ロッド、リールは落とし込み専用のものを選び 3.6~4.2mのものを選びます。糸はフカセ釣りと同様に 2~3号のものを選びましょう。目印は、両端を道糸とハリス(フロロ1~2号)に結んで、重りは5号~Bのものを使い、落とし込み専用針3~5号を使います。エサはカニ・イガイを主に使い、時にはフジツボもいいでしょう。
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落とし込み釣りは観察がポイント
防波堤(陸)からの落とし込み釣りではポイントを探し歩き回ることが大切です。エサがカニ、イガイ、フジツボなので、それらの生き物がどのように自然で暮らしているのかなりきって、想像してみます。それらが、どのように海の影響を受けるとチヌに食べられるのかを想像してみると、分かりやすいかもしれません。じっくりと海の底や、細かい場所のチェックを行い、海の底に沈んだ何かしらの物体が漁礁の役割をしているポイント、潮が当たるサラシができるとこ、ケーソンの切れ目などを狙います。落とし込み釣りでは波の流れ、風など、自然の及ぼす影響が大きいです。激しくもなく、穏やかでもない、その中間の状態である場所やタイミングを選ぶことがチヌを釣りあげるための一つのポイントです。
落とし込み釣りのテクニック
釣り方の目安は、目印の仕掛けを3つほど海に浮かべて、時間と共に一つが沈んだら、次の印を海に浮かべる。ひとつ沈めば、またひとつ海面に置く。この流れを繰り返し、沈んでいくタイミングを観察します。一定のリズムが生まれるのですが、その流れを覚えて起き、リズムが変わった時が、当たりのサインです。海に身を乗り出すと、チヌが気配を察知してしまうので、なるべく自分の存在を消すことも大切です。この釣り方では、海の底を狙わずに、それ以外の海面から中層にいるチヌに対してアプローチします。そのため、海の底に落としすぎるのは良くないです。落とし込み釣りでも、筏釣りはできますがマキエを使用して、魚をおびき寄せる必要があります。
ルアーでもチヌ釣り(チニング)ができる?
チヌをルアーで釣ることを、「チニング」と呼びます。チヌの生息域でも紹介しましたが、地域によって食の好みが変わるので、ルアーの選び方は一概に言えません。地域の特性、チヌが住む場所の生態系を踏まえたうえでバイブレーション、ポッパー ワームなどのルアーを使い挑戦してみましょう。
チヌ(石鯛)の味
チヌは、白身魚で噛み応えがありおいしいと評判です。魚が好きな人なら誰でもおいしく食べられる魚です。命の恵みに感謝して粗末にせずにいただきましょう。
チヌ(石鯛)のおいしい季節
チヌがおいしい時期は、秋から寒くなる時期です。チヌに限らず魚はこの時期に釣るとおいしく頂ける場合が多いです。夏から秋までは旬の時期と比べると、味は落ちますが十分すぎるほどおいしいと思います。しかし、チヌが子供を産む産卵の時期である春から初夏にかけて子育て、育児のために味は落ちることもあります。
釣り後の調理法・料理の仕方
料理方法は多種多様で、魚料理なら何にでも応用できます。よくあるのは刺身、煮つけ、塩焼きですね。日本食だけでなく外国の料理にアレンジしてみてもおいしく食べられるでしょう。料理レシピサイトなどで、オリジナルの料理やレシピに挑戦してみても楽しむことができそうな魚ですね。
まとめ
いかがでしたか?今回はチヌの特徴やタックルだけでなく、チヌ釣りについての考え方、という少し変わった視点からもご紹介してみました。ご紹介した内容を実践し、釣果アップを目指しましょう!
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