絶滅危惧種は約2万6千種以上!平成に絶滅した有名動物とは?

環境汚染や海洋汚染は個人ではどうにもならないと諦めてしまうかもしれません。しかし個人の意識を改善していくことこそ生物の危機を脱却するための大事なポイントである事を忘れてはいけません。プラスチックの使用をなるべく避ける、エコバッグを利用する等、小さな事をコツコツ積み上げていく事が大事なのです。

あの有名な動物も! 平成の間に絶滅した主な動物7種

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生物の絶滅が加速している昨今において、約30年間の平成においてすでに絶滅種に指定された動物たちが存在します。数多くの中から今回は7体をご紹介しその原因について触れていきたいと思います。

2012年に絶滅「二ホンカワウソ」

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日本全国に生息していましたが、毛皮目的の乱獲で個体数が激減しました。1928年の捕獲禁止令においても減少は止まらず、1975年に愛媛県で保護されたのを最後に目撃例はなく、2012年に絶滅種に指定されました。

2011年に絶滅「アフリカの西クロサイ」

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西アフリカのクロサイ亜種である西クロサイは2011年に絶滅しました。同じくアフリカに生息する北シロサイも絶滅寸前で、原因は高価な角を目的とした密猟です。IUCNによる保護策を徹底していれば絶滅は免れたそうです。

1994年に絶滅「ジャワトラ」

ジャワ島の固有種であるジャワトラは、開発による森林伐採に端を発し、餌場の減少や資金目的による狩猟、害獣駆除と銘打った毒殺が横行しました。1984年の目撃例を最後として、1994年に絶滅種に指定されました。

2008年に絶滅「カリブモンクアザラシ」

カリブ海に生息していましたが、1952年の目撃を最後に50年間目撃例はなく、2008年に絶滅種に指定されました。アザラシとしては唯一の人的要因による絶滅種であり、脂肪から抽出される油を求めて乱獲されました。

2000年に絶滅「スペインアイベックス」

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イベリア半島に生息しており、4つの亜種の内2種が1982年と2000年に絶滅しました。2003年には、絶滅した亜種の皮膚サンプルのDNAから復活を目指してクローン実験を行いましたが、成功しませんでした。

2006年に機能的絶滅宣言「ヨウスコウカワイルカ」

長江流域に生息していた淡水域に生息するイルカで「長江の女神」として神聖視されていました。漁網に絡まって捕獲されたり、水質汚染などが原因として2002年の目撃を最後に、2006年に「機能的絶滅」が宣言されました。

「機能的絶滅」とは

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生息は確認されているものの、オス・メスのどちらか一方のみしか生存していないために、繁殖活動が不可能となり個体数を増やすことができず繁殖機能を失ってしまった状態のことを「機能的絶滅」といいます。

2010年に絶滅「ワキアカカイツブリ」

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マダガスカル島に生息していたカイツブリの固有種です。生息域の環境破壊や他の亜種との交雑、外来魚のプラーチョン(雷魚)の影響によって1985年に発見されたのを最後とし、2010年に絶滅種に指定されました。

近い将来見られなくなる……!? 世界の絶滅が危惧される動物(欧米編)

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約2万6000種もの動物が絶滅の危機にある中には、誰もがよく知る動物や初めてその名を聞いた動物など様々です。まずこちらではアメリカ・ヨーロッパ地域に生息する絶滅が危惧されている動物をご紹介します。

北極の王者「ホッキョクグマ」

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カナダ、ロシア、ノルウェーなどの北極圏に生息している白い毛が特徴のクマです。近年個体数が減少傾向にあり、地球温暖化による海氷の減少で生息域が狭まってきていることから、絶滅の危機に瀕しています。

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