北アメリカやカナダを主な生息地としているラッコも絶滅危惧種に指定されています。貝を石で割って食べる愛くるしい姿が日本の水族館で人気でしたが、現在はなんとピーク時の9割が水族館から姿を消しました。
ペットとしても人気「ゴールデンハムスター」
ペットとして人気のゴールデンハムスターは野生下では絶滅危惧種です。国交が不安定なシリア・トルコが生息地で、地元では畑を荒らす害獣として駆除対象とされている背景から個体数が減少しています。
世界の絶滅が危惧される動物(南米・アフリカ編)
アフリカや南米地帯に連なるサバンナや砂漠地帯を生きている動物たちは、日々弱肉強食の中で懸命に生活しています。そんな中で無情にも現在、絶滅の危機に直面している動物をこちらでご紹介したいと思います。
個体数が急激に減少「アフリカゾウ」
アフリカのサバンナや森に生息している陸生最大の種ですが、すでに絶滅した国も複数あり、他の国でも急速に減少しています。その原因は象牙を目的とした乱獲や干ばつによる水不足等にあります。
地上最速の哺乳類「チーター」
アフリカ全域に生息する、時速120kmで走る最速の動物として名高いチーターも絶滅の危機に瀕しています。餌となる動物が人間の食用でもあるため狩りが困難になっており、その影響で個体数が減少しています。
白×青の姿が美しい「マダガスカルサギ」
日本では全身が白く優雅な出で立ちで知られているサギですが、アフリカ全域に渡って生息しているマダガスカルサギは白と青の色彩が非常に綺麗です。環境破壊による生息域の減少によって絶滅の危機にあります。
世界の絶滅が危惧される動物(アジア・オセアニア編)
比較的温暖な地域も多いアジア・オセアニア地域ではありますが、人的要因によって生息数が少なくなり絶滅の危機にある数は多いです。そんな中でも特に注目すべき動物たちをご紹介したいと思います。
愛くるしい姿が人気「ジャイアントパンダ」
中国・四川省原産の日本でも大人気のジャイアントパンダは絶滅が危惧されていることで有名です。毛皮目当ての狩猟が原因で20世紀には絶滅寸前でしたが、中国・日本を中心とした保護活動により生態が守られています。
懐っこい性格の「キタケバナウォンバット」
オーストラリアに生息するウォンバット種のうち唯一、絶滅危惧種に指定されているのがキタケバナウォンバットです。家畜の放牧増加により餌となる草が減少したことで生息地が狭まり個体数が減少しています。
数千マイルも移動する「アオウミガメ」
砂浜での産卵姿が印象的なウミガメは全般が絶滅の危機にあり、太平洋やインド洋などの熱帯・亜熱帯海域を生息地とするアオウミガメもその一つです。その原因は産卵場所となる最適な自然砂場の減少にあります。
“ピカチュウ似”と話題「イリ・ピカ」
クリッとした目と特徴的な耳がピカチュウそっくりでなのが、中国の絶滅危惧種であるイリ・ピカです。2014年に約30年ぶりの目撃情報が入り話題となりました。大気汚染や経済開発により生息数はごく僅かです。
鳴き声がかわいい「ユキヒョウ」
チベット山脈などの標高の高い場所に生息しており、猫のように鳴く可愛らしさを併せ持ったヒョウの仲間です。生息域での家畜増加による餌の減少や狩猟などによって個体数が減少し絶滅危惧種に指定されています。