ロシアの研究所がボストーク湖の湖面に到達してから以後、南極への人々の注目は高まりを見せ、南極の珍しい生物や生態系に関する情報が人気を得ました。それと同時に未確認生物(UMA)に関する怪情報も流れるようになり、世間を騒がせるようになりました。中でも英国の新聞社に掲載された記事をひとつだけご紹介します。
タコ型の危険生物が存在?
2016年11月30日、英国のオンラインメディアDaily and Sunday Expressに掲載され、話題となったニュースがあります。ロシア人科学者がボストーク湖で、タコに似た14本の足を持った未確認生物に襲われ、3人が捕食され死亡したと云うニュースです。。
博士の話によればこの生物は「有機体46-B」と呼ばれ、ロシアでその殺傷能力の軍事利用を計画していたとのことで、もちろんロシア政府はこれを否定する見解を発表しています。俄かには信じられないような話です。
南極には未知の生物がたくさんいる
ただし作り話と切り捨ててしまうのは、早計というものでしょう。上の画像は、南極の海底で捕獲された生物で、エウラギシカ・ギガンティアというポリノイド科のワームです。水深500m~700mに生息します。
ポリノイドは一般に肉食動物なのだそうですが、こんなのに襲われたら誰だって卒倒してしまうでしょう。ただし標本なったものは体長20Cmくらいなので少し安心です。否20Cmでもやっぱり怖いですね、気味が悪過ぎます。その他未確認生物についての記事は下記をご参照ください。
ボストーク湖に眠りしはものの正体は?
ロシア発のボストーク湖関連の怪情報として有名なものに、「黄金鉤十字」があります。このニュースも出所不明で懐疑的にならざるを得ないのですが、妙に私達をワクワクさせるような何かがあります。それは多分私達の多くが、地球史には何か隠された大きな秘密があると感じているからなのではないでしょうか。
人口装置が眠っている?
2012年のロシア国防省の報告書に、ボストーク湖調査中に「黄金のような金属で作られた鉤十字」を水中カメラが捉えたという内容があったことが伝えられました。高さ、幅はいずれも100メートル程との事でした。
明らかに人工物と思われる事から人々の関心を惹きましたが、ボストーク湖の凍結は1,500万年以上とされますので、一般的な解釈は通用しません。そこで有史以前の超古代文明との関係が憶測されました。またそれがドイツナチスが使用した紋章であるハーケンクロイツであることから、その関係性について様々に噂されました。
ボストーク湖の鉤十字はナチスのシンボル?
鉤十字はナチスが使用した為に、第二次世界大戦以後の西洋では忌避すべきシンボルとなってしまいましたが、実はそれ以前では「幸福」や「吉兆」を示す良いシンボルでした。日本ではお寺のマークとして御馴染みです。
鉤十字は不運にも、ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンが古代トロイ遺跡にそれを発見してしまったことから、アーリア人の象徴として祭り上げられ、ドイツナチ党のシンボルマークに正式採用されてしまいます。