これにより、自然と先頭集団との合流を計画したのです。しかし、レースが進むにつれ予想外に優勝候補にまで上り詰めてしまい、大きな注目を浴びるようになりました。優勝すれば、これまでの偽装工作などすべて衆目にさらされることになります。
このことを恐れたクロウハースト氏は、大きなプレッシャーを感じるようになり、徐々に不安定な精神状態へと追い込まれていきます。その結果、船外へと自投身自殺を図ったそうなのです。これら一連情報は、航海日誌に綴られ、ヨットに残っていたそうです。
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現実の幽霊船⑲サム・ラトゥランギPB 1600
この船は、発見当時は貨物も積んでおらず、その正体不明の船に眺めていた人たちの多くが不審な船と思い、かなり話題を呼んだ船となります。しかし、調査の結果、この船はしっかりと正体も判明して船の内容などもすべて今では判明しています。
ミャンマーに現れた幽霊船
斧船が発見された経緯について紹介していきましょう。船が発見されたのは、ミャンマー領海内。そこでこの船が一隻ぽつんと浮かんでいたのです。海岸からわずか11キロという距離でした。
その後調査にキャンマー海軍が赴き船内を調査したところ、内部には何もなく、乗組員もいないことから、奇妙な船として情報が公開されましたが、調査をして言うと意外な事実が明らかになったのです。
調査の結果
調査の結果明らかになった事実が、すでに老朽船解体のためにえい航していた船だったというものです。すでに解体が決まっており、そのために移動中のところ嵐に巻き込まれて先頭を行く船と切り離された状態になっていたのです。
そのため、一隻だけ何もない状態でぽつんと海の上に漂っていたのです。何も事情を知らず浮かぶ船を見るとそれは確かに奇妙な光景。しかし、一切にはこのような事情があったのだそうです。
現実の幽霊船⑳第十一漁運丸
最後に紹介するのは、日本の船になります。この船は、最近の出来事でありニュースでも流れたので聞いたことのある人は多いかもしれません。本来この船は、老朽化が激しかったためにすでに解体が決定していた船でした。そこにあの震災がやってきたのです。
東日本大震災の津波で沖に流される
東日本大震災の影響で、解体の決まった船は流されてしまいました。すでに解体が決まっていただけのことはあり、船はすでに老朽化が進んでおり、かなりボロボロだったようなのです。
解体の準備を行い停められていた船でしたが、大震災の津波によりかなり流されてしまいました。沖に流されたこの船は、無人状態で瞬く間に日本領海外へと流されていきます。
数日後カナダで発見された
数日後発見されたのはカナダでした。沖合で発見されたその船は、確かに日本の漁船だったのです。無人状態でありながら、すでにその位置は危険な区域と判断され沈めるほか手段はないと決定されました。
元持ち主も返却不要と決まっていたこともあり、結果的にカナダの沿岸警備隊により砲撃され、沈められることとなります。
幽霊船と言えばフライング・ダッチマン号を忘れてはいけない
最も有名な船といえば、フライング・ダッチマン号でしょう。ボロボロの船体やマストなどイメージを彷彿とさせるモデルはこの船からすべて来ているといっても過言ではありません。
イギリスで語られる幽霊船
フライング・ダッチマン号がどのような船で語られる内容について紹介しましょう。そもそもこの船はイギリスで語られる伝承の中に現れる船になります。船長はオランダ人のヘンドリック・ファン・デル・デッケン。
伝承の中では、この船長が神の怒りに触れたために乗組員と共に亡霊にされ彷徨う話になります。ある時、船長は港に船をつけよう舵を切っていました。すると岬付近で嵐に合い、神の所業に悪態をついたのです。
そのため神の逆鱗に触れ、神や精霊たちはさまざまなものを投げて、その船の行く手を阻みました。しかし、船長たちは物を投げられながらも強行突破し強引に港に入ろうとします。最終的には、船に岩が当たり船員もろとも船は沈没します。
そして、罰として船員全て神の許しを得るまで亡霊となり、船で海をさまよい続けるという罰を食らうことになります。港にもよることができる、ずっと暗い海の中をさまよい続けるという話なのです。
オペラ「さまよえるオランダ人」に登場
この船は、オペラの題材となっていることでも有名な話です。その話は、呪われた船長と船の話で、永遠に彷徨う船が、7年に一度上陸することが出来、その時に船長のことを愛する乙女の愛を受け取れなければ、呪いからは解放されないというものです。
船が幽霊船となりしばらく時間が経過したところから始まり、船長の苦悩とそれを愛する女性の葛藤などが描かれ、最終的にはこの船の呪いが解けるまでの話になっています。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」に登場
この船はパイレーツ・オブ・カリビアンの人気映画にも登場します。船長となる人物は、この船を使って高性能な船を操れるほか、潜水能力やクラーケンを操る力までも身に着けることができるようです。
しかし、その代償として船と共にいなければらない呪いを受けることとなります。船を体の一部の様に動かすことができますが、体と船が一体化したかのように解放されることなく乗り続けなければならないのです。
日本の伝承に登場する幽霊船
日本でも実在した船ですが、こういった類の話は実は過去から存在します。その存在は伝承の中で存在し続け、古いものだと葛飾北斎の伝承の中にも確認できます。
「北斎奇談」に登場する幽霊船
葛飾北斎によって描かれる伝承の中で登場する船は、宝暦年間において、荒波に現れる船を描いています。発見されたその土地は新潟県の沖合であり、そこで荒波にもまれながら登場します。
船幽霊の一種
日本で語られる船に関しては、その他にも柄杓で水を入れて船を沈める幽霊や、船そのもの形をした幽霊などいろいろな姿が形どられています。これまで紹介した内容とは異なる点もありますが、広い意味で船の幽霊として扱われるのです。
オカルトにおける幽霊船
こういった話にオカルト要素は欠かせませんが、今回はオカルト雑誌で取り扱われる内容についても紹介していきましょう。
四次元世界との関係
オカルト要素との関連を探ると、これらの船は四次元世界との関係があるといわれています。船が奇妙な形で無人で姿を消したり表したりするのが間違いなく今の科学では証明できません。
しかし、忽然と姿を消す船、中の船員たちの姿すらもなくどこかに消えてしまうこの様子は、ここではないどこか、つまり四次元空間に引き込まれたとしか考えられないとされているのです。
バミューダトライアングルの謎
船が姿を消すのは、バミューダトライアングルと関係があるといわれています。この海域などで忽然と姿を消すことは実際に起こっている話。では原因はどこにあるのかと考えた時、四次元と姿を消す船は密接に関係していると考えられているのです。
バミューダトライアングルでは過去何度も船が航行できず、行方不明となるケースもあり、その謎と四次元世界との関係も密接にオカルト上では唱えられています。バミューダトライアングルの謎もオカルト上では密接にかかわっています。
心霊体験に関する記事はこちら
各地に伝わる幽霊船にはこんなものも!?
ここまで紹介した幽霊船にまつわる話は、オカルトチックなものであったり実際に発見されたものも多数ありますが、日本においても諸外国においても、幽霊や怨念と密接にかかわる話も多数あります。
各地に伝わるものを上げればきりがありませんが、その数は世界で数えれば多数あります。実在した話以外にも多数の心霊現象じみた話もあるようなので、そちらも調べてみると面白いかもしれません。
2019年版都市伝説に関する記事はこちら
どうして幽霊船になったのか?その謎が人を惹きつける
幽霊船となった原因や理由につては、いまだ未解明のものも多いです。しかし、未解明の中でもオカルト要素や都市伝説としての要素もってすれば、何らかの説明がつくこともあります。各地に伝わる話に触れてみて、その魅力を味わってみてください。