鼻に星を持つホシバナモグラの生態|気持ち悪いと噂の鼻の機能とは?

下の動画はアイマー器官について解説している動画です。解説はすべて英語でされているので何を言っているか理解するのは少し難しいですが、映像は大変面白いものとなっているので参考にどうぞ!

ホシバナモグラは鼻で12連打しながら食べ物を探している

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地下では目が役に立たないため、ホシバナモグラは鼻を1秒間に12回も周囲の土に連打して、食料を探します。土に触角が触れるたびにその振動を約10万本の神経繊維が感じ取り、脳に情報を伝達します。

ホシバナモグラは水中でも食べ物を探すことができる

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においを嗅ぐ方法は、まず水中で鼻から息を出します。すると、できた気泡に水中のにおいが吸収されます。それをもう一度吸い込むことによってにおいを感知することができます。ちなみに、毛はビロード(艷がある布の種類のこと)のように密生しているため防水性に優れています。これもホシバナモグラが水中を得意とする理由の1つです。

ホシバナモグラの鼻の神経線維は人間の手の5倍以上

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空腹が続くと死んでしまうホシバナモグラにとって振動を感じ取ることは生死を分ける重要な機能です。そのため、ホシバナモグラの鼻には多くの神経繊維が通っています。その数は人間の手の5倍以上と言われています。

ホシバナモグラのアイマー器官は治療法に役立つ可能性が!

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ホシバナモグラの鼻に刺激を与えると、その物理的に受けた力を神経系に伝わる電気信号に変える分子を作り出します。人間にも同じ分子が見つかっているため、痛みの治療に繋がる可能性が議論されています。

ホシバナモグラの鼻の形に脳が対応している

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研究の結果、ホシバナモグラの脳は星型に分かれた鼻に合わせて11個の領域に分かれていることが分かっています。感じ取った振動を脳内で映像化することによって、退化した視力を補って生活しています。

ホシバナモグラのアイマー器官が痛みの治療に貢献できる?

未だにホシバナモグラの鼻の触角にははっきりと解明されていない多くの謎がありますが、これらが解明されていくことによって人間と同じ分子を持っているホシバナモグラは医療に貢献できる可能性があるといえます。

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