羊肉というと他の肉類に比べて匂いがキツイということがあります。特に生まれて1年を超えたマトン肉はラムよりも匂いが強いです。その為匂いが苦手という方も少なくありません。少しでも匂いを抑えるためにもいくつか方法があるのでご紹介します。
マトンに比べて匂いは少ない
ラム肉は1年未満の子羊の肉なので羊独特の匂いはあまり気になりません。どちらかというとラム肉よりも大人になった羊肉、マトンの方がに独特の匂いが強いため、ラム肉を始めて食べる人や匂いが気になる方は是非ラム肉から挑戦することをお勧めします。
匂いが苦手な方は①脂身をできるだけ取り除く
どうしても匂いが気になる場合、ラム肉についている脂肪を取り除いてください。羊独特の匂いの成分「フィトール」は特に脂肪分に多く含まれます。その為匂いが気になるという場合は下処理として肉についている脂肪を取り除いたり、調理するときに脂肪分に数カ所切り込みを入れることで余分な脂を落とし臭みを取ります。
匂いが苦手な方は②ハーブや香辛料を活用する
脂肪分には、体にいい脂肪「不飽和脂肪酸」も含まれているので脂肪を落とすのは嫌だという方は、ハーブなどの香辛料を使い、匂いを消しましょう。ハーブやスパイスなどの香辛料の香りで臭みも気にならなくなると思います。またヨーグルトなども脱臭効果があるようなので漬けこんでおくと匂いが取れます。
ラムチョップを美味しくする下ごしらえと調理のコツ
ラム肉は1年未満の子羊の肉なので、羊独特の匂いも少なく、身も柔らかいので特に何もせず調理してもおいしく食べることができますが、よりおいしく食べる方法があります。それは下ごしらえをしておくことです。ひと手間加えることで、格段に美味しくなるので是非下ごしらえをして調理しましょう。
お肉をより柔らかくする
他の肉類でもそうですが、お肉を柔らかくするには酵素が必要になります。酵素は生野菜やフルーツに含まれています。酵素があることでタンパク質を分解、火を入れた際に焼き縮みなどを防いでくれます。玉ねぎやキウイ、パイナップルなどをすりおろし漬けこみます。
美味しく焼くために常温に!
ラム肉を美味しく焼くためにも、焼く30分程度冷蔵庫から出しておき、肉を常温に戻しておきましょう。冷たいまま火を通そうとすると、焼きムラができてしまったり、熱が伝わりにくくなり、焼きすぎる原因にもなります。できるだけ焼く前に肉を常温に戻しましょう。
火の通しすぎは厳禁!
調理の際に気を付けることは、焼き上がりをしっかり見極めることです。火を通しすぎてしまうと、どうしても肉は固くなってしまいます。ラム肉はお肉がローズ色になるくらいがちょうどよい焼き上がりの目安になります。ラム肉は火を通すことで赤からピンクがかり、バラのような色になります。
ラムチョップを美味しく焼く方法!
ラムチョップを焼くときにしておく下ごしらえが分かったところで、次は美味しく焼くコツをご紹介します。ラム肉はあまり火を通しすぎると固くなってしまったり焦げてしまったりします。そうならない為にも美味しく焼く方法をご紹介します。バーベキューでの調理方法の記事はこの見出しの一番下です。
焼くときは熱したフライパンで
お肉の美味しさを逃さないためにもまずはフライパンをしっかりと温めます。しっかりと温めたうえでラムチョップを乗せて焼きましょう。また何度もひっくり返したりせず、両面1度ずつで焼き上げましょう。そうすることで肉汁を肉の中に閉じ込めておくことができます。
余熱で中まで火を通す
強火で焼くことが大切ですが、火を中まで通そうと思ったら焦げてしまったりします。そういう時は焼き色を付けたラムチョップは余熱で中まで火を通すようにします。火を止めた後アルミホイルでラムチョップ全体を覆います。そうすることで中まで火が通ります。また肉汁も流れ出ることがないのでジューシーな味わいになります。