エギという疑似エサを釣り竿の先に取り付けてスミイカを狙う方法です。釣り道具の少なさがメリットです。場所移動するにも簡単に動けますので、荷物が多くなりがちな家族釣りにおすすめな釣り方法です。
エギングの仕掛け
スミイカは視力が大変優れていますので、エギを選ぶには色選びが重要ポイントです。海水は日によって透明度が異なりしっかりと獲物にアピールするためには、水の透明度によって色を変えることです。
エギングにおすすめなアイテム
何を選んだらいいのか悩んだ時はセットになっている仕掛けが最適です。水の透明度によって使い分けができるように、色が数種類揃っています。
海水が澄んでいる時はグリーン系、濁りがある場合はピンクや赤がスミイカにアピールしやすいです。
コウイカのエギングについて詳しく知りたい方はこちらも良かったらご覧ください
Contents
スミイカの釣り方|テンヤ釣り
ハリの先にシャコを付けてスミイカを狙います。適度なオモリを付けるため、海の底に沈みやすく、潮の流れに沿って自然な動きが作れるため、スミイカの興味を引き付けやすいのがメリットです。
テンヤ釣りとは
江戸時代から伝わる伝統ある釣り方です。オモリのサイズが調整でき、さまざまなシチュエーションに対応できるので、船釣りや沿岸部での釣りといった場所を変えた釣りが可能です。
テンヤ釣りの仕掛け
20号前後のサイズが釣れやすいです。色は光を吸収して海底でも光を放つ夜光タイプや、ピンク、グリーンが目立ちやすくておすすめです。
テンヤ釣りにおすすめなアイテム
夜光タイプになっているので、海底でも光りスミイカに興味を引き付けます。鋭いハリが特徴で驚異の貫通力で釣り上げるまで逃がさない作りです。
スミイカの釣り方|スッテ釣り
こちらの釣り方は、狙った獲物を確実に釣り上げるために改良された仕掛けを使った釣り方です。初心者の方でも釣果が狙いやすく釣り自体を楽しめます。
スッテ釣りとは
先ほどのテンヤ釣りとは違ってエサ付けなどのセッティングがいらないシンプルな釣り方法です。最低限の道具に絞っているので軽いのが特徴です。感度が高いため瞬時に釣り人は次の動作に動けるため逃がしにくい釣り方法です。
スッテ釣りの仕掛け
重さは100g以内に抑えて軽さを重視で狙っていきます。スミイカに警戒されないよう目立ちにくいハリが特徴で、色は赤やグリーンがおすすめです。
スッテ釣りにおすすめなアイテム
釣り上げた時に噴き出す大量のスミで、どうしても仕掛けは汚れてしまうため、このようなセット売りされているタイプは瞬時に変えられるので助かります。カラフルなセットなので、シチュエーションによって使い分けができます。
スミイカ釣りであると役立つ便利な物
スミを噴き出すため、注意していても仕掛けが一番汚れやすいです。使い古した歯ブラシを持っていくと細かい部分まで汚れを取ることができて便利です。仕掛けには鋭いハリがついているので、手で拭おうとしてケガをしてしまうかもしれません。
歯ブラシなら直接触らないので、慌てていてもササっと擦れば綺麗にすることができます。ぜひ持ち物に入れておいてください。
スミイカを食べよう!
釣れたてのスミイカは新鮮で美味しいこと間違いなしの味わいです。スミイカは旨味が強く、火を通しても固くなりにくいのが特徴です。
スミイカの旬は冬から春
スミイカは通年楽しめる魚介類ですが、季節によってさまざまな味わいが楽しめます。
- 春→成熟期に入り身は引きしまり、塩焼きに向いています
- 夏→子が大きくなり新イカとして市場に出回り、シコシコした食感が特徴です
- 秋→関東の寿司屋で旬のネタとして登場し濃厚な甘みが味わえます
- 冬→身が厚みを増して甘みも増します。一番濃厚な味わいが堪能できる時期です
スミイカはよく食べられているイカの一つ
旨味が強いのが特徴で水分を飛ばしたスルメは旨味を引き出す最適な加工品です。名前だけを聞くと食べたことないなと感じてしまいますが、スミイカの皮をはいで身だけにした冷凍品やお総菜コーナーのイカの煮物などに加工されています。
知らないうちに口にしている身近なイカだったのです。
スミイカの捌き方
釣れた新鮮なスミイカを美味しくいただくためには、下準備が必要です。一見、難しそうに感じてしまう捌き方ですが、包丁を用いて捌く魚と違い、コツを掴めば簡単に捌くことができるので覚えておくと役立ちます。
捌くコツをご紹介します。
スミイカの捌き方①胴に切れ目を入れる
まずは胴体から捌いていきます。胴体の中心を包丁の先を使って、先端部分から順番に下まで縦に切れ目を入れていきます。強く張り付いている部分は、そぎ落とすようにするとはがれやすいです。
切れ目を入れたら忘れずに!
下まで切れ目を切れたら、包丁を一旦置きます。手を使ってスミイカの下部分から中に入っている硬い甲羅を押し出すようにして外に取り出しましょう。
スミイカの捌き方②甲を出しげそを取り出す
甲を取り出したら、そのまま下部分を上へ持ち上げるようにして、ゆっくりとげそを胴体と離します。甲を包んでいた薄い膜が張り付いているので、丁寧にはがしていきましょう。
スミイカの捌き方③皮をはがす
胴体とはが分解できたら、胴体の内側に張り付いている皮を剥がします。この時に手で剥がそうとすると滑って難しいので、キッチンペーパーを使うと時間がかからずに簡単に剥がれます。
細かい部分は、つまようじや竹串を使うと綺麗に剥がれます。表面も同様に剥がしていきましょう。
スミイカの捌き方④内臓を取り除く
げそ部分は、イカ墨の入った袋があるので、注意が必要です。スミの袋を一番最初に取り出します。力を入れすぎないようにしましょう。その後に他の内臓を取り除いていきます。
内臓を取りだすときのポイント
力を入れすぎると途中で切れてしまうので、目の下あたりを掴んで上へ持ち上げるように引っ張ると綺麗に取れます。内臓を取り出したら別のお皿に取り分け塩をかけておくと、塩辛の下準備ができます。
スミイカの捌き方⑤くちばしと目を取り出す
胴体に戻って、目玉と目玉の間に包丁を使って切り開きます。固い丸い形をしたくちばしを取り出してから、目玉も取り出します。隠し包丁をしておくと食べやすくなります。
スミイカの捌き方⑥ぬめりを洗い流す
塩をふりかけて、少し揉みこむようにしてぬめりを取って水道水でよく洗い流します。このひと手間が、次に調理する味に差がつきます。
スミイカレシピのおすすめをご紹介!
いよいよ美味しく仕上げる調理です。どの料理も短時間で完成できますが、味は絶品で手間暇かけたような旨味がでるのがスミイカの出せる技です。
スミイカの強い旨味を上手に引き立ててくれる3つの調理法をご紹介します。
スミイカ料理①スミイカと大根の煮物
煮込むことで大根にもスミイカの旨味を閉じ込めた贅沢な煮物です。ジューシーな大根から染み出すスミイカの旨味が十分に堪能できる優しい味の和食料理です。煮込むだけで完成するのも嬉しいレシピです。
スミイカと大根の煮物のレシピ
材料
- スミイカ 2~3杯
- 大根(乱切り) 1/3本
- 生姜スライス 1片
- 醤油・砂糖・酒・みりん 適量(引用元COOKPAD)
スミイカ料理②スミイカのアヒージョ
スミイカの旨味が溶け込んだエキスをバケットに染み込ませて食べると、いつものバケットが魚介類の深い旨味のあるパンに変わります。お店のような深い味わいで、ホームパーティにも喜ばれる一品です。
スミイカのアヒージョのレシピ
材料(2人分)
- スミイカ 1杯
- エリンギ・しめじ 1/2パックずつ
- オリーブオイル 1/2カップ
- ニンニクチューブ 小さじ1
- 鷹の爪 1/4本
- 塩 小さじ1/2
- 粒こしょう 少々
- 乾燥パセリ 少々
- バケット お好み(引用元COOKPAD)
スミイカ料理③イカ墨リゾット
せっかくのイカ墨を捨ててしまったらもったいないです。ぜひ絶品料理にしましょう。捌いたときに塩を振りかけておいたイカ墨を上手に活用できるレシピです。
イカ墨リゾットのレシピ
材料(1人分)
- ご飯 1杯
- スミイカの塩辛 お好みで
- ベーコン お好みで
- だしの素 1個
- 水 浸るくらい(引用元COOKPAD)
スミイカを釣って食べてみよう!
市場に出回らない貴重なスミイカを自分で釣ることができたら、自宅にいながら贅沢なイカ料理が味わえます。高値で取引されるスミイカが食べられるなんて贅沢ですね。
通年狙いやすいスミイカなので、ぜひ釣りに出かけて美味な味を堪能してみてはいかがですか?
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