専用アイテムはご紹介したような手順で、中に入れておくものを順序良く入れて下から火をつければあとは時間を置けばしっかり本命の方に火が付いてくれる非常に便利で初心者にもうってつけのアイテムです。ですので初めて火付けをするという方にはこのアイテムを強くお勧めします。
バーナーを使う際の注意点
そして最後の3点目にご紹介する火をつける際の方法となるのは、バーナーを使用した方法になります。こちらは前述しましたような専用のアイテムを用意しなくとも、コンロの中の炭に直接火をつけることができますので一見するとこちらの方が簡単に思えるかもしれません。
ですが、実際にやってみると意外とこのアイテムを使っての方法というのは時間がかかるもので、思っている以上に火が付くまでかかります。ですので結局は前述のアイテㇺを使った方法の方が、より時間を掛けることなく成功させることができるというわけです。
近づけすぎないように
また注意点についてですが、火起こしをした直後の熱でバーナーのガスボンベ部分が爆発しないように気を付ける必要があります。また実際にやってみると音がすごいですが、臆することなく火を炭に当てます。そしてこの時も、バーナーをなるべく火から離すようにお願いします。
火をつけるコツ
実際にやってみるとそう簡単にはいかないことも多いかと思われますが、上手く成功させるコツとしては長時間使用していると燃料切れを起こしてしまう場合があるため、小さい材料を狙って付けると時間をかけずに成功させられます。
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後始末の方法
ここまではアイテムを使ったそれぞれの炭に火をつける方法について手順を踏んでのやり方をご紹介してきました。実際にこれで火が付いてくれると自分でも達成感があってとてもうれしくなりますが、バーベキューなどのために火をつけたのであればしっかりその後のことも考えておかなければいけません。
やってはいけないこと
まず炭の後始末をする時に絶対にやってはいけないことに関してですが、完全に鎮火しきっていない状態のものに上から水を掛けるという方法はNGです。確かに火の元には水をかければ効果的ですから、同じようにすればよいと思われるかもしれません。
ですが、炭というのは自然に消火させようとするととても時間がかかるものなのです。そこにいきなり水を掛けるというのは非常に危険で、また土に埋めるという鎮火方法も土壌を傷める上にそもそもバーベキューなどを公共の場で行うというのならマナーに違反している行為になります。。
キャンプ場の施設を利用する
もしバーベキューなどをしたいというのであれば、自宅の庭などよりもキャンプサイトのバーベキュー用施設を利用しましょう。一番手軽な方法は炭捨て場があるか、火消用のツボなどアイテムをレンタルできるキャンプ場を選ぶことです。消火用グッズを自分で用意するのも手です。
水を使った消化方法
使った炭にそのまま上から水を掛けるというのは前述しました通り絶対にやってはいけないことですが、水を使用して炭を消火させたい場合には金属製のバケツに8分目くらいまで水を張っておき、炭を一つずつそっと入れていって消火するという方法にしましょう。
全部の炭を消火させることができたら、その後はお住まいの地域の自治体に従ってゴミとして処分します。このように完全に消火しておかなければ実際にゴミにするときに炭を捨てることはできないので、後始末の際は必ず消火がしっかりできているかを確認するようにしましょう。
火消し壺に関する記事はこちら
あると便利な炭起こしグッズ①電動送風機
実際の炭起こしの方法と手順、そしてやってはいけないことや注意点などについてもご紹介しました。最後に、炭を起こしたり焚き火をする時などにも使うことができる、あると楽をすることができる便利なアイテムを2点ほどご紹介します。まずは電動の送風機になります。
簡単に風が送れる
ここでおすすめするのが、キャプテンスタッグの「バーベキュー用イージー火起こし送風機電池式」になります。シンプルに電池を入れてオンにすれば筒から風が出てくれ、オフにすればすぐに切れてくれますで誰でも直感的に使うことのできる便利アイテムです。
商品詳細
- 重量:(約)100g
- サイズ:200×75×120mm
- 材質:ABS樹脂、ロングノズル/アルミニウム
- 電池:単一乾電池1個使用
あると便利な炭起こしグッズ②ZIPPOライター
火付けの時にはともかくとして、隅に火が付いた後には持続させるために風を起こす必要があるので、電動の送風機はあるととても楽になります。続いては火をつけるためのライターですが、普通のライターだと風に弱いのでオイル式のライターのおすすめモデルをご紹介します。
見た目もおしゃれにきまる
ご紹介するのはジッポーの「オイルライターアーマークロームポリッシュ」になります。2000円程度のお求めやすいリーズナブルな価格でありながら機能については1万円以上する高級なモデルと遜色なく、指紋も付きにくなっていてユーザーの評価も好評となっています。
商品詳細
- 原産国:アメリカ
- サイズ:約56×38×13mm
- 本体重量:約65g
- 素材:真鍮
- 価格:2137円
もし火が付かなかったら
これまでにご紹介してきたやり方やアイテムなどを使用して実践すれば、初めてであってもそこまで手間取ることなく成功させることができます。しかし、もし手順どおりにやったとしても全然成功しなかったという場合には、それ相応の原因がいくつか考えられます。
湿気ったりサイズが大きかったり
前述しました通り火が付かない時の原因はいろいろと考えられ、例えば燃やす材料が一年も前に購入して使っていなかったために古くて燃えない、湿気が多くて燃えない、またサイズが大きいものばかりで直ぐ燃えてくれる小さいサイズのものがないなどが考えられます。
また、材料自体に問題はなかったとしても自分が火バサミ等でたくさん動かしてしまっているのが火が付きにくい原因になっていることもあります。この中でよくあるのは買ってから時間が経っている、サイズが均一になっているということかと思われますので、しっかり確認しましょう。
おすすめしないやり方
おすすめしたいのは今回ご紹介した3つほどの方法でしたが、これとは対照的におすすめができないやり方というのもあります。それでもできそうだからとやりがちなことが多いので、このおすすめできない方法も快適にバーベキューをするために覚えておきましょう。
新聞紙や枝を使う
それが燃やし始めるときの材料についてで、まず新聞紙を利用するというのはやめておきましょう。燃えてくれるのは間違いないですが普通の紙と同じでたくさんの灰が出てしまいますし、本命の方にも移りにくいからです。
また、キャンプサイトの地面に転がっている小さい木の枝、落ち葉などを使用するのもおすすめできません。枝は乾燥しているなら問題ないですが大抵雨等で濡れていてやりにくいですし、落ち葉の方は新聞紙などと同じで灰が沢山発生してしまうからです。
上手な炭起こしは楽しいバーベキューの秘訣
ということで、上手にバーベキューを楽しむための準備段階のやり方、それぞれの手順や使用後の後始末に注意点、使うのをおすすめする便利なアイテムなどについてご紹介しました。やり方を覚えても最初はごたついてしまうことも多いかもしれません。
しかし、最初であればそれも仕方ありませんし実践を積んでいくうちにスムーズにできるようになりますし、アイテムを使用すれば初めてでも簡単にできます。ただし実際にやるときやバーベキューなどをした後の片づけの時にはいろいろと注意するべきことがありますので、そのあたりもしっかり覚えておきましょう。
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