猿の手が3つの願いを叶えます!ただし大きな代償とともに…

おとぎ話のなかではいろんな願いをかなえてくれるアイテムが登場していますね。例えばアラジンの魔法のランプなどは今回ご紹介するアイテムのように願いの個数が制限されておらず、いくつでもやってほしいことをランプの中の魔人に言えばかなえてくれるのです。

こんな風に望みの数が制限されずいくつでも実現してもらうことができ、しかもそれに高い代償が支払われるようなことが無いというのが猿の手との大きな違いといえるでしょう。他にもいろいろと願望器系のアイテムはありますが、手に関して言えるのはそのアイテムの中でもブラックなパロディであるということです。

猿の手がイギリスで生まれた理由を猿のイメージから考察

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この原作に関してですが、ジェイコブズはイギリス人、つまりこの話はイギリスで生まれたものであるということです。それではなぜこのアイテムが猿の手のミイラになっているのか、その辺りを英国でのイメージや日本、アジアでどういったイメージがもたれているのかから考えていきましょう。

欧米での猿イメージ

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まず、ヨーロッパ圏の欧米ではどんなイメージを持たれているかについてですが、欧米の方で猿の手というのは差別的な表現に使われていることが多いのだそうです。決して良い印象が無いということから、察してみるに怪しく不気味な感じや同じように代償を支払うとされる悪魔のイメージが与えられているのでしょう。

日本とアジアでの猿イメージ

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続いて、われらが日本やアジア圏でのイメージはどうなっているのかというと、こちらでもやはり印象としては蔑んだ感じの出意味合いで使われることがあるようです、しかし、一概に悪いイメージだけというだけではなく、親しみを持たれたり敬われたりということもあるようです。

更にアジアでは有名な西遊記の中での斉天大聖孫悟空や、インドの神話における神の一柱であるハヌマーンなど、物語の主人公になったり神話の中で神格化されることもあります。このように、地域によってイメージや扱われ方には相当に違いがあるということが分かるでしょう。

都市伝説としての猿の手

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どうせ願いをかなえてくれるのであれば、自分の望んだ形でかなえてほしいというのが真実でしょう。しかしそれに大きな代償を必要とするため悪い印象を受けることが多いですが、どこでも同じ扱いを受けているわけではありませんでした。それでは都市伝説としてみた時のこのアイテムはどうなっているのでしょうか。

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