PEラインをマスターしよう!メリットから結び方まで

PEラインは表面が非常に滑らかになっており、通常のナイロンラインなどの結束時に使用されるようなノットだと摩擦抵抗が少ないため、かんたんに抜けてしまいます。そのため、PEラインの結束方法には、摩擦系と呼ばれる摩擦抵抗を生み出すためのノットが必要になります。

ポイント②:コシのなさ

特徴、メリットでも度々出てきた、PEラインの性質の一つであるコシのなさですが、リーダーとの結束の際は注意が必要です。ラインにコシのあるナイロンラインやフロロカーボンラインは、結束時にはライン自体の材質による食い込みが生まれ、強度を得ることができます。しかし、PEラインでは、前述の滑りやすさも伴うことで、食い込みが生じず抜けやすくなるため、結び方には工夫が必要となります。

ポイント③:摩擦熱への対策

PEラインはデメリットでもお伝えしたように、摩擦や摩耗で生じる熱に弱いという弱点があります。そのため、結束時にライン同士をきつく締める際の摩擦熱でも切れてしまうという問題が生じます。しかし、より強度のある結束には必要な工程にもなるので、ライン本体を濡らすなどの対策が重要となります

PEラインの結び方をマスターしよう!

PEラインの結び方をマスターしよう!:FGノット

短時間で結べ、且つ結束強度が高く、練習は必要になりますが実用性の高いノットです。摩擦系ノットとも言われているように仕組みとしては、PEラインをリーダーに編み込む(ハーフヒッチ)ことで摩擦抵抗を利用して結束強度を高める方法です。結び目が小さいため、ガイドの通りがスムーズな点もメリットの一つです。強度も申し分のない定番のノットです。

PEラインの結び方をマスターしよう!:ノーネームノット

別名を「8の字ぐるぐる結び」と言われているノットです。リーダーとの結束力を高めるために、その名の示す通り8の字を作ってから、その中にPEラインを通して巻きつけます。その後は編み付けを行ったあと、再度巻きつけていきます。結束力が強く、抜けにくいノットです。

PEラインの結び方をマスターしよう!:電車結び

糸と糸を直結させるための、基本的な結び方の一つです。特に初心者の方にはまず覚えていただきたいノットで、強度についてもFGノットには劣りますが充分にあります。結び方としては、2つのループによってコブを作り結束させるというもので、比較的かんたんな結び方です。

PEラインの結び方をマスターしよう!:SFノット

PEラインを編み込み、リーダーの結び目でコブを作ることで抜けにくく強度のあるノットです。このノットは手早く結ぶことができるメリットがありますが、他のノットと比較して編み込みの回数が少ないです。そのため、実践する際は、編み込みを多めにすることをおすすめします。

PEラインの結び方をマスターしよう!ミッドノット

FGノットと同じく摩擦系で、結び目が小さくガイドの通りがいいため飛距離が出やすいノットです。強度はかなりあるので、大物にも対応しています。FGノットが編み込むのに対して、ミッドノットは巻きつけるイメージが強いノットです。

NEXT PEラインまとめ