七色ダムの上流部に店を構えるボート店。こちらも2馬力エンジン搭載の免許不要船から14フィート艇までレンタルボートの種類も豊富です。中古ボートの販売も行っているので、一度お店を覗いてみては?
住所:奈良県吉野郡下北山村下桑原1090
公式HP:http://www.bassing-road.com/
ボートがなくても大丈夫?
ポイントは限られますが、おかっぱりを楽しむ人も。
中には、おかっぱり(おかっぱりとは岸から釣りをすること)を楽しむ人の姿も見られます。ボートに比べ狙えるポイントは限られますが、バス釣りが可能です。おかっぱりをする場合は安全面に考慮し、川への転落に細心の注意を払ってください。
七色ダムのおすすめ釣り場(ポイント)は?
広大過ぎてどこを狙ったらいいのか分からない・・・。そんなあなたに、七色ダムのおすすめポイントをご紹介します。ただ闇雲に投げ続けるよりも、実績の高いポイントを攻めた方が効率よく釣果アップを狙えます。
①北山川上流放水口
釣り人が多くプレッシャーが高いエリアですが、バスのストック量も多くおすすめです。数釣り、大型バス釣りの両方が楽しめます。放水中は激流となるため、ボート操作には注意してください。ビッグベイトと呼ばれる150mm以上の大きめのルアーに対する反応が良いと言われています。おかっぱりから狙える数少ないポイントのひとつでもあります。
②放水口
放水による流れがあるため、バスが集まる傾向があります。餌となる魚の形に模したシャッド系ワームを使い、ボトムレンジをじっくり攻めるのがいいでしょう。大物のバスがガンガン上がっている超人気ポイントなので、バスがすれてしまっている可能性あり。ルアーやワームのバリエーションを増やして対応しましょう。上流側、約200mは釣り禁止エリア。放水に巻き込まれて行方不明者も出ていますので要注意です。
③旧発電所跡
旧発電所の廃墟も人気のスポットのひとつです。岬の先端とも隣接しており、魚影が濃いと評判です。よほどの悪天候などでなければ、釣果が期待できます。建物への接近は注意が必要ですが、ルアーが水面を跳ねるように低い位置から投げるスキッピングなどのキャスティングをマスターしていれば実践の価値ありです。夜は肝試しスポットにもなっています。
④小橋口付近
古い橋の跡があるエリアです。水の流れが速い時には、バスが休息にやってきます。水中に倒れこんだ倒木や水草などバスが身を隠すのに最適な環境が整っており、絶好の釣り場です。大型バスの回遊も見られます。水温の下がる時期にはボトムレンジを狙うのがおすすめです。
⑤西ノ川バックウォーター
雨やダムの放水状況により、水位に大きな変化があるポイントです。バスの餌となるブルーギルや川魚の稚魚が豊富なため、餌を求めてお腹を空かせたバスたちが集まってくるポイントです。岩盤の割れ目や崩れ目を狙ってみると良いでしょう。こちらもおかっぱりスポットのひとつです。急激な水位の上昇や鉄砲水にはくれぐれも注意をしてください。
⑥大又川とのインターセクション
水通しが良く一年中水質が安定している、綺麗なエリアです。エリアが広いので、どんどん投げていきましょう。反応がなければ次へ、という風に広範囲を根気強く探っていくのが吉。水質が良いので暗めの色のワームルアーが適しています。
⑦黒潮ワンド
超ド級サイズのブラックバスが生息している七色ダムの代表スポットです。ワンドとは本流と繋がっていながらも、構造物などに囲まれて池のようになっている地形のことをいいます。ここは水深があるため、水温が下がる秋から冬にかけても比較的水温が保たれているのが特徴です。大型のバスがここで春を待つため、冬でも大物が期待できます。このポイントでは大物バス一本狙いで良いでしょう。基本に忠実に、まずは表層レンジから徐々に深いレンジを探っていきましょう。
⑧柳谷川
1年を通して安定した釣果が望めるエリアで、釣り方も選ばないと言われています。表層部からボトムレンジまで、じっくり念入りに探ってみるのが良いでしょう。大型バスの回遊も報告されており、思わぬ収穫がある可能性も。ボートでなければ行けませんが、案外知られていない穴場スポットです。
⑨ダムサイト
立木が多く、バスが身を隠せるポイントが多いエリアです。年間を通して環境の変化が少なく、他の場所で流れが速かったり水が濁ったりしていてもここは穏やかできれいなことが多いです。また水温も安定しているため、寒くなる秋~冬にかけての釣りにも向いています。上流域でボートを借りると辿り着くまでに時間がかかるため、ここをメインポイントにするのならばなるべく下流でボートを借りましょう。比較的プレッシャーも低いポイントです。
七色ダムの攻略法は?
ルアー選び
七色ダムでは、浮力の高いワームルアーを使用すると釣果が高いようです。表層レンジを狙うことができるワームルアーをおすすめします。おかっぱりでは、遠投の必要があるためジグやダウンショットが有効でしょう。
アクション
この七色ダムに棲むバスは目立ったアクションを好まないと言われており、ロッド操作によるアクションはあまり必要ありません。浮力の高いワームルアーを水面に漂わせたり、小刻みに震わせる程度でヒットが狙えます。じっくり丁寧に広い範囲を探っていくのがポイントです。水温が下がるとバスは深いところに潜るので、冬場はボトムレンジも探ってみましょう。
バスだけじゃない!?七色ダムの魅力
廃墟マニアにも人気の高い七色ダム旧発電所
船でしか辿り着けない湖上に浮かぶ珍しい廃墟として、釣り人のみならず廃墟好きの方々の注目も集めています。ここでしか見られない貴重な風景は、なんだか幻想的です。
七色ダム周辺情報
バス釣りついでの七色ダム周辺の観光スポットに立ち寄るのもおすすめです。
①熊野古道
七色ダムから約13.3km。熊野三山に参詣するための道として有名な観光スポットです。ところどころ苔むした石畳道が風情溢れます。
②鬼ヶ城
七色ダムから約13.2km。荒波の浸食と大地震の隆起によって完成した国の名勝天然記念物に指定されています。
③丸山千枚田
七色ダムから約12.4km。日本の棚田百選にも選ばれた絶景が楽しめます。1340枚もの小さな田が幾重にも連なっています。
まとめ
いかがでしたか?関西が誇るバス釣りスポット、七色ダム。ここでは数多くのモンスターバスの釣果が報告されています。是非いろんなルアーやワームを用意して、ゆっくり時間をとってバス釣りに出かけてみてください。