ヤコブの井戸とは
世界には危険ながらも不思議な構造と景色の広がる感動的な土地がまだまだ存在します。その一つがヤコブの井戸といわれる深い摩訶不思議なスポットです。
ヤコブの井戸はテキサス州にある水中洞窟
世界各地の観光名所を巡った方でもまだまだ巡ったところは沢山あるでしょう。数多くの人が魅了され続ける一つのスポットにヤコブの井戸という名所があります。
ここはアメリカのテキサス州に位置する不思議な構造をもった水源として有名で、水中洞窟になっているとても珍しい名所です。
水中洞窟と行くとただの洞窟とイメージする人は多いですが、しかし名前には井戸の二文字を関しています。いったいどういうことか摩訶不思議に感じる人も多いでしょう。
実は一見すると何一つ不思議でない水源なのですが、その構造はまさに井戸そのもので不思議な思わず見とれてしまうほどの構造をしているのです。底すら見えないヤコブの井戸について網羅していきましょう。
ヤコブの井戸は美しい天然プール!観光地として大人気
多くの人の心を魅了して離さない魅惑のスポットですが、より詳しくその魅惑ポイントについて紹介しましょう。人気観光地と化しているこのスポットには数多くの人が今なお集まります。
ヤコブの井戸は観光客でにぎわう天然プール
井戸とは言いながらも洞窟などというくくりになっているので、さぞ井戸のような水源をイメージしがちなヤコブの井戸ですが、構造を見てみると天然のプールになっており観光客でにぎわっています。
少し高台となる岩場が脇にあり、そこから飛び降りるようにして飛び込むことができるスポットで、多くの人がプールの様に飛び込んで盛り上がっています。
ヤコブの井戸の川底には大きな穴が空いている!
何よりも特徴的な景色が広がるのは、水底に見える空虚なくらい穴です。実はこれがこの名所の名を宿す理由に大きく関わっています。
川底に見えるは本当に大きな暗い穴であり、不思議な構造をしているのです。飛び込むと底には確かに穴が開いており、ずぼっと沈み込むことができるようになっているそうです。
ヤコブの井戸は飛び込みスポットとしても人気
岩場から飛び込むことができると少し触れましたが、実はこれは観光名所としても実に有名なポイントで、多くの人が訪れる理由にもなっています。
高台から飛び込んで大きな穴の開く川底に飛び込む様は、恐怖におびえながらも本人は楽しく絶叫し、また周囲から見ていても実に不思議な光景でとても写真映えする光景になります。
ヤコブの井戸の内部構造はどうなっている?
川底に見えるは暗い穴ですが、ヤコブの井戸の内部は一体どのような作りが広がっているのか、その作りがなぜ形作られているのか気になる人のためにもご紹介していきましょう。
ヤコブの井戸の大きさと深さ
底に広がる穴を一度でも見た人は、その内部構造や穴の大きさなど気になる人は多いことでしょう。まずヤコブの井戸の規格に関する情報ですが、直径3.7メートルなる開口部を備えた巨大さ。
思ってる以上に大きな穴が口を開けているわけですが、縦の深さは口元から9.1メートルのところで第二の底を迎えるようになっているそうです。
実際に構造を調べるために、以前耐バーが底内部へと潜入し動画撮影もされているそうなので、この情報は確かに真実なのだそうです。
ヤコブの井戸は穴だらけ?
さらに内部構造麺に目を向けると実に不思議な作りをしています。何とまっすぐに縦穴が開いているだけではないのです。表面的に表れている以外にも内部には根を張るように無数の穴が張っています。
大きな穴から縦横無尽に広がる横穴は、人が入ることができないような大きさのものもあり、実に無数の穴が広がっているのがヤコブの井戸の実態構造になっているようなのです。
そして、先述した底までの9.1メートルという距離はあくまでも人が入ることのできる深さ。この横穴を含めると実に37メートルもの位置にまで及び、最深部を迎える構造になっているそうなのです。
ヤコブの井戸は危険!ダイバーの死亡事故が多発
深さのあるヤコブの井戸は、人が入ることができないながらも不思議に包まれた深さをしていることが理解できましたが、しかしその深さ故に大変危険な一面を持っています。
ヤコブの井戸では過去8人の死者が出ている!
深さだけを聴くとただの自然が作った深さのあるプールだと安易に感じてしまいますが、実は過去には8人もの死者を出している危険水域でもあります。
観光名所として名高いスポットですが、一方で訪れた人を死に誘う恐ろしい顔も持っているのです。実際にこれまで多くの人が亡くなっており、中にはダイバーまでその死に直面しています。
ヤコブの井戸の底には死体が残っている?
さらに言えば、これまでに亡くなった方たちの死体が何メートルもの下の深さに残っているともいわれています。これは水中構造上の問題で、水面に死体が上がってこないために起きるのだそうです。
今なお人が入れぬ深さのどこかで死体が漂っていると考えると非常に恐怖を感じるスポットですが、死と密接に結び付くことがより実感できることでしょう。
ヤコブの井戸にある看板が恐ろしいと話題に
深さゆえにヤコブの井戸の底に今なお死体が漂うことも身の毛がよだつエピソードですあ、さらにヤコブの井戸のある深さに位置する看板も恐ろしいと声を集め恐怖の要因となっています。
その看板が死神の柄が描かれた、潜水者へと向けられた警告文です。その警告文中には、危険の大きさと先に進むことを禁ずる内容。そして、これまでに亡くなった約300人にもなる方々のこと。
あなたの身にもそんな危険が及ぶかもしれまないという警告を乗せた文章になっているそうです。水中に居座るこの看板は、決して他人事ではない命のリスクを象徴しています。
ヤコブの井戸はなぜ危険なのか?
看板も含めこの流域の本性を垣間見たところで、ではなぜここまで危険といわれるのか。看板でも示唆されている危険はなぜもたらされているのか、その理由についてご覧に入れましょう。
ヤコブの井戸は深くなるにつれ水流が増している
なぜそこまで看板まで設置してその危険性をさらさないといけないのか、その一つ目の理由として水流が関係します。看板には書かれていませんが、ヤコブの井戸の中ではひどい水流が撒き起きているのです。
無数に広がる横穴のおかげで生み出されるこの水流は、深度を増すごとに大きくなり、ある部分では水面にはい戻ることが不可能なレベルに達するところもあるそうです。
ヤコブの井戸の深部は0度近くまで水温が下がっている
あまりにも危険な理由はその他にもあります。その一つが湖内にあふれかえっている水の温度です。通常の水面温度はやや暖かい温度で、温泉化の如く暖かく感じるそうです。
しかし、ひとたび内部に身を沈めていくと、深度が増すごとに徐々に水温が下がっていくそうなのです。そして最深部に至れば、なんと0度近くまで温度は下がってしまうのだとか。
上記でもふれたように、戻ることすらもかなわない水流に巻き込まれ水温0度になるようなポイントに引きずり込まれれば、人の体では決して耐えることができないという訳です。
ヤコブの井戸から生還したダイバーの恐怖の証言
恐れおののくような危険性を携えた危険極まりない難所ですが、実体験して生還したダイバーの方などももちろんいます。そしてその人の声では、恐ろしい現象を聴くことができます。