シーバスの夜の釣り方のコツを大公開!これを読んで1匹を手にしよう

夜釣りで最も手に汗握る「シーバスフィッシング」。魚とのやりとりはとても興奮するものですが、釣り方を知らない初心者ではなかなか最初の1匹を手にできないでしょう。この記事ではシーバスの釣り方を夜に絞って徹底解説。読めばきっと念願の1匹を手にできることでしょう!

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釣り大好き人間です。現在、小型船舶免許1級を所有しており、ボートでのルアー釣りを楽しんでいます。釣り以外では、日本の城に興味を持ち、全国お城100選の旅をしています。
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シーバスは夜行性?その習性とは

シーバス(スズキ)は、海や河口だけでなく餌の捕食のため淡水域まで遡上し、海から100kmの上流域にも生息しています。この釣りにおいては、タ-ゲットの生態や特徴、習性、そして釣りやすい季節などを知ってその釣り方を理解することが大切です。

シーバスの生態・特徴・習性

シーバスは、正式名はスズキという魚です。見たがブラックバスに似ているということもあり「海のバス」ということで、この名前で呼ばれています。北は青森から九州北部まで幅広く棲息(北海道や九州南部以南はごく希に棲息)しています。

出世魚で全長 20-30cm 程度をセイゴ、全長 40-60cm 程度をフッコ、それ以上の成熟魚をスズキと一般的に呼んでいます。習性としては、夜行性で夜に回遊してきます。また、潮が満ち始めると補食のため沖から寄ってきて、引き始めるとエサを盛んに追うようになり、潮が引いてしまうと沖へ戻ります。

シーバスが釣りやすい季節

シーバスが捕食している餌の傾向は、季節によって異なりますので、シーズンに合わせてどのように釣りを行うかがカギになります。大切な事は、ターゲットの釣りやすい季節を考えて釣行することです。

春はバチ抜け、絶好の狙いどころ

冬の間、産卵のため沖の深場にいたシーバスは、春がくると体力回復に必要な餌を捕食するため沿岸に近寄ってきます。この時期にシーバスがエサとして好むゴカイなど(バチと呼ばれる多毛類)も産卵のために水面での浮遊が始まります。これがバチ抜けという現象です。このバチが格好の餌となりますので、釣りの絶好の狙いどころです。

ベイトなどのエサが多い夏は、好釣りポイントが豊富

バチ抜けシーズンが終わり水温が上昇し始めると、シーバスは小魚などのベイトを積極的に捕食するようになります。河口や河川にいる稚アユなどを捕食したり、磯などでイワシなどの小魚を捕食したりします。この他にも甲殻類(エビやカニなど)や軟体動物(イカなど)を捕食したりとその雑食性を遺憾なく発揮します。このように餌の豊富な夏はシーバスの絶好の狙いの季節です。

シーバス釣りを始めるのに最適、大物が期待できる秋

秋は、産卵前の体力をつけるためにシーバスの捕食が積極的になる季節です。魚のバイトが楽しめ、80cm以上の大型ゲットが期待できる時期でもあります。河川やサーフ(砂浜)など釣れるポイントも様々で、初心者には最適なシーズンだとも言えます。特に、秋は河川を下ってきた鮎たちが産卵行動をとる時期で、それがベイトフィッシュとなりシーバスが捕食する餌となります。

冬は港湾部の温かい排水が流れ込む場所や磯場などの実績のある釣れるポイントで

冬は、シーバスは産卵で沖合の深場にいますので、これまでの常識ではオフシーズンと言われていました。しかし最近ではこの時期でも釣りができる方法が生み出されています。この時期は、産卵前ということちもあり、捕食は活発です。

港湾部の温かい排水が流れ込んでいる場所や磯場などでは、冬でも釣れるポイントがあり、これまでに実績のあるところを事前に調査して挑みましょう。基本的には活性の低い季節ですので、上級者向けのシーズンです。

シーバスの釣り方

この釣りには、シーバスの夜行性という習性を利用してのナイトゲームと、昼間に行うデェイゲームがあります。スタイルとしては、大きく分けると3つです。ショア(岸)から釣るオカッパリ(初心者向け)、膝から腰ぐらい水に入って釣るウェーディング(上級者向け)です。そして、船(ボート)に乗って釣るボートフィッシングです。

堤防や砂浜、磯、河川の護岸などショアからシーバスを狙うオカッパリ

オカッパリは堤防や砂浜をはじめ磯、河川の護岸などのショアからターゲットを狙うスタイルです。特に手軽な港の堤防や河川の護岸などで足場が良く基本的な安全装備で手軽に楽しめる釣りです。現在はバス釣り同様にルアーフィッシングがメインで楽しまれています。

水に入り防水のウェーダーを着て釣りをするウェーディング

ウェーディングは、膝から腰くらいまで水に入り防水のウェーダーを着て釣りをします。主に干潟や河川などが釣り場で水の中に入るため、特に安全に注意する必要があります。海底のエイなどでのケガをする危険性があります。シーバス釣りでも上級者向けで、経験が必要な釣りとも言えます。これもルアーフィッシングがメインになります。

シーバス釣りを気楽に楽しめるボートフィッシング

ボートフィッシングは、船でのシーバス釣りです。オカッパリと同様手軽なで、ビギナーにも最適な釣りです。釣り船などを利用すると船長が釣れるポイントへ連れて行ってくれ、適切な釣り方を助言してくれますので、シーバス釣りをより楽しくできます。ベテランはもちろん、女性や子供、家族連れで気軽に挑戦できる釣りです。

シーバス釣りに関してはこちらもご覧ください

シーバスは夜が釣りやすいのはなぜ?

シーバスは、夜行性の魚であることは先に述べましたが、暗闇にまぎれて餌となる小魚など(ベイトフィッシュ)を捕食するので、夜釣りはシーバスの生態に合致した釣り方と言えます。この釣りが流行り始めたころは、夜に行う釣りだと言われるほどでした。昼間と比較して大型魚が出やすいのもナイトフィッシングならではです。

シーバスの1日の行動

昼間のシーバスは、日の当たらない影の場所(深場や岩陰、カケアガリ、船の下、テトラなど)に潜む傾向があります。特に澄みきった潮の時にはそれが顕著です。しかし、夜になり暗くなるとそれが一変し、表層や浅場に出てきます。

特に常夜灯の周りや橋の照明機器があるところでは、その光によってできる明暗部にいることが多いです。シーバス若魚(セイゴなど)は警戒心が薄く明るいところに群れていますが、成魚の場合は警戒心が強く、明るさを避けて影となる場所に身を潜めています。

シーバスは夜にハンティングしている

夜行性のシーバスは、夜になるとエサである小魚などのベイトフィッシュを盛んに捕食するようになります。夜釣りは、この魚の生態系をうまく活用した理にかなった合理的な釣り方だということが言えます。

昼間に比べて大物が釣れやすくなる理由は、魚の活性が高くなり活動的になるからです。夜釣りでは、特にルアーに対して反応が強く釣り場や天気の状況などを考慮してセレクトしていけば釣果が期待できます。

シーバスの釣り方!夜のコツを見ていこう

夜釣りをスムーズにするためには、まずメインタックル(ロッドやリール、ルアーなど)を選び、サブタックルとして、夜釣りライト(ヘッドライト)やライフジャケット、フィッシュグリップ、プライヤーなどを選んで準備万端で釣りに臨むことが大切です。

次にナイトフィッシングは、シーバスが夜に活性しエサを捕食する習性を利用する釣りですので、できるだけ捕食しやすいポイントを探して釣りをすることが大切です。その他のコツとしては、時間帯や季節、レンジ、アクションを考慮する必要があります。

シーバスの釣り方!夜のコツ①メインタックルの選び方

シーバスナイトゲームをより充実させ、釣果を得るためには、メインタックルである使い勝手の良いロッドやリ-ル、釣り場や天候などに応じたルア-、そして掛かった魚を確実に掬うランディングネットが必要です。その選び方が釣りを左右します。

シーバスロッド

どこを釣りフィールドにするかにもよりますが、ロッドは汎用性が高く、いろいろな場所で使用できる長さが9フィート前後で、河口や堤防、磯など幅広いところで使えてキャストしてルアーの飛距離ができるだけ稼げるものを選ぶと良いでしょう。硬さ(パワー)は、ミディアムライト(ML)~ミディアム(M)のものをセレクトすると、この釣りで使うほとんどルアーを投げることができます。

シーバスリール

この釣りでは、スピニングとベイトの2種類リールを使います。スピニングリールは、投げやすく初心者の方は特に安心して使え、釣り場に関係なく万能のリールです。ベイトリールは、ルアーをキャストするのに手返しが良く、力強い魚のファイトに対応でき楽しめますが、バックラッシュなどのトラブルがあるのが難点です。経験を積み、ある程度の慣れが必要になります。

一般的にスピニングタイプでは、2500~3000番台が使われ、装てんするロッドとのバランスを考えて、スプールの巻量はPEライン1号、200メートル以上が目安です。最大ドラグ力は6キロ前後あれば良いでしょう。

シーバスルアー

シーバス釣りでは、数多くの中で主に下記の6種類のルアーが使用されています。基本的なルアーであるミノープラグとバイブレ-ション、更にそれを補完するリップレスミノーやシンキングペンシル、トップウォータープラグ、そしてワームです。それぞの特徴について紹介します。

シーバスで基本的に使われるミノープラグ

ミノープラグには、フローティング(浮く)と、シンキング(沈む)の二つのタイプに分けられます。前者は水に浮くように、後者は沈むようにそれぞれなっています。この二つのタイプを釣り場のレンジによって使い分けます。

バイブレーションもよく使われる基本のルアー

このルア-は、上記のミノーと比べると扁平になっているルアーなので、向かい風に強くたやすく遠投することができます。更にシンキングタイプなので、浅場から深場までの全てのレンジをクリアーできます。

飛距離がでるリップレスミノー

このルアーは、名称のとおりリップがないので、ミノープラグよりもキャスト飛距離が出やすく、その泳ぎはおとなしい感じですが、上記で説明した二つのルアーを使用しても釣れない時に使ってみるのもよいでしょう。

飛距離が出て深場を狙えるシンキングペンシル

シンキングペンシルは、ミノープラグにくらべて投げた時の飛距離が出しやすく、しかも、よく沈むので、さらに深いレンジを狙うことができます。ルアーアクションが弱いのも一つの特徴です。

水面間近を引くトップウォータープラグ

このルアーは、水面または水面直下を引くことができます。シーバスは水面に近いところで活発に捕食している場合があります。そんな時に有効的で、季節には関係なく1本だけ持っていると便利です。

ソフトルアーのワームも効果的

先に説明したハードルアーと違い柔らかい素材できているソフトルアーです。ワームは上記のルアーで釣れない時に使ってみると効果があります。また、エサにゴカイを使う時に代わりによく使われるルアーです。

ランディングネット

魚を掬う(すくう)ためのタモ網のことをランディングネットと言います。シーバス釣りでは大切な働きをする装備です。釣れたシーバスをロッドで抜き上げるのは無謀で、無理に持ち上げると竿自体を痛めることに繋がります。掛かった魚を確実にキャッチするためにも必ず用意しましょう。

フレームは、取り込みやすいひょうたん型か五角形型で、サイズは全長50センチ以上の大きめ、ネットはナイロンかラバーの2種類がありますが、できるだけ魚が傷つきにくいラバー素材を選び、ルアーフックが絡みにくいを網目の大きいものを選ぶとよいです。

シーバスの釣り方!夜のコツ②サブタックルの選び方

シーバスを釣るのに必要なもの中でも、魚を釣り上げるのに直接関係しないサブ的な道具や装備があります。まず夜釣りに欠かせないヘッドライト、自分自身の安全を守ってくれるライフジャケット、魚を安全に確実にランディングするフィッシュグリップ、そしてルアーのフックを外すなど操作できるプライヤーです。

夜釣りライト・ヘッドライト

シーバス夜釣りでは、暗闇の中で動き回ったり、ルアーなどを変えたりするなど、明かりが必要となります。特に手は塞がらないように懐中電灯ではなく、両手が自由なヘッドライトが何かと便利です。

ヘッドライトの役割は多様です。釣り場まで行くの足下を照らしたり、仕掛けを触ったりするのに手元を照らしたりします。ベイトフィッシュの状況を確認する時も使用します。必要な明るさは変わりますが、目的に適合したものを選ぶようにしましょう。

ライフジャケット

これは命を守り、安全を確保する必需品です。どんなに安全な場所と言っても、ナイトゲームにおいては特に着用するようにしたいものです。自動膨張式ライフジャケットがありますが、穴があいたりすると機能しなくなる可能性がありますので、中に浮力体が入っているものを選ぶと良いです。

小物が入れられるポケットが多くあるものは便利ですが、いろいろな小物を入れて浮力があって、フィットした感じが良いものを選びましょう。

フィッシュグリップ

フィッシュグリップとは、釣った魚に優しく釣り人の安全を守る大変便利な道具です。この道具を使うと、魚へのダメージを最小限に抑えことができます。ルア-のハリを安全にはずせるし、背びれなどに毒を持つ魚や歯が鋭い魚も安全に持つことができます。魚にできるだけ傷つけないようにつかむと同時に、釣り人の安全も守ることができます。

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