竿を投げた後は基本的には待ちの姿勢になりますが、放置するのではなく数分に1度は数メートルほど動かします。海底が砂地なら引きずるように、障害物があるならオモリを一度浮かせてから着底させるように動かします。アタリがあれば高確率でハリまで食い込みますので、ゆっくりと大きくアワセを入れて巻き取りましょう。
投げ釣りのタックル
投げ釣り用ロッド
体格や身長に合わせたものを選びましょう。ロッドにはカーボン製とグラス製がありますが、張りがあって反発力が強いカーボン製がおすすめです。軽く振りやすいだけでなく、アタリを捉えやすいという特徴があります。
投げ釣り用リール
ラインを放出しやすいようにスプールが非常に大きいが、キス釣りの場合は常にロッドを握る必要があるため、リールが軽い方が扱いやすいです。
投げ釣りは基本的に砂のある場所で行うため、リールに砂を巻き込んでしまいやすいので、防水性が高く頑丈なものを選びましょう。
カレイを釣るなら太糸のリール、キスを釣るなら細糸か極細糸のリールが相応しいです。
投げ釣り用ライン
遠投をするためにナイロンと同強度でありながら、、より細いことで空気抵抗が少ないPEラインが使いやすいです。0.5〜1号程度のサイズがあり、より細い方が飛距離が伸びますが、細い分強度が弱く切れや強いのが難点です。使用するタックルやオモリなどによってサイズを調整しましょう。初心者は太めの0.8〜1号程度を使用し、扱いに慣れてきたら細めのラインに挑戦するとよいでしょう。また岩礁や藻が多い場所では切れる心配が増えますので、1〜1.2号を使うとよいでしょう。
投げ釣り用力糸
PEラインの先にテーパーのついた力糸をつけると、ラインの断切を予防することができます。力糸の素材はPEでもナイロンでも、どちらでも結構です。ただ、アタリにこだわる方にはPEをおすすめします。力糸はラインの先に取り付ける10メートル程度の糸で、これを取り付けることでオモリを投げた時の衝撃でラインが切れることを防いでくれます。投げ釣りではオモリを投げる反動で飛距離を伸ばしますから、飛距離を伸ばせば伸ばすほどラインへの負荷が大きくなり切れやすくなります。必ず力糸を取り付けるようにしましょう。