ショアジギングのショックリーダー考察!最適な長さはどれくらい?

現在のショアジギング(陸から海に向けてジグを投げて釣る方法)では、PEメインラインと共にショックリーダーが不可欠です。ショックリーダーは素材や太さだけでなく、長さも重要で、長さを誤ると、掛かった魚やルアーを失いかねません。この記事では、ショアジギングにおけるショックリーダーの長さを徹底考察します。

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雑誌や広告ばどでライターを始めて34年目。関わった雑誌は100誌を越えております。サイトはまだまだ初心者なのでよろしくお願いします。釣りは子供の頃からずっとしてます。陸っぱりではシーバスは87cm、ヒラメは60cmが自己記録。キス、カレイ、ハゼ、エギング、アジング、オフショア・ジギングもします。

ショアジギングでショックリーダーが必要な理由は?

ショアジギングで主に使用されているラインはPEです。これは①ナイロンに比べて強度がある分、細い糸を使える。②細いとたくさん巻ける。③細いと遠くに飛ぶ。しかもナイロンに比べて伸びないので、④糸がふけにくい。(たるみにくい)⑤ジグの操作性が高い。という利点があります。

ショックリーダーの目的は根ズレ、バラシ、事故防止

一方でPEは擦れに弱く根(岩礁など障害物)や、シーバスのエラ洗いやルアーに食い付くフィッシュイーター(魚を食べる魚)の鋭い歯で切られやすいのです。PEに直にルアーを結ぶとガイド(ロッドに付く糸を通す輪)とこすれて切れ、ルアーがあらぬ方向に飛んで事故を起こすこともあります。それらをすべて防ぐのがショックリーダーです。

ショアジギング用ショックリーダーの長さを考察!

ところでこのショックリーダー。長ければよいというわけでもないし、短ければよいというものでもないのです。言ってみれば時と場合に応じて、使いやすく理想の長さがあるのです。どんな場合にどんな長さのショックリーダーを使うのがよいのでしょう? ショアジギングにおけるショックリーダーの長さを3つの要素から考察していくことにします。

ここでは、一般的に言われているフロロカーボンの1.5mというショックリーダーを基本として、それより長いほうが良いのか、短いほうが良いのかを考えていきます。程度問題ですが、短い場合は40cm、長い場合は3mという場合もありますので、1.5mは大まかな基準として考えてください。

ショアジギング用ショックリーダー長さ考察1.キャスト時

ショアジギングにおいて、最もラインに付加がかかるシチュエーションのひとつがキャスティング、つまり投げるときです。そこでます、キャストするときにショックリーダーについて考えておかなければならない、①ロッドの長さ、それに②タラシの長さについて、それぞれショックリーダーの長さについて紹介しましょう。

キャスト時における長さ考察①: ロッドの長さ

ロッドの長さはそのまま飛距離に関係します。長いロッドのほうが飛ぶ。けれど飛べばいいかというと釣り場と狙うポイントによってはそうでもないのです。また、足元までルアーを引くという意味では、サーフよりも堤防などのほうが、長いロッドが必要になります。では、ロッドの長さとショックリーダーの長さはどう関係するのでしょう?

キャスト時のタラシの長さを考慮したい

ロッドからどの位糸をたらしてキャストするかは、ロッドの長さと狙うポイントによってきまります。ロッドが長いと、キャストするときに邪魔になりませんが、短いロッドでは長いと邪魔になります。また、近くの岩礁周りを狙ってキャストするときには、タラシを長くして下からフワリとキャストしたほうが、狙ったポイントに届きやすいのです。

短いロッドでは, 巻き込みが発生する

入門書を見るとショックリーダーは1ヒロ(約1m50cm)と書かれています。この長さで、短いロッドで投げやすい長さのタラシを作ると、ショックリーダーがリールに巻かれるか、あるいはロッドの中頃まで巻かれることになります。最低でもショックリーダーはロッド先端のガイドと2番目のガイドの間でとどめたいので、この場合は短くします。

長いロッドなら, 巻き込みなしも可能

長いロッドでは、ある程度タラシが長くてもキャスティングできます。タラシが長くなる分ガイドから入ってくるショックリーダーも短くなり、リールに巻き込む可能性も減ります。つまり、ロッドの条件から考えると、ショックリーダーは長いロッドのほうが長くできるといえます。

キャスト時における長さ考察②: 遠投

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