ハリスの結び方特集!ハリ、サルカン、幹糸への結び方を動画付きで解説!

エサ釣りにおいて、ハリスの結び方は確実にマスターしておく必要があります。特にハリスは、掛かった魚の引きをハリを介して直接受け止めるラインであるだけに、結び方には特に気を配りたいものです。この記事では、ハリスへのハリ、サルカン、幹糸の結び方を動画付きで解説します。

この記事をかいた人

フロロもPEも無い頃からの釣り好きじじです。陸っぱりからのロックフィッシュやライトゲームが気軽に出来て好きです。 殆どの人が知らない信州の穴場で大和イワナと会う事を毎年楽しみにしているテンカラ師でも有ります。
Array

ハリスの結び方を解説!

竿先からの糸を幹糸またはメインラインと呼びます。幹糸またはメインラインは直接ハリを結ぶには糸が太すぎますので、魚に余計な警戒心を与えない為、それと魚のアタリをとらえ易くする為に、幹糸よりも号数を落とした細い糸を使用します、これをハリスと呼んでいます。

ハリスには大きく3種類の結び方があります。ここからはその3つの結び方を詳しくご紹介していきます。

ハリスの結び方1. ハリ

昔から有る3種類の代表的な結び方をそれぞれの特徴と実際に結ぶ時の手順を解説します。結び方はいろいろ有りますので一通り実際に結んで試してみる事をおすすめします。何種類か結んでみると自分としてはこっちが結び易いとかの好みが少し分かって来ますので最適な結び方を見つけて下さい。

ハリへのハリスの結び方① 内掛け結び

どんな結び方でどの様な特徴が有るのでしょうか。強度は有るのでしょうか、簡単に結べるのでしょうか、などの疑問が出て来ますので順に特徴について、そして強度や難易度、結ぶスピードなどを実際に結ぶ動画をまじえながら解説して行きます。

内掛け結びの特徴は?

この結び方は古くから有ります。初心者の方は初めに覚えておくと仕掛け作りに大いに役立ちます。大物用の大きいハリでも小物用の小さなハリにでも対応出来る便利な結び方です。強度、並びに難易度やスピードについて解説していきます。

内掛け結びの特徴① 強度

結束強度について気にする人が多いのでご説明しておきます。強度で言うとそれ程強い方では有りません。ですがアジ、サバ、イワシやメバル等の小物釣りでしたら全く気にしなくて大丈夫です。小物用のハリを結ぶのに適しています。

内掛け結びの特徴② 難易度とスピード

難しさで言うと、かなりシンプルなので一度やって見れば直ぐに覚えられるレベルです。慣れも必要ですが、何回か練習すれば数十秒で完了出来るように成ります。言葉では分かり難いので実際の結び方を動画で詳しくご紹介して行きます。

内掛け結びの実際の結び方は?

手順の解説動画です。シンプルで初心者にも簡単に覚えられるので、ハリスとハリを準備して、動画を見ながらまず数回練習してみて下さい。途中解らなくなったら止めて繰り返しご覧下さい。必ずマスターする事が出来るようになります。

ハリへのハリスの結び方② 外掛け結び

この方法も釣り人の間では代表的な結び方です。初心者がまず最初に覚えるには最適です。特徴と実際の結び方については動画も混じえて解説していきます。こちらも簡単ですので、直ぐに覚えられるますから、はじめはゆっくり数回練習してみて下さい。

外掛け結びの特徴は?

結び易いのが一番の特徴です。本線と余り糸が一直線になる結び方ですから人によってはこちらの方が結び易いかもしれません、力が加わった時に一箇所に集中して締まっていきますので愛用している釣り人も多いです。

外掛け結びの特徴① 強度

強度に関しては少し強い部類に入るのがこの方法です。小物から大物までどの様なサイズのハリにも対応出来きます。強度が有って簡単ですから是非覚えて下さい。最後にゆっくり締め込んで行くのがポイントです。

外掛け結びの特徴② 難易度とスピード

実際の釣り場で風が強かったり、雨が降っていたりしてもさっと結ぶ事が出来ます。難しい結び方では有りません、どちらかと言えば簡単な方です。結ぶスピードもかなり早い部類に入りますのでおすすめします。

外掛け結びの実際の結び方は?

右利きの人でしたら左手、左利きの人でしたら右手で、ハリに沿わせたハリスを親指と人差し指で押さえ巻き付けた糸を順次押さえながら、ややキツめに巻いて行くと最後に締め込んだ時に結び目が綺麗に揃った状態に仕上がりますし、強度も出ます。

ハリへのハリスの結び方③ 漁師結び

ここまで紹介して来た方法の中では一番強度の有る結び方を紹介します。一見難しそうですが漁を効率化する為に考案された方法ですから慣れると、かなりの速さで結べるようになりますのでハリ付き糸を沢山作る時に覚えておくと重宝します。

漁師結びの特徴は?

この方法はとてもシンプルなのが特徴です。始めは難しく感じるかもしれませんが糸を巻き付ける動作自体は実質3回しか有りません、強度や難易度とスピードの要素からもう少し詳しく解説していきますので是非覚えておいて下さい。

漁師結びの特徴① 強度

この後動画を良く確認していただきたいのですが、ぱっと見はくるっくるっとねじって巻きつけるだけのようですが、魚が掛かってハリスを引っ張ると結び目がどんどん締まる構造なので強度は見た目以上に高いです。

漁師結びの特徴② 難易度とスピード

何本ものハリにハリスを結ぶ為にどれだけ無駄なく早く出来るかを突き詰めた方法なので、慣れると数秒で出来るように成ります。この結び方も小物から大物までほとんどのハリに対応出来るので覚えておくととても便利です。

漁師結びの実際の結び方は?

動画はわかり易くゆっくり巻いていますので巻き方はおわかりになるでしょう。コツは巻き付けた時にハリの軸と糸を抑えて若干締め気味にするとビシッと結べます。漁師さんはだいだい3秒くらいで結んでしまいますので、皆さんも練習してみて下さい。

ハリスの結び方2. サルカン

接続部品などにハリスをつける代表的結び方を3種類紹介します。それぞれ特徴が有りますのでどんな所が良いのかと実際の結び方について詳しくご説明して行きますので、一度は実際に試してみる事をおすすめします。実際に以下の記事で見ていきましょう。

サルカンへのハリスの結び方① クリンチノット

ハリと違い、接続部品は丸い輪っかにハリスを巻き付けて行きますので、これまで紹介して来た方法と少し違います。この輪っかに結束する釣行時に役立つ結び方をご説明して行きます。この結び方も古くからある簡単で実績のある方法です。

クリンチノットの特徴は?

初心者向きで簡単なのがいちばんの特徴です。強度はどうか、難しさはどうか早く結べるかを詳しく解説していきます。実際どのように結ぶかの動画も紹介しますので良く見て参考にして下さい。ご自分で動画と一緒に実践する事をおすすめします。

クリンチノットの特徴① 強度

この方法は強度で言うと優等生タイプ、平均的な強さを持っています。小物から中型魚まででしたら強度的にはまったく問題有りません。ポイントはゆっくり締めて最後にギュっとしっかり締め込むと強度も上がりますのでお試し下さい。

クリンチノットの特徴② 難易度とスピード

難易度はそれ程高くないですから数回練習すれば素早く出来るようになります。代表的な結び方をご紹介していますが、どれもそれ程難しい方法ではないです。実際に数回練習すると要領がわかってきます。ただ何通りか他の結び方も一緒に練習すると忘れてしまう事も有りがちですから、しっかり覚えるまで練習すると良いでしょう。

クリンチノットの実際の結び方は?

実際の結び方が良く解る動画です、どんなにゆっくりやっても数十秒で結べてしまいますので初心者の方でも面倒くさい事は有りません。解説のしようが無いくらい簡単ですので動画を良く見て確認しながら、やってみて下さい。締め込む時はゆっくり締めて最後にギュっと強く締めて完成です。

サルカンへのハリスの結び方② ユニノット

どんな特徴が有るのか、また難しさの程度や強度はどうか、そして素早く結べるかなどを解説していきます。実際の結び方は分かり易い動画を掲載致しましたので参考にして下さい。毎回申し上げますが、数回練習すれば出来るようになります。

ユニノットの特徴は?

多くの釣人が使っていて実績が有る結び方です。特徴は簡単に覚えられる事です。数回結ぶと大体覚えられるレベルです。回数を重ねると慣れて来ますのでより早く結べるように成るでしょう。簡単なので何回も繰り返し結んで身体で覚えると良いです。

ユニノットの特徴① 強度

先に紹介したクリンチノットより若干ですが強度が有ります。強度のお話も繰り返しになりますが、最初はゆっくり締めて最後にギュっと強く締め込んでキレイな結びが出来ると、本来の強度を発揮しますのでこのポイントをお忘れ無く。

ユニノットの特徴② 難易度とスピード

難易度はクリンチノットとほとんど変わりませんが好みが有るでしょうから、まず何度か繰り返し結んでみて。一通り実践してみるとご自分に向いてるかどうかなんとなくわかりますので、その上でやり易い結び方をみつけて下さい。

ユニノットの実際の結び方は?

この結び方も物凄く簡単です。動画は太くて見易い赤い紐を使ってくれていますのでとても解り易いです。締め込む時はこちらも同じく、初めはゆっくり締めていきます。結び目がある程度まとまって来たら最後にギュっと力を入れて締めて下さい。

だいたいダブルで強度も満足

ご紹介して来た色々な結束方法ですが、基本的に結束側は一本の糸を頼りに結んでいます。これをもう一回巻き付けて二重にすると、強度は大幅にアップします。名称の前にダブルがつくのが特徴です。ダブルクリンチノット、ダブルユニノットなどがそうです。手間はほとんど変わりませんので最初の一巻きはダブルをおすすめします。

サルカンへのハリスの結び方③ 完全結び

続いては、いままでご紹介して来た結び方の中では上位に入る強力結束力を持っている方法です。まずはどんな特徴が有るのか、強度はどうか、難易度やスピードはどうかについて少し詳しく解説していきます。

完全結びの特徴は?

NEXT 完全結びの特徴は?