紙魚という昆虫はどんな虫?駆除方法や対策、飼育法をまとめて紹介!

紙魚(キララムシ)などの害虫をターゲットとして捕食してくれる益虫として知られています。ただし畑や田んぼをはじめとする農園の栽培物を食してしまうのであり、害虫の一面もありますのでご注意ください。

主な紙魚の種類

紙魚(シミ・キララムシ)は総尾目に属されていて、種類が分かれて存在してあります。そんな紙魚(キララムシ)のメインとなるふたつの種類の特徴や生態について触れてご紹介させていただきます。

在来種のヤマトシミ

その名前に大和(ヤマト)がついていて、実にわかりやすい在来種の紙魚(キララムシ)であります。日本では古くから生息し分布してメジャーなヤマトシミです。頭が丸くお腹と胸の部分にあたる部分が大きいのが特徴です。

外来種のセイヨウシミ

こちらも西洋(せいよう)と生物学の名称についているので、イメージできると思いますが外来種の紙魚(キララムシ)です。特徴はエビのような黒色フォルムをしていて、こちらのセイヨウシミも近年、日本国内で勢力、分布拡大してきているため、よく見かけられるようになりました。

紙魚を飼ってみる?飼育方法

その地を這う時に魚のように似ていたり、見た目がどことなくゴキブリみたいに気持ち悪かったり、大事な書類などの紙を無作為に勝手に食べてしまうなど、良い昆虫ではないのは確かですが、そんな紙魚(キララムシ)を飼ってみませんか?

飼育方法①必要なもの

まずは必要なものですが、大事なのは紙魚(キララムシ)に適したジメジメしている環境を作り出すことです。したがってタオルや紙などに水を湿らせて置いたり、加湿器などを設置してあげることが大切です。普通の合成樹脂でできている虫かごがあれば大丈夫かと思います。

飼育方法②エサ

こちらの記事で何度か考察していきましたが、シミ(キララムシ)は澱粉を含むものだったらなんでも食糧として食べるので、雑誌や本などの紙、小麦粉製品などをあげれば、必然的にエサとなるのです。おすすめなのは柔いもので、硬い紙などであれば水などで濡らしてやっても良いです。

飼育方法③注意点

シミ(キララムシ)は0.5センチメートルいかの狭いところを好むので紙きれなどの好物となるようなものを、虫かごの中に間をできるように配置しましょう。またカラッと除湿器などで乾燥させてはいけませんので注意してください。

紙魚は見た目は気持ち悪くても案外おとなしいやつ

紙魚(キララムシ)はフォルムなどの外見が、あのゴギブリに酷使していたり、長い触覚が気持ち悪いだけではなく、澱粉の成分を含むすべての物質物体を無作為に食べてしまう、我々人間の居住区にはびこり、迷惑をかけてしまう不快害虫です。

けれどもそんなシミ、キララムシは案外おとなしく生物学的に珍しい変態を一度もしない昆虫なのです。そんな地球上の生物からすると我々人間のセンパイに当たる生き物でもあります。もし見た目もそこまで気にしない方、昆虫大好きという方がいらしたら、一度飼育してみてはいかがでしょうか?

世界一気持ち悪い虫に関する記事はこちら

益虫であるオニグモに関する記事はこちら