ハクキンカイロの使い方や仕組み解説！経済的でエコな魅力をたっぷり紹介！

ハクキンカイロを使ってみよう！

この記事に目をとめていただいた方の中には「ああ懐かしい名前」って思われた方と「何それ？」って言う方の両方がいるかと思います。一時は使い捨てカイロに押され名前を聞くこともなっていましたが、エコでクリーンなため最近少しづつ見直されてきています。

ハクキンカイロは90年以上の歴史がある超ロングセラー

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これは1923年に大阪で創業した会社が製造販売する商品です。創業と同時に販売が開始されたので実に90年以上続くロングセラーです。1962年に南極観測隊が持って行ったことで一気に日本人にとって馴染みのある名前となりました。

名前の由来は発熱のカギになる本体の白金（プラチナ）

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この商品は燃料式の懐炉ですが熱を発生させるためにプラチナの触媒を使い化学反応で出る熱を利用しています。このように触媒に白金を使っていたことから「白金懐炉」の商品名で販売されて現在に至っています。

ハクキンカイロの便利さと魅力

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あまり聞いたことがない名前だけど、とても歴史のある商品だということはお分りいただけたと思います。しかし90年以上も販売され売れ続けているのにはそれなりの理由があります。このカイロを使うメリットって何なのか？その魅力を解説します。

熱量カロリーは使い捨てカイロの約13倍！

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寒いときに体を温めるためのアイテムなので、本体自体がどのくらい熱量を発熱できるのかはとても重要です。このカイロは一般の使い捨てタイプのものに比べおよそ13倍の熱量を発生します。そのため特に寒冷地などでの使用においては効果は抜群です。

ベンジン燃料25ccで最大24時間使用可能！

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発熱量が大きいのにそれに必要とされる燃料の少なさも大きな特徴です。ベンジンたったの25ccで最大約24時間も安定して暖かさを保ってくれます。とても燃費のよい商品ということが言え、一日中野外で活動するようなシーンでも途中で燃料補給する必要がないため非常に重宝します。

燃料補充で繰り返し使えるので経済的！

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3つ目の魅力はロングライフな商品であるということです。燃料がなくなればベンジンを注油してあげることで何度でも使用できます。捨てる必要がないので環境にも優しくエコでもあります。しかも燃料だけでなく全ての交換部品をメーカーが持っていてくれるのでメンテナンス性も抜群です。

ハクキンカイロはこんなシーンで活躍

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使い捨てタイプのものよりも暖かくて、しかもその暖かさを長時間保ってくれるこのカイロは屋内・屋外問わず寒い季節には大活躍してくれます。では具体的にどんな時に使うと便利なのかおすすめの使用シーンをご紹介しましょう。

寒い時期のアウトドアに

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冬のキャンプでは焚き火以外に暖をとる手段がないので1つあるととても重宝します。寝る時もシュラフの中に持って入ればぐっすり眠ることができます。そのほかじっと座って待つ時間の長い釣りやスポーツ観戦のお供にも活躍します。ゴルフでもポケットに入れておけばカートでの移動中やパッティングの際にかじかんだ手を温めてくれます。

通勤通学や外でのお仕事に

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自転車や徒歩での移動がある通勤・通学などでもこのカイロが活躍してくれます。北風が吹くバス停でじっとバスを待っている時などこれがポケットにあるのとないのでは大違いです。また工事関係の現場など一日中外で過ごさないといけないようなお仕事でも長時間暖かさを保ってくれるありがたい存在です。

手・足腰の冷え性の方に

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このカイロが便利に使えるのはなにも屋外だけではありません。自宅やオフィスでも手や足腰が冷え性で困っている方には便利なアイテムです。しかも表面的に温めてくれるだけでなく、遠赤外線の効果で体の芯から温めてくれるところがありがたいです。

寒い冬のソロキャンプでの防寒対策に関する記事はこちら

ハクキンカイロの発熱の仕組みは？ベンジンは危なくない？

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アウトドアや生活の中のいろいろなシーンで便利に使えそうなので試してみたいけど、ベンジンを使っているし中で燃えてて危なくないの？と疑問を持たれる方もいるかと思います。そこでどのように熱を発生させているのかについて解説いたします。

仕組み①発熱は火ではなく触媒の化学反応熱

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ベンジンを使用していると言っても、カイロの中で炎が出ているわけではありませんのでご安心ください。下でもう少し詳しくご説明しますが、触媒燃焼という化学反応によって発生した熱を使っています。

仕組み②ベンジンと白金を化学反応させて発熱

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ベンジン（炭化水素）と水素に対して触媒効果の高いプラチナ（白金）を使うことで、触媒燃焼という化学反応により熱を発生させています。普通に燃料を燃やすと短い時間で燃え尽きてしまいますが、この触媒燃焼を用いることによって先の説明にもあったように25ccという少量のベンジンで長時間の発熱持続を実現しています。

ハクキンカイロは環境にも優しい

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給油して繰り返して使えるので、使い捨てのものと比べてもとても環境に優しい商品である事は上でもご紹介しました。しかし環境に優しいのはそれだけではありません。その理由について解説しましょう。

燃料を燃やさないので窒素酸化物（排ガス）の発生なし

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前の章での解説でもあったように燃料を直接燃やさず触媒を使った燃焼を行っています。この触媒を使った燃焼の特徴は、使わない場合の燃焼と比較してとても低い温度で行えることで、それによりNOX（窒素酸化物）が発生する恐れがないのです。

ハクキンカイロはメーカー永久保証サービス

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この商品の魅力は単に他よりも暖かく長時間使え繰り返し使用できる、という機能的な魅力だけではありません。「永久保証サービス」という他でもあまり例を見ない顧客に対する姿勢も、このメーカーの大きな魅力の一つです。

初期型から最新型まで互換性のある火口

初期型が発売された大正12年から現在の最新型に至るまで、商品としての様々な工夫や改善が実施されてきました。しかし基本的な設計思想は一貫して変わっておらず、例えば主要な交換部品である「火口」についてはどの年代のモデルでもその互換性を保っており相互に使用が可能です。

交換部品もすべてメーカーでストック

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上の火口にかかわらず関連するすべての交換用部品は、いづれ必要になってくるメンテナンスのためにメーカー側で保有・準備されています。一般的な家電製品の場合、交換部品のメーカー保有年数は8〜10年ほどです。

それを考えても90年間に及ぶすべてのモデルに対応する部品を揃えているというのはとてつもなくすごいことです。これを見ても本物を長く愛用して欲しいというメーカーの強い思いが伝わってくるようです。

ハクキンカイロのラインナップ

ここまでの説明でこの商品の便利なところや機能的に優れているところ、そしてメーカーとしても大変魅力的な考え方を持っているところだということがお分りいただけたと思います。早速購入を検討してみたいと思われた方のために現在のラインナップをご紹介します。

ハクキンカイロスタンダード

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標準サイズのモデルで燃料の補充時に使用する専用のカップがついておりこれでおおよその保温時間をコントロールできます。カップ1杯でおよそ12時間、2杯で24時間温かい状態が持続されます。メーカーのオンラインサイト限定になりますがホワイトカラーの袋付きモデルが購入可能です。

スペック

サイズ：68x101x15mm
保温時間：24時間
付属品：本体、カップ、袋、説明書

ハクキンカイロピーコックジャイアント

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シリーズで一番大きなサイズで輸出専用のモデルになります。店舗では販売されておらず購入はネット通販のみになります。本体が大きい分発熱量も多く温かいので、特に寒さの厳しいところででは頼りになるでしょう。

スペック

サイズ：70x110x20mm
保温時間：最大30時間
付属品：本体、カップ、袋、説明書

ハクキンカイロミニ

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シリーズで一番小さなサイズのモデルです。交通系カードなどと同じくらいの大きさでなので、通勤時に持って行くのに便利です。専用カップ1杯半の量で半日以上もつので、朝の出勤から帰宅まで暖かく使え重宝します。

スペック

サイズ：58x87x13.5mm
持続時間：18時間
付属品：本体、カップ、袋、説明書

ハクキンカイロの使い方①燃料の種類

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使用する燃料には通常はメーカー指定のものを使うのが一般的ですが、それ以外でもこの商品用として代用できるのもがいくつかありますので、それぞれの商品について特徴をご紹介したいと思います。

推奨品：ハクキンカイロ専用ベンジン

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以前販売していた専用ベンジンは、平成29年8月末で既に廃盤となっており在庫がなくなり次第終了となっています。代わりに2つのメーカーのものを指定ベンジンとして認定していて、上のエビスベンジンはそのうちの1つになります。中身は専用品と同じのため全く同様に使用が可能です。

内容量：500ml（2本入り）
使用可能回数：1回1カップで約12時間、40回分

代用品①：カイロ用ベンジン

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2つめの指定品であるNTベンジンです。これも従来の専用品と中身は全く同じ仕様です。さすがに指定品だけあり着火のしやすさや燃焼時間、それに熱量までどれをとっても非指定品と比べると性能で上回ります。臭いもゼロではありませんが他のものに比べると少ないです。

内容量：500ml（3本入り）
使用可能回数：約12時間/カップ、40回分

代用品②：ZIPPOオイル

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熱量や持続時間は指定品の方がいいですが、臭いの少ないのがZIPPOオイルの特徴です。鼻を近づけないとベンジンの臭いだと分からないくらいなので、臭いが気になる方はこちらを使用した方がいいでしょう。注ぎ口がワンタッチで戻せるのも便利です。用途は異なりますがガムテープやステッカーなどを綺麗に剥がすために使う方も多いようです。