モンゴリアンデスワームは実在する!?驚愕の生態はどこまで本当か?

さらに、距離のある相手に対して毒液のみならず、火や電気の様な刺激を放つという話もあります。これについては噂に尾ひれがついた感が強いですが、もしそんなことができる生き物が本当に実在するならば非常にロマンのある話です。

モンゴリアンデスワームの目撃情報

その存在が噂されるようになってから現在まで、この恐ろしい生き物にはたくさんの目撃談が知られています。嘘か本当か分からないような情報もありますが、ここではそのうちのいくつかをご紹介しましょう。

たくさんの目撃情報が!

  • 1960年代にレンジャーが、1匹のデスワームがラクダの群れに襲いかかり全滅させるところを目撃した。
  • 1973年5月のある明け方のこと、退役陸軍大佐のフルブーという人物がバイクで走行中に、全長約60cmで茶色い鱗を持つソーセージのような生き物が丸まっているのを発見した。

 

  • 2004年、ズルガナイという名のオアシス付近で、草刈中の住民数人が茶褐色で40cm程の小さな個体を発見した。一人の男が手にしていた棒に引っ掛けて遠くへ投げると逃げて行った。
  • ある地質学者が鉄の棒で地面を突いていると、突然倒れてしまった。驚いた同僚が助け起こしたが彼はすでに死んでおり、そのとき地中からデスワームが出現した。死んだ地質学者はデスワームに直接触れていたわけではなかった。

 

  • 馬に乗っていた男がデスワームを棒で突いたら、棒の先端が緑に変色したと思うと馬もろとも死んでしまった。
  • 気付かずにデスワームに触ってしまった男が、燃える様な激痛に襲われたので冷却するために慌てて氷袋に手を突っ込んだ。すると、氷袋の中の水が緑色に染まった。
  • デスワームらしき生き物の死骸を乗せた鉄板が緑色に変色した。死骸をフェルトで三重に包むと布地が緑色に変色し、死骸はまるでなめし革の様に縮んでしまった。

モンゴリアンデスワーム実在の可能性が示唆されている理由

この驚くべき生き物については、様々な国の学者やジャーナリストなどによって何度も調査が行われています。現在に至るまでその存在を確実にする証拠は発見されていませんが、実在の可能性を信じている人々が多いのです。

ゴビ砂漠で調査が行われた

この生き物が潜んでいるとされるゴビ砂漠において何度も調査が行われてきました。代表的なものとしては、1990年から1992年にかけてチェコの未確認生物研究家であるイワン・マッカールが行った調査が知られています。この調査によって多くの目撃談が収集されました。

1800年代から行われている

こういった調査は、1800年代初頭にロシアの調査隊がデスワームの存在を認識したことがきっかけで始まり、数百人がその毒によって死亡したと伝えられています。モンゴルが社会主義国家であった時代には外国人による調査は難しかったのですが、1990年代以降は調査が活発になりました。

2005年の調査結果

2005年には、未確認生物研究家のリチャード・フリーマンを中心とするイギリスの研究チームによって調査が行われました。結局その存在が発見できなかったことから架空の生き物と結論付けられましたが、しかし地中を掘り進む何らかの動物の痕跡など完全に否定するにはもったいない結果が報告されています。

モンゴリアンデスワームの正体を検証!

モンゴリアンデスワームの正体について、ゴビ砂漠における調査によって確認された動物などからいくつかの仮説が唱えられています。いずれも、先ほどまでにご紹介した目撃談にあるような生態に合致したものです。

仮説①地中に生息する爬虫類

砂漠と聞くと不毛の大地をイメージしてしまいがちですが、実はゴビ砂漠にはトカゲやヘビなどの様々な爬虫類が生息しています。モンゴリアンデスワームの正体はこれらを見間違えたもの、または新種の爬虫類なのではないかという仮説です。

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