、キーホルダーなどの小物と合わせてトータルコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ドリンクボトル、レストランのメニューなどのフード

空港内のショップでは、ブルーマスタングを模した個性的なデザインのボトルが販売されています。またクッキー等のお菓子やレストラン内のメニューにもブルーマスタングをイメージしたものがありますので、ぜひ記念に味わってみてはいかがでしょうか。

謎だらけのデンバー空港

いかがでしたでしょうか。デンバー国際空港は現在大規模な改修工事を行っており、今回ご紹介した以上の謎がさらに隠されているのではないかといわれています。

ぜひその謎を探しに、実際にデンバー国際空港に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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