クーラーボックスのタイプ
クーラーボックスには大きく分けて、ソフトタイプとハードタイプの2種類があります。まずは、それぞれの特徴について説明していきます。
ソフトタイプ
ソフトタイプのクーラーボックスはハードタイプのものに比べて、軽量で持ち運びに便利というメリットがあります。使用後は折り畳んで収納できるのも嬉しいポイントです。しかし保冷力がハードタイプのものに比べると劣るのが特徴。日々の買い物やレジャー、運動会やスポーツ観戦などで重宝するでしょう。
ハードタイプ
ハードタイプのクーラーボックスは頑丈で、保冷力が高いものが多いです。その分重さがあり、かさばるという特徴があります。キャンプや釣りなどのアウトドアにはハードタイプのクーラーボックスの方が使い勝手が良いでしょう。
何Lでどれくらい入る?
クーラーボックス選びで重要なのが、その大きさ。クーラーボックスには「〇〇L」や「〇〇QT(クォート)」という表示で容量が示されています。1QTは約9.46L。ここでは使用人数別におすすめのクーラーボックスの用量について説明していきます。
ソロキャンプ用クーラーボックス
1泊2日のソロキャンプであれば、5L~18L程度の容量のクーラーボックスがあれば十分です。ただし真夏のアウトドアでは、冷やしたいものも増えるので少し大きめのものが安心。目安として11Lのモデルには、350mlの缶が4~5本と一人前の食材がギリギリ収納可能です。
ファミリーキャンプ用クーラーボックス
4人家族であれば最低でも40~50L程度の容量のあるクーラーボックスを購入しましょう。大人数で使用する場合は、一人当たり10Lを目安に容量を確保しておくことといいでしょう。
小型クーラーボックスの選び方
①ソフトタイプかハードタイプか?
前項でも説明したように、クーラーボックスには大きく分けてふたつのタイプがあります。好みや使用用途に合わせて、まずどちらのタイプにするか決めるとスムーズにクーラーボックス選びが進むでしょう。
②クーラーボックスの使用用途は?
何に使用するのかもクーラーボックス選びでは非常に重要なポイント。キャンプやBBQ、釣りなどのアウトドアシーンで使用する場合は保冷力の高いものを選ぶのがおすすめ。ハードタイプのものなら椅子代わりに使うこともでき、一石二鳥です。スポーツ観戦など比較的短い時間での使用が目的なら、使用後は折り畳んで持ち帰ることができるもの軽量なものを選ぶのが吉です。
③クーラーボックスの保冷力は?
クーラーボックスの保冷力は、使用している断熱材と気密性で決まります。保冷力が最も高いのは、真空断熱パネルという断熱材が使用されたタイプ。しかし、こちらは重量があり高価な製品が多いという特徴も。釣り具メーカーから発売されているクーラーボックスはこちらの素材を使ったものが多いです。
次に保冷力が高いのは発泡ウレタンという素材が使用されたタイプ。真空断熱パネルが使用されたものよりも保冷力はやや劣りますが、比較的安く手に入ります。こちらはアウトドアブランドから多数発売されています。
保冷力は他のふたつに比べて大きく劣りますが、発泡スチロールタイプのクーラーボックスもあります。よくスーパーや魚屋さんで見かけるアレです。軽量で持ち運びやすく、価格が非常に安いため躊躇なく使い捨てできるという利点があります。