アジの旬を知ろう!マアジ以外のアジ類の旬についてもご紹介!

アジの旬は4月から8月ごろまでとされていますが、全てのアジがその時期に産卵するというわけではありません。年明けから初夏には西日本で産卵期を迎え続いて、関東で初夏から夏、北海道では8月とそれぞれの地域や気候によって産卵の時期はずれていきます。春から夏にかけて漁獲量が増えていき、秋から冬にかけて減っていきます。

瀬付きアジの代表的な産地

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全国で水揚げされ人気のあるブランドアジ。数多くのブランドがありますがその中でも人気のあるブランドアジの産地などをご紹介します。それぞれに食味の違いがありますので好みのアジをみつけてみてください。

兵庫県淡路島の黄あじ

「誉の味、沼島の黄アジ」のキャッチフレーズで有名な淡路黄アジ。沼島周辺で獲れるアジは頭が小さく小ぶりだが、海峡が近く天然礁や人工礁が多い海で育ち脂がよく乗り身はゴールド(黄金)に輝いています。

千葉県の黄アジ、黄金アジ

なめろうなどの様々な料理から干物まで幅広く利用されています。黄金アジは金谷沖で一本釣りで水揚げされるアジで、潮の流れの早い場所で餌が豊富な場所で育ち、身に弾力があり脂乗りが良く美味です。

大分県の関アジ

豊予海峡で一本釣りで釣られて佐賀関で水揚げされるアジです。潮の流れが早く良質なプランクトンが一年中集まる豊予海峡で育つアジは大型で脂のりが良く身が引き締まっています。また品質管理を徹底しており、基準を満たしたもののみ、「関」とされる。日本初のブランドアジです。

愛媛県の岬アジ(はなあじ)

関アジと同じ豊予海峡で一本釣りで釣られ、佐田岬漁港で水揚げされる天然物。水揚げされる漁港によって「関」か「岬」かブランドが決まる。激しい潮流と複雑な海底地形により栄養豊富な伊方町沖で育ったアジの身は脂乗りが良く歯ごたえがある。魚の体重が300g以上のものが岬アジと呼ばれる。

宮崎県の北浦灘アジ

波の荒い日向灘で撒き餌で捕獲され、人の手に触れることなく水揚げされるアジです。捕獲後一週間、まろやかさを増し、脂を全身に行き渡らせるため食事を断ちます。魚の重さが100g以上のものだけが活け締めされ出荷されます。

長崎県の野母んアジ、ごんアジ

野母んアジは一本釣りで水揚げされるもので体長26㎝以上300g以上のものに限り野母んアジの銘柄をつけられる。徹底管理されており釣り上げた後も人の手に触れることなく生簀に放たれ港へ持ち帰られる。ごんアジは250g以上のもので食べ応えのあるアジ。お腹の部分が黄金色に輝いているのでごんアジと呼ばれるようになった。

山口県の瀬付きアジ

まき網漁で漁獲され萩や長門、下関の港に水揚げされるアジです。瀬付きのため漁場から港までが近く、夜に獲れたアジがその日の朝には新鮮な状態で市場に並びます。徹底管理され脂質が10%以上のものが瀬付きアジとして出荷されます。栄養豊富な餌をたくさん食べて育ったアジは脂乗りが良く体つきもふっくらとしています。

島根県のどんちっちアジ

撒き餌で捕獲し浜田漁港で水揚げされる。トロにも勝るというほど脂肪分が多く贅沢なあじわいのアジです。栄養豊富なプランクトンをたくさん食べて育ったどんちっちアジはとにかく旨いと好評です。脂肪分含有量は全国でもトップレベルです。

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