発光するマツカサウオって知っている?硬い鱗を纏った魚が絶品だった。

沖縄の美ら海水族館や、横浜八景島シーパラダイス、すみだ水族館など、全国の水族館でその姿を見ることができます。北陸の魚津水族館は世界で初めてマツカサウオの発光が発見された場所で、吉澤庄作先生が論文を発表されました。発光することが発見されたのは、1914年で、魚津水族館が停電となった時に偶然見つけられたそうです。発光力は弱く、なかなか発光しているところをじっくり見ることは難しそうですが、その黄色と黒のコントラストと小さな姿で泳ぐ姿は愛らしく、水族館でも人気の魚です。

こちらは稚魚。5㎝ほどの小さな姿がとても愛らしいですね。

ダイバーにも人気なマツカサウオ

沖縄や伊豆のダイビングスポットで運が良ければ見ることができます。

マツカサウオは稀種に該当し、限られたポイントと場所のみで年によって出たり出なかったりする魚です。沖縄では5月ごろから稚魚を見ることができるようです。水温が上昇してくると、100円玉ほどの小さなマツカサウオの稚魚がみられます。このサイズがみられるのは5~6月のこの時期のみで、そのあとはどんどん成長してしまうようです。といっても大きくなっても15㎝程度なのですが。また、伊豆半島全域のダイビングスポットでも見ることができるようです。以前にくらべると伊豆半島でも見られる機会が少なくなっているようです。ダイビング中にマツサカウオを発見できたら嬉しいですね。

発光魚の仲間たち

NEXT 発光魚の多くは深海に潜んでいます。