「氏賀y太」とは?トラウマ確定のグロ漫画家!
氏賀y太とは一部に愛されている漫画家であり、描く作品やジャケットは「デッドフラミンゴ」などで知られる、エロくて残虐な描写が多い事で知られています。また、実際に起こったコンクリ事件をモデルにした漫画は世間に大きな物議をかもしだしました。
そして、氏賀y太は、コンクリ事件の影響や心をえぐるような過激な作風から、ネット上で検索してはいけない言葉にも選出されています。また、検索していけない言葉に興味のある方はこちらの記事もご紹介いたします。
氏賀y太の作風は?どんな作品を描いている?
氏賀y太は、先ほどにも述べたように過激なジャケットや超暴力的な表現が多い猟奇的漫画家であり、一見近寄りがたい異質な人を想像してしまいます。直近では「デッドフラミンゴ」という作品を出版しました。
しかしながら氏賀y太は、結婚して子供も授かっており、一般的な家庭を持っていることから、ある程度の常識を持った人格者であることがわかります。
可愛らしい画風で暴力・人体破壊・カニバリズムなどを扱う
氏賀y太の作風は、少女漫画のような可愛らしい子供の人体破壊劇や、カニバリズムを表現するのが基本です。出血表現はもちろん、臓物を引きちぎったり、撒き散らしたりする事も当たり前です。
ブラックジョークや陰惨な描写が多いため読む人を選ぶ漫画作品
他にもエログロと言われるジャンルの漫画作品は数多く存在しますが、その中でも、氏賀y太は、「デッドフラミンゴ」などのように陰惨な表現が強いです。彼の猟奇漫画作品の中に健全という言葉は無いに等しいのです。
そのため、数あるエログロな漫画作品の中でも、特に人を選ぶと言われています。確かに、少女漫画に出てくるような可愛い子供の体が、引きちぎれたり、殴られたりするのを見て、興奮する人は少ないと思います。
氏賀y太は一般作品やネタ絵も書いている
「デッドフラミンゴ」など、エログロで暗いイメージがある氏賀y太ですが、そんな過激な描写がない、明るいジャケット表紙の成人向け作品も別名義で存在します。
そして、ポップな印象のイラスト投稿をピクシブというサイトに行ったりもしています。これは主に、氏賀y太の家庭の日常や、漫画などの作画についての投稿が多いです。ぜひ一度閲覧してみてください。
氏賀y太の作品一覧!トラウマになった人が多い?
氏賀y太名義での代表作「デッドフラミンゴ」等数多く存在していて、そのほとんどがグロテスクで破壊的な作品ばかりです。また、コンクリ事件を題材にした作品も世間を騒がせました。
それぞれの漫画のジャケットからも過激な印象が伺えます。そんな氏賀y太の代表的な9作品をご紹介していきます。
氏賀y太の作品①まいちゃんの日常
三和出版から2004年に発売された氏賀y太の代表作のひとつで、ポニーテールで明るいドジっ子メイドのジャケットが印象的な作品です。
実は主人公のまいちゃんにはどんなに切り刻まれても死なないという特異体質があります。
そんな子供のまいちゃんが、毎回さまざな拷問や残虐極まりない破壊行為と向き合っていく日常を可愛らしく描いた作品です。これだけ読んでおいても損はない、そんな代名詞のような作品です。
氏賀y太の作品②巫女と野獣
当初は雑誌に『デスパンダ』と題され連載していた作品で、三和出版から2006年に『巫女と野獣』として出版されました。謎のパンダ「デスパンダ」と巫女との壮絶な戦いが描かれています。
また、ギャグ要素も多く、過激な性描写やグロ表現は弱めです。そのため、「デッドフラミンゴ」などのエログロ漫画は苦手という方でも読みやすい作品であると言えます。
このデスパンダは、氏賀y太作品の中で最もポピュラーです。その過激なジャケットも有名ですが、「氏賀y太と言えばこれ!」と言わんばかりの知名度を誇っています。
氏賀y太の作品③淫虐監獄島
2007年に漫画雑誌の廃刊や同人誌の自主規制を乗り越え、松文館から出版された作品です。ジャケット表紙は過激ですが、こちらの作品は比較的表現は大人しくなっています。
長い髪に切れ目が特徴の、気が強いの女性である皆川愛澄(みなかわあいす)が、男だけの囚人監獄島スクリームに囚人として潜入し、凶悪な囚人たちに陵辱される描写が印象的な成人向けの猟奇的漫画作品です。
氏賀y太の作品④毒どく猟奇図鑑
2000年に桜桃書房から出版された、正式な氏賀y太名義作品の中でも一番最初の作品です。氏賀y太のルーツに触れる子ができる作品です。
氏賀y太の初の短編作品集で、誘拐された子供にヒルの遺伝子を組み込む『肉色の水』や、子供を生きたまま解体し宴の肴として食す『3人の浮浪者』があります。
氏賀y太の作品⑤デスフェイス
2002年にティーアイネットから出版された短編作品集で、大量のゴキブリが少女を凌辱し人体破壊を行う『芥虫』や、主婦が正義のヒロインに変身する残虐格闘ドラマ『超防衛夫人 ウルトラマリ子さん』があります。
こちらも初期の作品なので、ジャケットからもわかりますが、非常に残虐的でエロティックな世界にいざなわれること間違いなしです。
氏賀y太の作品⑥GAME OVER
『デスフェイス』と同様に初期の短編作品集で、『まいちゃんの日常』の原型となった『まいちゃんの秘密』や、学生の子供と女教師による徹底的な暴行破壊ゲーム『GAME OVER』などがあります。
氏賀y太の作品⑦女体解剖授業
2007年に松文館から出版された作品で、ティーアイネットで出版した『デスフェイス』をこちらの出版社から再販した改訂版であり、ジャケット表紙も全く別のデザインが使用されています。
氏賀y太の作品⑧Y式解体新書
2005年に三和出版から出版された短編作品集ですが、暗くて皮肉じみたギャグ漫画要素が多めとなっており、読みやすい作品です。ただ、ジャケットは変わらず過激です。
そのため、過激なグロ表現は抑え気味となっております。「デッドフラミンゴ」など氏賀y太の作品には少ないグロ以外のダークでコミカルな氏賀y太のテイストが味わえるのではないでしょうか?
氏賀y太の作品⑨真・現代猟奇伝
2004年に出版された『真・現代猟奇伝』は、他作品のメイドやパンダなどの抽象的なデザインをもとに描かれたものが多かった中、コンクリ事件など、現代社会を表現した猟奇的な作品に挑戦した数少ない作品です。
殺人事件など、現代においての人体破壊やカニバリズムのリアリティをそ追求した作品となっており、エログロ漫画の歴史に残る作品ではないでしょうか?
この作品から、氏賀y太という名前を知ったという人も多く、その名前を轟かせた名作中の名作です。
氏賀y太の漫画の中で映画化された作品も?
そんな人気エログロ猟奇漫画家である氏賀y太の作品ですが、なんと成人向け作品であるにもかかわらず、実写映画化された作品が2つほど存在しますので、ご紹介させていただきます。
2014年に公開!主演は小司あんさん『まいちゃんの日常』
この『まいちゃんの日常』を完全再現した成人向け映画は、2014年にセクシー女優の小司あんさんが主演で公開されました。当時、氏賀y太が猟奇漫画家として有名になっていただけに、かなり話題になりました。
また、驚いたことに、氏賀y太本人が総指揮を行い、鬼才との呼び声が高い佐藤☆サド監督によって、非常に攻撃的で猟奇的な映画が製作されました。
同じく2014年に公開『Rain for the dead 雨あがりの君』
同じく2014年に公開され、氏賀y太の世界観を実写化することを目標に作られたゾンビパニック映画です。『まいちゃんの日常』とはまた違った作風の、作品全体を通して、常に哀愁漂う作品となっております。
その他にも、ホラー映画に関する記事に興味のある方のために、こちらの記事もはっておきます。ぜひ一度ご覧ください。
氏賀y太の『真・現代猟奇伝』が問題視された?
先ほど述べさせていただいたように、氏賀y太の『真・現代猟奇伝』は、実際に起きたコンクリ事件などを残酷かつ生々しい表現で描かれた成人向け漫画作品です。
そして後に、そのリアルで残酷な内容から、良くも悪くも『真・現代猟奇伝』は問題視されてしまいます。
実際の事件を事実ではなく物語として脚色しているシリーズ作品
基本的に『真・現代猟奇伝』は、コンクリ事件の裁判で明らかのになった事実に基づいているものの、氏賀y太によって「物語」として脚色された部分が多く見受けられるシリーズとなっております。
また、本誌には編集部により、第2話の扉絵のページに、事実から作ったフィクションの物語ですといった風な注意書きが入っていました。
中でも「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の回は問題視された
コンクリ事件を題材にした回は、事件が起きたのが1989年と期間が短い事、コンクリ事件そのものが残酷で話題になったことから、様々なメディアで物議をかもしました。
コンクリ事件を題材にしたその他のコンテンツたち
氏賀y太の『真・現代猟奇伝』で元ネタになったコンクリ事件は、当時、その残虐性から日本中を震撼させました。そのため、書籍化や映画化が行われました。では、その中から2つほどご紹介していきたいと思います。