はじめに
各メーカーからさまざまな種類のロッドが発売されていますが、ダイワの『タトゥーラ エリート』というロッドはご存知でしょうか。『タトゥーラ エリート』は、USダイワのプロスタッフが監修したロッドで、そのなかには「T.O.」の呼称で知られる大森貴洋プロも関わったモデルも含まれています。今回は、コストパフォーマンスが抜群といわれ話題となっているこの『タトゥーラ エリート』について、じっくり見ていきたいと思います。
『タトゥーラ エリート』とは
タトゥーラ エリートは、USダイワ(アメリカのダイワ)が発売しているロッドで、2017年のバスマスタークラシックでお目見えとなりました。アメリカで活躍するUSダイワのプロスタッフが監修したロッドで、各ラインナップモデルには、それぞれ担当したプロスタッフのサインが刻まれています。もちろん、それに見合うだけのスペック・性能を備えており、名実ともに、バスアングラーの憧れのロッドであることは間違いないといえるのではないでしょうか。
日本では2018年3月に満を持して発売
その存在が知られるようになってからは、ファンのなかで日本での発売が強く望まれていたようです。そのような期待を受けてか、満を持して2018年3月に、日本での発売となりました。この知らせには喜びの声が多く聞かれたのではないかと思います。後ほど詳しく触れていきますが、タトゥーラ エリートにはベイト用とスピニング用のラインナップがあり、日本ではベイト用のロッドのうち、現在は2本が発売されています。
ロッドもさることながら、リールもハイスペックです
ちなみに、タトゥーラ エリートではないですが、タトゥーラシリーズにはロッドのほかにリールも出ており、見た目のカッコよさやスペックの高さが評価されています。ユーザーからは、キャスト後の伸びがよく、飛距離が出やすいという声が多く聞かれています。タトゥーラ エリートにはタトゥーラのリールを合わせることで、相乗効果が期待できそうですね。
タトゥーラ エリートの魅力はコストパフォーマンス
タトゥーラ エリートの魅力は、なんといってもコストパフォーマンスの高さです。この後にお伝えするSVFナノプラスやX45といったダイワの先端技術が惜しみなく採用されていながらも、価格が3万円台に抑えられており、まさに反則的なコストパフォーマンスとなっています。ハイスペックで、かつ、コストパフォーマンスもよいとなれば、ますます使ってみたいという方も少なくないのではないでしょうか。
タトゥーラ エリート ロッドの種類
ここから、ロッドについて具体的にお伝えしていきます。ところで、やはり気になるのは、どのような種類があり、どのような特徴を備えているかということではないでしょうか。まずは、タトゥーラ エリートのラインナップとその特徴について見ていきたいと思います。
ロッドのバリエーションは20種類
ロッドのバリエーションは、全部で20種類あり、その内訳はベイト用が14種類、スピニング用が6種類となっています。また、用途に応じたラインナップが用意されており、それぞれ、≪ワーム、ジグ用≫、≪トップウォーター、ジャークベイト用≫、≪フロッグ用≫、≪ピッチング用≫、≪フリッピング、パンチング用≫、≪クランキング用≫、≪スピニング用≫に分類されています。シーンに応じてベストなロッドを選べるというのは嬉しいですね。
ブランクにはプロスタッフのシグネイチャーが刻まれています
さらに、それぞれのロッドのブランクには、タトゥーラ エリートシリーズのロッドを開発・監修したUSダイワのプロスタッフ(Andy Montgomery、Brent Ehrler、Cody Meyer、Ish Monroe、Randy Howell、Seth Feider、Takahiro Omori)のシグネイチャーも刻印されており、豊富なバリエーションと並んで、プロスタッフのシグネイチャーが刻印されているということが、タトゥーラ エリートの人気の理由の1つにもなっています。
タトゥーラ エリートの特徴
タトゥーラ エリートには、ブランクの高強度化と軽量化を可能にする≪SVFナノプラス≫と、ロッドの変形を防いでパワー・操作性・感度を向上させる≪X45≫というダイワの先端技術が取り入れられています。実際のところ、上位価格帯のモデルで採用されることが多い技術になりますが、タトゥーラ エリートでは3万円台という価格帯ながらもこの2つの技術が採用されており、このことが、反則的なコストパフォーマンスと称される所以ともなっています。
大森貴洋プロのシグネイチャーロッド
上でお伝えしたシグネイチャーですが、そのなかには大森貴洋プロも含まれており、大森プロは、20種類中、クランキング用の701MHRB-G 【7’0″ CRANKIN’】、ピッチング用の731HFB 【7’3″ PITCHIN’】の2本について、開発・監修に携わっています。いずれもベイト用ですが、日本では、この2本が大森プロ監修のシグネイチャーモデルとして発売となりました。