セスジスズメの成虫の背筋はとても特徴的な二本の白い線が入っています。それゆえに名前にセスジと含まれています。ですがなぜ蛾であるはずのセスジスズメはスズメという名前が含まれているのでしょうか?それにはスズメガ科と呼ばれる分類に秘密があります。
スズメガ科
スズメガは基本的にスズメのような機動力の高さで飛ぶ様とスズメのような俊敏さを兼ね備えていることに由来します。その小さすぎる見た目や風貌などからスズメを連想できるものでは決してありませんが、実は名前の由来はその軽快な動きに由来していたのです。
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セスジスズメガの仲間
セスジスズメはチョウ目のスズメガ科に分類しており1000以上の種類の仲間が存在します。成虫時はどれも洗練された戦闘機のようなフォルムで外見がとてもかっこよく、高速で飛行できるものばかりです。一部ですがその仲間たちの数々をご紹介いたます。
イッポンセスジスズメ
イッポンセスジスズメTheretra silhetensis silhetensis
実はこの一回しか未だ見たことがありません。セスジスズメと酷似するものの、背面の線の数で簡単に見分けられるので、この類を見るたびに確認しているのですが…
3年ほど前の写真なので、より下手っぴなのは悪しからず。ということで…… pic.twitter.com/GHKChxNVcb— 七階の住人 (@goniosolitarius) November 11, 2018
通常のセスジスズメは二本の白い線が存在すると述べましたが、このイッポンセスジスズメは名前の通り一本しか白い線がないのが特徴です。幼虫時も普通のセスジスズメとは違い若干の蛍光色で体表が覆われているのが特徴です。一見しても非常に違いが判りにくいためセスジスズメを飼いたい人にとっては注意が必要です。
エビガラスズメ
10月末にお家の前を彷徨っていたエビガラスズメ幼虫。無事に蛹を経て、羽化しました。(またもや暖房部屋だったので)巨大芋虫だし、寄生されてるかな。どうせ出てくるなら、ハチがいいな~なんてまたもや油断してました(^^;) 大きくて、翅色も落ち着いてて、しかし、海老色パンツな素敵蛾です。 pic.twitter.com/KiG8mRSbob
— ちあき@遊蛾堂 (@chiaki_yugado) December 11, 2018
茶色と灰色の褐色がかった色が特徴的なスズメガです。腹部には赤い部分がいくつかあり、それがまるでこんがりと焼いたエビのような見た目をしているためにこのような名前が付けられました。幼虫時はとても栄養価が高く、食料困難の時代が来ても食用に利用できるように現在、多くの遺伝子に関する実験がなされています。
セスジスズメは幼虫も成虫もかわいい!
本記事ではセスジスズメに関するあらゆる一面をご紹介しましたが、やはり一番皆さんに知ってほしいことは一つです。それは一体何か?セスジスズメが幼虫も成虫もかわいいということです。生息域は非常に様々で捕獲しやすく、犬や猫などのペットのようにお金がかかるわけではないのでこの機会にぜひ飼ってみるのはどうでしょうか?
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