廃墟の女王「摩耶観光ホテル」|そこは美しい廃墟か恐怖の心霊スポットか?

1989~1990年にフジテレビで放送されたこのドラマは、歴史的な映像価値も高く、前半は神戸市で撮影が行われました。その際に、阪神・淡路大震災が起こる前の神戸雅叙園ホテルや、摩耶観光ホテルが使われています。

摩耶観光ホテルの内部はどうなっている?

摩耶観光ホテルは、現在は4階建ての(増築された5階部分は確認されていない。焼失したとも言われている。)アールデコ様式で、1~2階部分がホテルの客室、3階がロビーやカジアルコーナー、4階が大ホールやグリル、今は無き5階部分は、大宴会場と中宴会場でした。

4階ステージは映画デスノートで使用

大ホールのあった4階は、映画デスノートの撮影場所です。撮影時に、雰囲気を崩さないよう、廃墟感を残しつつ、壁が塗られています。それでも地面には瓦礫やタイヤの様なものが転がっており、廃墟としての威厳が残っています。

3階は額縁の部屋など多彩

3階は、額縁の部屋があり、緑の部屋とも呼ばれたスイートルームです。かなり有名な写真の撮影スポットです。1面が窓になっており、外の緑をどこからでも望むことができ、日当たりが非常によく、古びたテーブルと椅子が今も残されています。

動画で撮影されている部分が、序盤がエントランス、食堂が左に曲がった部分です。他にも、礼拝堂があったのも3階になります。古びたシャンデリアが落ちていたりなど、冒険心がくすぐられます。

1・2階は客室多数

ここは完全に宿泊施設で、2階部分に入り口と受付があります。ここには青い部屋と呼ばれる部屋があり、床一面が青いタイルが貼られており、その鮮やかさと廃墟の雰囲気が組み合わさり、写真家にとっては素材に困りません。

摩耶観光ホテルは心霊スポットか?

ここまで廃墟としての魅力をお伝えしましたが、心霊スポットしても有名です。廃墟の雰囲気と元々、軍艦を模して造られたことから、コスプレやサバゲー好きもよく訪れていた場所ですが、神戸という土地柄、浮遊霊などもよく見らるので、実際はどうなのでしょうか?

心霊スポットの噂は本当か?

早速、動画序盤で事件が起きている様です。段々と鳥肌が立つような、緊張感が伝わっています。他にも訪れた2人組は、1人はずっと人の気配を感じ、もう1人は顔色が悪くなり鼻血が止まらない事態にも陥っています。

摩耶山は霊山

摩耶山には646年に建てられた天上寺がありました。賽銭泥棒による放火により、1976年に焼失してしまっています。現在では、摩耶別山に移されていますが、大寺院であった天上寺はかなりの重要であったと言われており、摩耶山は精霊が住んでいるともいわれています。

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