「八幡の藪知らず事件」とは?
八幡の藪知らず事件を覚えていますか?今から約6年前の事件で、状況が不可解だったことから様々な憶測を呼び当時は大変話題となっていました。今回はこの八幡の藪知らず事件の真相を解明していきたいと思います。
八幡の藪知らず事件は女子校生が行方不明になった事件のこと
千葉と言えば東京の隣で有名なレジャーランドのディズニーランドもあるそこそこ都会の県です。ですが、市川市というところに入ってはいけないと言われている森があります。
今回の八幡の藪知らず事件とはそこの近くに住んでいる大学受験を控えた高校3年生の女の子が失踪した事件です。森の中にある神社で発見されたことからこの名で呼ばれるようになりました。
77日後に発見された女子校生!変わり果てた姿に
懸命な捜索活動の甲斐なくなかなか見つからずもう生存は絶望的かとも思われていました。しかし、なんと77日という時を経てボロボロの変わり果てた姿ではありましたが無事に女子校生が見つかりました。
八幡の藪知らず事件と残された多くの謎
無事に見つかったものの77日間も消息不明となっていたことや禁足地と言われる入ったら生きては出られなくなる場所で発見されたことから八幡の藪知らず事件は様々な憶測を呼びました。宗教絡みや彼氏と駆け落ち、神隠し説などです。
八幡の藪知らず事件の発生地となった場所の噂について詳しくまとめた記事がございます。八幡の藪知らず事件の森について知りたい方はこちらの記事をお読みください。
八幡の藪知らず事件の経緯
様々な謎や可能性を説明する前に八幡の藪知らず事件の状況ついて説明していきます。まずは女子校生の失踪当時の状況をお話しします。
17歳女子校生が下校途中に失踪!行方不明に
6年前の丁度今くらいの時期である7月11日に通っていた高校から帰宅途中だった女の子が行方不明となりました。家出と呼ぶには少々計画性が無さ過ぎるもので所持金や所持品等もほとんどありませんでした。
家族が捜索願を提出するも手がかりは見つからず
18歳の女の子が居なくなったということで家族はもちろんのこと地元の人々も大騒ぎし皆が一丸となって捜索活動にあたりました。もちろん、警察もすぐさま動き全国ニュースとなり女子高生の行方を追っていました。
77日後に自宅近くの神社の社で発見される
灯台もと暗しとはこの事でしょうか、散々皆で探していた女子校生はなんと家の近くの森の中にある神社で発見されました。一人寂しくポツンと社に座っていたところ発見されたのですが見つけた人もさぞ驚いたことでしょう。
お供え物の交換時期だったため発見された
八幡の藪事件の舞台は禁足地と言われているからには人など来ないはずですが、運がいいことに見つかった時期はお供え物を交換する時期でした。女子校生を見つけた男性は痩せこけて泥だらけの姿がホームレスのようだったと言っていました。
八幡の藪知らず事件の気になる点①女子校生の自宅と発見場所
いきなりなんの手がかりもなく忽然と姿を消した八幡の藪知らず事件を説明しましたが、ここからは事件の謎や真相を掘り下げてお話ししていきたいと思います。まずは女子校生の最後の目撃地点と見つかった場所と自宅の位置関係を説明します。
女子校生が失踪したと思われる場所と自宅の位置関係
通っていた千葉県内の県立高校から電車で帰宅後いつも通りに自宅近くのJR外房線本納駅で改札を出たのが失踪前に最後目撃された姿でした。駅から自宅までは約1キロで住宅街を通って帰るのが最短ルートです。
女子校生が発見された場所は自宅から350mほど
発見地である社は駅から自宅までを真っ直ぐに帰ると通らないルートに位置しています。わざわざ帰宅途中で曲がって遠回りをして行かなければ八幡の藪知らずの森にたどり着くことはないでしょう。
何よりこの事件で一番驚くことが女子校生が見つかった場所が自宅から350メートルしか離れておらずあまりにも近すぎることです。77日間もずっとこんな近くに潜んでいたのなら簡単に見つかっていたはずです。
八幡の藪知らず事件の気になる点②女子校生発見時の様子
通常では有り得ないことが多すぎる八幡の藪知らず事件ですが、女子校生発見当時の状況もかなり特殊なものでした。先程少し説明しましたが、もう一度詳しく説明していきます。
足の先から髪の毛までドロドロだった女子高生
着替えていないので失踪当時の高校の制服姿でしたが、それは女子高生とは到底思えないような姿でした。髪からつま先までドロドロで制服も大変汚れていてとても年頃の女の子には見えない姿だったと言います。
ネット上では彼氏の家や駆け落ち説も唱えられていましたが、見つかった時の姿を考えるとほぼこれは有り得ないでしょう。女子校生は一人で見つかっていますが、誰か家出を手伝っていたという見方もとても低いです。
18歳の女子高生ということを考えると泥だらけの汚れた姿で誰かと一緒に居たとは考えがたいです。年頃の女の子がいくら家出とは言え身なりを全く気にせずに人に会うことはないでしょう。
ただでさえ人の目を気にする年頃なのにましてや彼氏となったらやはり可愛い姿を見せようとします。それを考慮するとむしろ誰にも会いたくないと思っていたため協力者はなしと考えるべきでしょう。
体はやせ細り体重は31kgまで減少していた
もしも、遭難した場合ですが1週間生きることすら厳しいと言われこれは成人のデータなので未成年となるともっと低いでしょう。2ヶ月以上も外で暮らしていたわけですから女子校生はろくにご飯や水分を取れなかったと考えられます。
元々45キロという標準の体型から31キロという病気を疑うレベルにまで体重が落ちていて食事があまり取れていなかったことが伺えます。無事に帰ってきてくれて安心したものの家族は痩せ細った娘の姿を見てさぞ心配したことでしょう。
言葉を話さず?問いかけには首を振って答えていた
捜査員の質問に声を出して答えることは出来なかったようですが、首を振って意思表示をして捜索をされていた女子校生であることが判明しました。これは単純に憔悴で声が出せなかったのか、喋りたくなくて口を閉ざしていたのでしょうか。
無理なダイエットの経験者なら分かるかもしれませんが、あまりにお腹が空きすぎると喋れなくなるので女子校生もそのような状態だったのか。もしくは、単純な家出でここまで大騒ぎになってしまい恥ずかしくて何も喋らなかったということも十分有り得ます。
八幡の藪知らず事件の女子校生が生き延びれた理由について考察
2ヶ月以上もの暑い夏をサバイバル経験のない普通の女子校生が生き抜けるとは通常では考えられないことでしょう。ここでは生きるために必要なライフラインをどうしていたか解説していきます。
八幡の藪知らず事件の問題①猛暑・台風・ゲリラ豪雨
雨や風を凌げるような建物があり、食べ物も少しはあれば1ヶ月程度なら生きていくことは可能です。しかし、今回の失踪はまだ成人していない女子校生でありしかも夏真っ只中のとても暑い時期です。
2013年と言えば記録的な猛暑でもあり、室内に居てもエアコンが無ければ熱中症になってしまうこともあるほどです。そして、暑さの他にも台風や豪雨などもありました。
2013年の千葉の夏はほぼ毎日30度を超えていて、社の中に居たとしてもかなり暑いと予想されます。しかし、周りが木に囲まれていることから直射日光を防ぐことが出来るため熱中症にはならなかったのではと考えられます。
神社の社がどれくらい丈夫かは分かりませんが、台風と豪雨であれば揺れは相当あるでしょう。雨風は凌げるにしてもとても怖いと思いますが、それでも帰ろうとしなかったのはよほど辛いことがあったのでしょうか。
八幡の藪知らず事件の問題②行方不明の間の食事
雨風を凌げる場所を確保出来たとしても、一番の問題は水分補給と食べ物の調達です。夏であったことから、庭で家庭菜園をしている家庭も多くそこで食べ物を調達して水分は近くの水道で飲んでいたとのことです。
失踪事件は全国ニュースにもなっていた程で連日捜索活動がされていたはずですが、こんなにも動き回って見つからないものなのでしょうか。近所の住民も当然失踪は知っていたことでしょう。
本人が大騒ぎになっていることを知っていたかは分かりません。しかし、6年前の18歳であれば携帯を持っていたと考えられますので充電が無くなるまでは自分のニュースを気にしていたでしょう。
住民も女の子の行方を気にしていたとは思いますが、まさか自分の家の庭で食べ物を漁っていたとは思わずにいたと考えられます。ここまでニュースになると地元には居ないと思ってしまうのも無理はありません。
八幡の藪知らず事件の問題③行方不明の間の風呂・トイレ
少々品がないですがトイレはその辺ですることも出来るし、お風呂は入れなくても死ぬことはありません。ですので、これは大した問題ではないように見えてしまいがちですが少し考えてみてください。
水道で最悪どうにか出来るかもしれませんがちゃんとお風呂に入れず着替えも出来ないとなると匂いがとんでもないことになります。自分でも耐え難いほどの悪臭がすることは間違えないですし、着替えられないというのは思っているよりも深刻な問題です。