【完全版】星景写真のイロハ!おすすめのカメラ・レンズ・設定まで

初心者の方だと、昼間の明るい時間はフォーカスモードはオート、手ブレ補正ONで撮影することが多いのではないでしょうか。しかし、星景撮影などシャッタースピードを遅くして撮影する際はこれらの設定を、マニュアルと手ブレ補正OFFに設定してください。

状況別設定①都市近郊など星が見えにくい場合

家やビルの光が多く、光の強い星以外があまり見えないところでの設定は、下記の設定がオススメです。郊外ではない明るい状況でもカメラの設定次第ではシャッターを切ってみたら意外と写ったりします。

  • ISO感度:400~800
  • F値:各レンズの開放値
  • シャッタースピード:5~10秒

状況別設定②明るい星が見えるが月が明るい場合

ISO感度を下げたり、F値を大きくして絞りをしぼったり、シャッタースピードを短くするなどの対処が必要になります。月の満ち欠け具合で大きく設定が変わってしまうので、最終的にはご自身の目で確認していただくことが必須です。

状況別設定③小さい星も見えるが光害がある場合

先ほどの月明かりが強い場合と同様に、街明かりなども星景撮影には影響があります。そのため、月が明るい時と同じく、ISO感度を下げたり、F値を大きくして絞りをしぼったり、シャッタースピードを短くするなどの調整が必要になります。こちらの場合は④の設定を参考にするのが良いでしょう。

状況別設定④暗さOK!撮影に最適な条件の場合

肉眼でも多くの星がよく見える環境では、以下のように設定するのが良いでしょう。先ほども記載しました通り、月の満ち欠けによって明るさは大きく変わるので、実践する際は設定の微調整も必ずしてくださいね。

  • ISO感度:800~1600
  • F値:レンズの開放値
  • シャッタースピード:10~20秒

星景写真を撮りたいカメラ初心者さん!まずは家で試し撮り!

星景撮影は夜間に行いますし、市街地に比較してかなり光が少ないところに行くことがほとんどです。機材もそろって、いよいよ実践!といきたいところですが、まずは自宅で練習して使い方に慣れることを強くオススメします。

家のベランダでピント合わせを練習

都心などビルなどの明かりがかなり明るい地域でも、1等星であれば目視で見えるのではないでしょうか。そういった星などでベランダや近所の公園などで撮影してみると撮影中はどういう状況になるのか等がわかり、良い練習になります。

いきなりスポットへ行くのはケガの恐れも

星景撮影のスポットはほぼ間違いなく真っ暗なところです。そのため、当然、足元なども確認しにくいですし、そういった環境の場所は足場が悪いことも多いです。カメラなども重量があったりして、思わる場面でケガをするリスクも増えます。十分にご注意ください。

星景写真が撮れる!おすすめスポット

家での練習で機材の使用に慣れたら、今度は撮影スポットでの撮影に出かけてみましょう!今回は初心者の方でも行きやすい場所を3か所厳選しました。是非、手始めに撮影する場所の参考にしてください。

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