アジングロッドやメバリングロッドの穂先は非常に細く、直径1mm以下の製品も数多く発表されています。細くて繊細ですが、靱やかで柔軟性が有りますから簡単には折れません。曲がり強度が非常に強いのです。ところが、何かの拍子に穂先を壁や堤防にコツっとぶつけてあっさり折ってしまう事が有ります。でも諦めてはいけません。
釣具店には自作や補修用部品として、ガイドや様々な長さ、口径の補修用ロッドを販売していますので補修したい箇所に合う部品を購入しておきましょう。ついでにA、B2剤混合タイプの接着剤と補修糸を用意しましょう。瞬間接着剤は衝撃に弱いのでロッドの補修には不向きですので注意して下さい。
なんとか修理しちゃいましょう
穂先は折れたところに合うトップガイドを接着剤でくっつければ、少々短くなってしまいますがなんとか釣りが出来る状態に補修出来ます。途中から折れてしまったら、補修用のロッドを折れた箇所に通して折れた側と手元側が繋がる位置を確認して補修用ロッドを切断します。後は接着剤を付けて接合します。
接着剤が乾燥するまで1日置いてから、次は接合部分の上に補修糸を巻きつけていきます。かなり強めに巻いて下さい。巻き終わったら最後は接着剤を全体に付けて乾燥させます。完全に乾燥してから細目のサンドペーパーをかけると仕上がりがキレイになります。詳しい修理方法はこちらを御覧ください。
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アジングロッドの他に必要なアイテム
アジングロッドのおすすめをご紹介しておりますが、他にどんな物が必要なアイテムなのかを少しご説明しておきます。ロッドに合った1000番から2000番台のリール。(番手はリールの大きさを表しています)リールに巻くメインラインが必要です。比重のあるフロロカーボンを使用する人が多いですが、
フロートリグを使う人はPEラインも選択肢に入ります。PEラインを使う時は先端に2lbから6lbくらいのフロロカーボンを1m程結びます。そして魚を掛けるジグヘッド、アジングワームまたはマイクロジグやメタルジグなどのハードルアーを準備しましょう。
あると便利なアイテム
アジは尻尾の方にゼイゴと言うトゲが体側に沿ってついていますので素手で掴むと痛いですから、フィッシンググローブやフィッシングクリップがあると便利です。他には釣った魚を入れる小型のクーラー、夜間に常夜灯周りを狙うのでしたらヘッドランプは必需品です。小型のハサミ、予備のラインやワームなどを収納するバックもあると便利です。
その他、帽子に偏光グラス、タオル。現地で捌いて持ち帰る人は処理用のナイフが必要です、キッチンバサミを使うのもおすすめです。アジングはロッドとリールとジグヘッド、そしてワームと言うとてもシンプルな道具で始められますから挑戦してその楽しさを体感してみて下さい。リール選びに役立つ記事はこちらからどうぞ。
アジングロッドおすすめランキング② ソリッド
ソリッドティップは乗せて掛ける釣りに向いています。表層、中層、下層と同じレンジをキープしながらただ巻きするだけで魚の重みを感じた時にはほぼオートマティックにハリ掛かりしてくれますのでバラシが少なくて初心者にはとても扱い易いロッドがソリッドティップモデルです。実績の有るロッドをいくつかご紹介してまいります。
乗せて掛けるとは
乗せて掛けると言われても体感しませんと中々感じがつかめないでしょう。アジの捕食動作は餌をスポッと吸い込む感じで捕食します。この時違和感があると瞬時に吐き出してしまいます。乗せて掛けるとは、このアジがスポッと吸い込んだ時、穂先も追従してスッと引き込まれる程微妙に反応します。
そしてアジが違和感を感じる前に反発力で針掛かりさせてしまいます。ソリッドタイプの穂先は1mm以下と非常に細く繊細に作られていますので、こうした微妙なアタリに追従する事が出来るのです。最近はこのソリッドタイプの長所を活かしつつチューブラータイプに近い張りを持たせて積極的に掛けて行けるモデルも続々登場しています。
ソリッドアジングロッドおすすめランキング: 5位
シマノ:ソアレBBアジング S604ULS
アジング初心者向きの扱い易さを重視したシマノのソアレBBアジングモデルです。低価格ですがアジングロッドに必要な機能はしっかり装備されています。短目で軽く感度が良いので繊細なアタリにも半自動でロッドが対応してくれますのでとても扱い易いお手頃ロッドです。
短めで抜群の操作性
堤防や常夜灯の明暗部などの近距離を軽いジグヘッドで狙うのに最適な短目のロッドです。タフテックソリッドを採用していますので、しなやかで感度が良く、乗せと掛け両方の良さを併せ持っています。小アジ、豆アジなど小型のアタリに敏感に対応出来ます。
靱やか穂先で繊細に乗せる
このロッドは6.4ftとショートレングスですから、操作性が抜群に良いのが特徴です。しなやかな穂先と張りのあるベリーで繊細なアタリも逃さず乗せて掛ける楽しさを味わえるモデルです。食い込みが良くはじかれないので数が上がるようになる初心者には嬉しいロッドですのでおすすめします。
詳細
- 全長:6フィート4インチ(193.0cm)
- 仕舞寸法:99cm
- 継数:2(pcs)
- 自重:66g
- 先径/元径:0.8mm/8.7mm
- 適合ルアー:0.3g~6g
- 適合ライン:1lb~3lb(ナイロン・フロロ)、0.1号~0.4号(PE)
ソリッドアジングロッドおすすめランキング: 4位
アブガルシア:ソルティースタイルSTAS-632MLS-KR
高次元でソルトゲームを楽しむアイテムとしてアブガルシアから発売されているソルティースタイルをご紹介します。ほとんど全てハイスペックな最新のパーツを搭載して高い感度と軽さを実現しています。しかも価格は抑えめですので、お得感の高い製品です。
常夜灯狙いに最適
カーボンの含有率が高い張りの強いロッドです。軽量ジグヘッドの重さをしっかり感じられる超高感度ですから水深が深いポイントや潮の流れが早い所などでも、ごく小さい繊細なアタリをとらえて上アゴに鋭くフッキングする事が出来ます。
最新機能がてんこ盛り
軽量の小口径ガイド、アブガルシア独自のXカーボンテープラッピング、TVSリールシートなど上位クラスの最新機能を搭載しているのが特徴です。感度と軽さとトルク、そしてフッキングパワーを磨き上げ、アジングを身近に気楽に楽しめるモデルとなっています。
詳細
- 全長:6フィート3インチ(190.5cm)
- 継数:2(pcs)
- 仕舞寸法:98.5cm
- 重量:91g
- 先径/元径:0.8mm/9.5mm
- 適合ルアー:0.4g~8g
- 適合ライン:1lb~4lb(ナイロン・フロロ)、0.1号~0.8号(PE)
- 使用材料:カーボン98%、グラス2%
ソリッドアジングロッドおすすめランキング: 3位
シマノ:ソアレBBアジング S704LS
先にご紹介したソアレBBアジング S604ULSとは全く違う遠投性能と操作性の両方を併せ持ったモデルです。沖目を狙いたい時に使用するフロートリグやキャロライナリグ(仕掛け)からメタルジグまで幅広く対応出来ます。またアジだけでなく、メバルなど様々な魚種を対象に出来る使い勝手の良いおすすめロッドです。
遠投タイプで沖目を攻略
反発力の強いハイレスポンスソリッドを採用していますので、中距離から遠距離の釣りでも僅かなアタリを感知して積極的に掛けていけるセミロングの掛け調子ロッドです。適合ルアーは0.5gから12gまでと幅が広いですのでライトショアジギングロッドとしても充分使えるスペックを備えています。
フォールで誘う
ロッドで誘ってフォールで食わす、操作性の良いロッドですから一連のアクションを軽快にこなす事が出来ます。しなやかにシャープに誘って掛ける釣りをスピーディーに展開出来ますので、アジングの楽しさを存分に味わう事が出来るモデルです。セパレートグリップ、シマノオリジナルリールシートも搭載しています。
詳細
- 全長:7フィート4インチ(223.5cm)
- 継数:2(pcs)
- 仕舞寸法:114.5cm
- 自重:76g
- 先径/元径:0.8mm/11.5mm
- 適合ルアーウエイト:0.5g~12g
- 適合ライン:1.5lb~4lb(ナイロン・フロロ)、0.1号~0.6号(PE)
ソリッドアジングロッドおすすめランキング: 2位
メジャークラフト:クロスライド XRS-T762AJI
オールマイティーな万能タイプを追求したメジャークラフトのクロスライドのソリッドティップモデルです。7.6ftと長目ですが、様々な状況に対応出来る遠投性能と操作性を両立させた超高感度ロッドに仕上がっています。長目ですからフロートなどの仕掛けも無理なくキャスト出来、磯や堤防などの足場の高い場所で実力を発揮します。
小口径ガイド搭載で高感度
最新のKRチタンフレームの小口径ガイドを搭載していて超高感度を実現しています。最新のリールシートを装備し、実際に使用する時、握り易く操作しやすいグリップデザインを採用して持ち重りする事が有りません。実釣性能を最優先にあらゆるフィールドで活躍する万能型のロッドです。
クロスフォースプラス製法を採用
クロスフォースプラス製法を採用していてネジレの抑制とブランクのパワーが向上しています。チタンフレーム小口径ガイドと相まって抜群の遠投力と感度の良さが特徴です。沖目のボトムをメタルジグや重めのジグヘッドでダートさせたり、フロートリグやキャロライナリグなどあらゆる仕掛けを自在に使い分け出来る対応力を備えています。
詳細
- 全長:7フィート6インチ(233.6cm)
- 継数:2(pcs)
- 適応ルアー:0.5g~8g
- 適応ライン:1~5lb(ナイロン・フロロ)、0.2~0.6号(PE)
ソリッドアジングロッドおすすめランキング: 1位
一誠「碧」IUS-78LS ライトゲーム・オフショア
一誠・海太郎の名品、碧シリーズのオフショアライトゲーム専用モデルがソリッド部門の第1位です。実売価格が3万円をちょっと超えますのではじめの1本としては少し腰が引けてしまいそうでが」、性能は手にした瞬間から違います、自分の手の延長のような一体感と自在に操れる操作感は快感です。
オフショアからデープなアジング
沖の潮目や深場の大型サイズを強く意識して狙える性能を持っているモデルです。7フィート8インチと長目ですからロングストロークで大きな誘いができます。食い込み重視ロッドですので、アジの他にもメバル、カサゴ、カマスなど様々なライトゲームが楽しめる仕上がりとなっています。
ハイスペック搭載
フジ製のステンレスフレームSiC Kガイド、EVA&VSSグリップシートなど全てハイスペックなパーツを搭載していますので、軽量で次元の違う操作性を実現しています。もちろん感度と掛け感も入門機種とは一線を画す素晴らしい釣り味を体感出来ます。竿を振っているだけで楽しくなる名品と呼べる一本です。
詳細
- 全長:7フィート8インチ(233.6cm)
- 仕舞寸法:121cm
- 継数:2(pcs)
- 先径/元径:0.9mm/10.4mm
- 適合ルアー:3g-14g
- 適合ライン:6lb-12lb(ナイロン・フロロ)、0.3号-0.8号(PE)
アジングロッド選びは慎重に
アジングは繊細なアタリに対応して積極的に掛けて行く攻めの釣り方と乗せて掛けて行く釣り方が有ります。最近はこの両方の釣り方に対応出来るよう、ロッドの調子も変化して来ています。ショートロッドはより繊細に近距離を狙えますし、ロングロッドは遠投性能が高くて幅広い仕掛けに対応出来ます。
選ぶポイントはある程度遠投も出来て仕掛けの対応幅が広い、やや長目のロッドを目安にすると良いでしょう。初心者向きの低価格帯ロッドはオールマイティーに使える万能型が多いですからはじめの1本に最適です。7フィート6インチくらいまでの長さでした、取り扱いに難儀する事は有りませんので参考にして下さい。