セイゴの生態・特徴は?
セイゴの生態
スズキは出世魚で、その小さいものがセイゴとなります。地域により変わりますが、一般的には30cm以下のものをセイゴと呼ぶ事が多いです。セイゴがフッコ(60cm未満)となり、フッコがスズキ(60cm以上)と名を変えて成長していきます。またセイゴより小さいものはコッパ(10cm程度)と呼ばれます。つまり、スズキもセイゴも同じ魚なんです。
セイゴの特徴
エラ蓋のところに鋭いトゲがあります。その対策としては、触る時には軍手をしておく事をおすすめします。ちょっと豆知識のような話が入ってしまいますが、その昔、魚はすべて海水にいましたが、一部の魚がエサを求めて、淡水に行きました。通常は海水魚は海でしか生きる事ができません。しかし、セイゴをはじめ一部の魚は淡水にも行く事ができます。セイゴ(スズキ)が臭いがキツいと言われるのは、川が汚いからで、成長してもその臭いはそのまま体内に残り続けると言われています。もちろん、きれいなところで釣れた魚は臭みも少なくなおおいしく食べる事ができますよ。
地域によって名前が違う!?
関西ではセイゴ→ハネ→スズキ、中部ではセイゴ→マダカ→スズキと呼ばれます。その他、幼魚の事を宮城県ではセッパ、若魚の事を山陰地方では中途半端という意味からチュウハンやとある車のCMで「あんちゃん」なんて呼んでいるものがありますが、兄弟の意味からアンサン、有明海ではハクラ、老魚の事を北陸地方ではニュウドウ、長崎県ではヌリと呼ぶ事があります。老魚のニュウドウやヌリはどちらも化け物という意味です。びっくりですね!