紙魚とは?
皆さんは紙魚(シミ・キララムシ)・総尾(シミ目)という虫はご存知ですか?ゲジゲジのように見た目はかなり不気味で気持ち悪く、見つけた時はあの一番嫌われているといっては過言ではないゴキブリときと同じくらいゾッとしてしまいます。
本を食べる気持ち悪い虫
なんと紙魚(シミ)は雑誌などの本や紙類を食べるのです。あのゴキブリも段ボールを食べると言われてますが、まさか食まで似ているとは驚きですよね。1つの家をみても紙でできているものがたくさんあるのでシミには注意が必要です。
他にも繊維の中にでん粉が含んである物体でしたら何でも食べます。でん粉といえば、小麦粉やパンだけではなく、人間や動物の皮膚組織の中にも含まれるので、アカなどの老廃物もシミは非常に好むのです。古くから森や自然の掃除屋と言われておりその元来が由来となっています。
紙魚による被害
紙魚、キララムシはその名前通り、雑誌やノート紙でできているもの、組織の中にあるでんぷん目的で無作為に食してしまうのです。そんなことを聞いただけでも、こいつが被害を被りそうな感じがします。
紙やでんぷん質の糊を舐める
今日では、だんだんと暖かくなってきて、もうすぐ梅雨の季節がやってくるわけですが、そんなじめじめと湿っている環境をキララムシは求めているのです。食べると言ったら紙などの個体自体にトンネル状のような穴を開けて空ける。そんなイメージをされがちですが、それはシバンムシの仕業なので勘違いしないようにしましょう。
一方の紙虫(シミ・キララムシ)は繊維質の成分に澱粉が含まれている、雑誌や本などの紙、我々人間を含む動物たちの垢・角栓などの古くなった老廃物を澱粉目当てで、なめるように無作為に食すのです。
いわゆる不快害虫
紙など澱粉でできているものならなんでも舐めて食べてしまう害虫キララムシですが、その見た目も人によってはあのG(ゴキブリ)以上に生理的に受けつけず、気分を非常に害してしまうので、家で過ごしていていきなり出くわすだけで、不快害虫なのです。
不快害虫はやはり見た目やルックスが、とても耐えがたいくらいには気持ちが悪いですが、日本以外の世界各国ではそんな気持ち悪い虫がたくさん生息しています。こちらの記事ではそんな虫をランキング形式で紹介していきますので是非ご覧下さい。
実は珍しい昆虫!紙魚の生態
そんな不快害虫と言われている髪を食べるキララムシ(シミ)ですが、生物学的にはとても珍しい昆虫なのです。どこらへんが珍しい昆虫と言われているのかを皆さんと一緒に考察していきたいと思います。
珍しい生態①数少ない無変態の原始的な昆虫
この世界、この地球上ではありとあらゆる生物がいて、その中でも昆虫に属している生き物は果てしない数の種類がいるわけですが、その中でも生を持って誕生してから一度も変態をしない昆虫というのは、大変希少であり珍しく総尾(キララムシ)は原始的な昆虫なのです。
珍しい生態⓶寿命が長く、生命力も強い
一度も生態はしないといっても、脱皮をしないわけではありません。生まれてから死ぬまでに幾度も脱皮を繰り返して、細胞再生しているのです。そのためなのか寿命が10年弱くらいあり、昆虫の寿命としては長く、生命力も大変たけているのです。
人が作った紙を食べる紙魚を食べた人は?
ちょっとこちらの見出しのタイトルが分かりづらいと思いますが、我々人間が澱粉成分で作った紙を食べる紙魚(キララムシ)ですが、そんなキララムシを食べた人はこの世に存在するのでしょうか?その疑問についてお答えします。
今のところ日本国内では食べた人はいない。
現在この日本国内では、このシミ(キララムシ)を食べてみようという人や実際に食した人は確認されていません。そのルックスと生態などを知っていれば、食べてみようと思うのはまさに常軌を逸していえます。そのため食べる人も現れないのでしょう。
紙魚を模倣したいたずらなチョコ?
よくバレンタインデーにあげる義理チョコなどに、相手を驚かせようびっくりさせようとして、ちょっとした小細工を施します。その一つにゴキブリや蜘蛛などを模倣したデザインのチョコを作ることがあります。紙魚を模倣して、チョコレートを作った人はいるのでしょうか?
浸みチョコは存在するが紙魚チョコはない
しっとりチョコレートの様な浸みているチョコレート、浸みチョコは一般的にコンビニやスーパーに売られているくらい親しまれメジャーですが、紙魚チョコを作成した人はどうやらいないようです。作った人がいましたら、その人が初めて紙魚チョコを作ったことになるので、特許を取得できるかもしれません。
やっぱり気持ち悪い?紙魚を駆除する方法
シミはそんな生物的に尊敬できる珍しい生態を持った昆虫なわけですが、やっぱりそのフォルムは人によっては大変気持ち悪いです。長い触覚やその黒い物体、形など受け付けない人は、もしご自宅で見かけるようなら、駆除したいですよね。ここでは駆除する方法を解説していきたいと思います。
ゴキブリ対策グッズを流用
その黒くて気持ち悪いフォルムや段ボールを食べるなど、クリソツなゴキブリですが、そんなゴキブリ対策グッズをキララムシ(総尾)にも流用できます。ゴキブリ対策グッズを流用した際のメリットデメリットなどを考察していきたいと思います。
ゴキブリ用トラップを設置
ゴキブリ対策グッズといえば言わずもがなトラップ型ですが、その中でもゴキブリホイホイはかなりポピュラーだと思います。そのゴキブリホイホイは効果はあると言えばあるのですが、紙魚(キララムシ)の這う通り道に置かないと殺虫効果を発揮せず意味をなさないのです。
ホウ酸団子
ゴギブリを殺虫、駆除する目的で、ホウ素を丸めて団子状に固めたホウ素団子も用いられますが、このホウ素団子もまた総尾(キララムシ)に有効的で除去殺虫に流用できます。しかしながら、犬・猫などのペットや赤ちゃんがいるご家庭では、誤って食べてしまう可能性があるので十分注意してください。
殺虫スプレー
虫を単に殺す、という利用目的で用いられる「殺虫スプレー」ですが、そんな殺虫スプレーもまた紙魚(シミ)を除去殺虫するときに便利であります。いくつかお勧めの紙魚に効く殺虫スプレーをご紹介していきたいと思います。
除虫菊エアゾール「SES」
こちらのキララムシ(紙魚)に効く殺虫スプレーは【除虫菊エアゾール「SES」】になります。高い殺虫力と噴射力に加え、成分上の安全性もかねそなえているので、普段私たちが生活する住居や畑などの栽培園のようなところでも使えます。