サミングの正しいやり方を押さえてベイトリールを使いこなせ!

ベイトリールでサミングを行うときのコツの1つめは、「キャストしてすぐにラインを押さえないこと」です。キャスト(特にオーバーヘッドキャスト)後は、最も速い初速でルアーが飛んでいます。にもかかわらず、そのタイミングでサミングを行ってしまうと、ラインとルアーの結び目に大きな力がかかってしまい、最悪の場合、ラインが切れてルアーだけが飛んでいってしまうことになります。大切なルアーを無駄にしないために、キャスト後すぐのサミングは控えましょう。

コツ②――ラインを強く押さえ過ぎない

コツの2つめは、「ラインを強く押さえ過ぎないこと」です。コツの1つめと関係しますが、いきなりラインを強く押さえることで、必要以上の力がラインとルアーの結び目にかかってしまい、意図しないところにルアーが飛んでいったり、大きな音で着水したり、ラインが切れてルアーをなくしたりすることになります。せっかく狙った方向にキャストできていても、思ったところにピンポイントにルアーを送れなかったり、大きな音を立ててしまったりしてしまっては、ゲットできたはずの魚も逃げてしまいます。釣果アップのためにも、ラインは強く押さえないことを心がけましょう。

コツ③――ラインを押さえる力を徐々に強める

コツの3つめは、「ラインを押さえる力を徐々に強めること」です。ラインを強く押さえてしまうと、意図しないところにルアーが飛んでいったり、大きな音でルアーが着水したりしてしまうということは、すでにお伝えしていますが、そのようなことを防ぐために、ラインを押さえる力は「徐々に」押さえることが大切です。ルアーをキャストすると、基本的にはきれいな放物線を描くわけですが、その後半のほうで、ラインを徐々に強く押さえるようにすると、ルアーの飛んでいく先のコントロールが上手くでき、また、ルアーが着水する音を小さくすることができます。この点が、サミングの最大のコツになりますので、ぜひ練習してみてください。

間違ったサミングをすると・・・

サミングのコツを確認できたところで、間違ったサミングがどのようなことにつながるかを見てみましょう。代表的なものとしては、「バックラッシュしてしまう」、「ルアーのコントロールができない」、「ルアーの着水音が大きくなる」、「ラインが切れてルアーをなくしてしまう」、「結果的に釣りに集中できず釣果が落ちてしまう」といったことが挙げられます。いずれも、楽しく釣りをすることができなくなってしまいますので、このようなことを防ぐためにも、サミングはマスターしたいですね。

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