シーバスの釣りを始めよう!釣り方には時期によって違いがある!

人気のシーバスは、シーズンによって釣り方が異なります。シーズン毎で変わる釣り方が、シーバス初心者が苦戦する理由になっている可能性があります。この記事では、シーズンによって違うシーバスの釣り方を解説。誰でも初めての1匹を釣れるように解説しています!

この記事をかいた人

元々、スポーツをするのは好きな方で、今は釣りにも興味の幅を広げています。
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シーバス釣りは1年中できる?

シーバス釣りは生態を押さえてしまえば一年中楽しむことが出来ます。冬場は沖に移動して少し釣りにくくなるようですが、時間帯などのポイントを押さえれば問題ないようです。しかし、冬のシーバス釣りは寒さに耐える精神力が必要です。

シーバスは1年中釣れるから難しい

シーバス釣りは1年中釣れるから難しいということも言えます。一般的に難しい部類のルアー釣りでも有名なように1年中釣れるとはいえ、情報や知識もなく釣るのは難しいです。特に初心者は、しっかりと本記事で纏めた情報を参考にしてください。

シーバスは1年中釣れるから楽しい

難しいとはいっても1度釣れてしまうとハマります。季節ごとの釣り方やバスの習性が分かってくると、それを自分でアレンジしていけるところがシーバス釣りの面白さです。シーズンを通して釣りに行き、自分に合った釣り方を習得しましょう。

60㎝以上の大物シーバスがかかることも

シーズンによっては大物のバスが釣れることがあります。このサイズを釣ることが出来ると十分自慢できるサイズです。初心者の方でもシーズンや釣り方、時間帯などのポイントを押さえれば釣れないターゲットサイズではないです。

シーバスってどんな魚?基本の釣り方は?

人気のあるシーバスとは、どんな魚で、どのようにして釣れば良いのでしょうか。ここでは初心者が知りたい生態や習性、基本的な釣り方を順を追って紹介していきたいと思います。ターゲットの情報をしっかりと把握してください。

シーバスの生態・特徴

シーバスは昼と夜で生息場所が変わります。昼は岩陰や、橋の下などの影になった場所にいます。夜は影に隠れていたバスが浅瀬に出てきます。このことからわかるようにシーバスは用心深いです。特徴として体長は1m以上成長する魚で口の周りにはヤスリのような細かい歯があるので触る際には注意が必要です。

意外に淡水域に生息している

シーバスは海や河口に生息していることで有名ですが、餌を求めて淡水域まで移動してくることがあります。海から100キロ以上離れた場所で生息していることもあります。意外なところにシーバスが生息していたりします。

シーバスの食性・習性

シーバスの食性はイワシやアユなどの小魚や甲殻類、タコ、貝などを食べます。近くにいるものを餌と思い飛びついてくる習性があるようです。食べ方は餌に近づき、大きな口を開けて吸い込むように食べます。体調が大きくなる理由が分かります。

捕食スタイル

シーバスは本能のままに捕食しているのではなく考えながら獲物を追い詰めています。大きく分けて回遊型と居着き型があります。回遊型はベイトを追いかけ捕食するのに対し居着き型は橋脚などに身を潜めて獲物を待つスタイルです。

シーバスは餌釣りもできる

シーバスはルアー釣りが有名ですが餌釣りも出来ます。ウキ釣りとブッコミ釣りと呼ばれる釣り方で釣ります。餌はイソメを使った釣り方や関西で主流の水温が低い時期にシラサエビを使った釣り方があります。シラサエビを使った釣り方はエビ撒き釣りと呼ばれます。

シーバスには別名がある??

シーバスは成長につれて呼び名が変わります。このような魚を出世魚と言います。稚魚を「コッパ」と言い、「セイゴ」→「フッコ」→「スズキ」と言われます。特に「フッコ」は関西で言われ、関東では「ハネ」、東海では「マダカ」と呼ばれます。スズキは全国共通で60cm以上のサイズを指します。

ルアーシーバスにはどんな釣り方がある?

シーバス釣りは餌釣りとルアー釣りがありますが、今回はルアー釣りを紹介します。ツアー釣りは初心者向きで、引きをダイレクトに感じれるところや、ルアーの種類やアクションによって自分でアレンジできるところです。また、仕掛けの変更も手軽に出来るのも魅力です。

釣り方①オカッパリシーバス

岸や陸から釣りをすることをオカッパリと言います。基本的に足場が安定していますので初心者でも安心して釣りを始めることが出来ます。足場が安全とはいえ、ライフジャケットなどの基本的な安全装置は、しっかりと装着して釣りをして頂きたいです。

釣り方②ウェーディングシーバス

「ウェーダー」というウェアを着用し、海や河川等の釣り場に入水した状態での釣りをウェーディングと言います。装備は増えてしまいますが水温や、水の流れ、シーバスの動きを感じながら釣りを楽しむことが出来ます。オカッパリに慣れてきたら試して頂きたいです。

釣り方③ボートシーバス

読んで字のごとくボートでシーバスを釣ることをボートシーバスと言います。ボートで浅瀬から深場などの釣り場の幅が広がるため初心者にお勧めの釣り方です。特に港湾部での人気は高く、場所の制約が少ないために大物のシーバスを狙うことも可能です。

シーバスの釣り方を季節で見ていこう!

初めにシーバスはオールシーズン釣ることが出来ると言いましたが季節ごとに釣り方は異なります。各シーズンでシーバスの生態や環境や天候が変化します。またシーバスの餌も季節によって数が変化するので、そこも踏まえて各シーズン毎にシーバスの釣り方を纏めてました。

シーバスの季節別の特徴・釣り方①春

3月から5月に該当する春は気温が温かくなり釣りもしやすくなる頃です。産卵を終えたシーバスたちが接岸してくる時期です。生態や、特徴はどのように変化しているのでしょうか。変化した生態に合わせた釣り方を紹介していきます。

春のシーバスの特徴・習性

この時期は産卵が終わり、港湾や河口に戻ってきますが体力がほとんど残っていないので餌をなるべく体力を使わずに取ろうとします。そのためシーバスは橋脚のような水の流れのヨレが生じるところに生息しています。ヨレとは良く川の真ん中にゴミや漂流物がたまっている場所です。

春のシーバスの釣り方

春のシーバスはバチ抜けと呼ばれるイソメやゴカイ等が産卵を終え海底から出てくるのを待っているシーバスの捕食方法で待っています。バチは先ほど言った流れにヨレがある場所や光に集まる特徴があります。またヨレの近くで待っている可能性もあるので、こういう場所の周辺を狙うと良いでしょう。

稚鮎パターン

稚鮎とはアユの幼魚で体長3~5cmです。川に集まり遡上を始める時期です。稚鮎パターンはバチが少ない場所ではメインのパターンになってきます。常夜灯や河川や河口に生息しています。稚鮎は泳ぐ力が弱いので流れが淀んでいる場所にいる可能性が高いです。

イワシパターン

イワシは4月から10月に接岸してきて、春は産卵シーズンであるため活発になります。昼間は水深30m~50m前後にいて、まずめになると10m前後の水深に移動してきます。夜中も比較的浅い水深に居る場合が多くなり水深のある堤防、磯等が有望ポイントです。

春のシーバスのルアー選び

春のシーバス釣りはバチ抜けに対応したルアーを選びましょう。お勧めのルアーは通常より小さいサイズのルアーです。ルアーの動かし方は一定の速度でゆっくりと動かすこと(リールを巻くこと)がポイントです。表層にバチがいるときには水面から10cm下を狙うのが良いです。

春のシーバス釣りに影響の出やすい潮周りや潮位

潮の満ち引きによっても時合いが変わってきます。バチ抜け狙いの場合は満月の大潮の満潮の潮止まりから下げ始めて2~3時間くらいが最もバチ抜けが発生しやすいので、この周辺にルアーを投げてみましょう。

稚鮎(河川から河口)

流れがある場所では満潮からの引き潮時がねらい目です。潮の満ち引きにより流れにヨレや反転流等が生じている場合はシーバスが集まってきます。河川の流れが打ち消されてしまうと稚鮎の密度が薄くなり広範囲に散ってしまうのでシーバスが寄ってこないので注意が必要です。

稚鮎(港の中)

上げ潮でも十分狙うことが出来ます。上げ潮と引き潮どちらが良いかはポイントによって違うので同じ場所で時間を変えて釣りを行っていきパターンをつかむしかありません。一回でパターンを掴むのは難しいので何度もトライしてみてください。

シーバスの季節別の特徴・釣り方②夏

この時期はベイトも体長が大きくなります。またスズキは脂がのって美味しい時期です。ここからは夏のシーバスの生態や、特徴を紹介していきます。その後シーバスの釣り方やルアーの選び方を紹介していきます。

夏のシーバスの特徴・習性

6~8月はシーバスの活性が上がります。特にバチよりも栄養のある稚アユやカタクチイワシ、イワシ、カニ、エビ、シャコ、イカなどを求め移動します。しかし、水温が上がりすぎているとシーバスはいないので気を付けないといけません。

夏はシェードに潜んでいる

シェード(日陰)はシーバスにとって大事な避暑地です。また夏以外でもシェードは退避場所として潜んでいる場合があります。河川などでは、護岸際に水面に覆いかぶさるように生えた木などの下にはシェードが出来ます。見つけたら確認してみたりルアーを投げてみましょう。

夏は水質が濁りやすい

ちょうど梅雨時期に被ることもあり河川等では水位の上昇と水が流れ込める場所では濁りが起きる可能性が高いです。濁りが出てしまうとシーバスを確認しづらくなるがシーバスの警戒心を薄めることが出来ます。そのためルアーを見破られる可能性が低くなり釣りやすくなります。

夏のシーバスの釣り方

このシーズンはベイトの生息場所を選ぶ必要があります。特に水温が高い時は水深が深いところや、潮通しが良いところを選ぶ必要があります。潮通しが良い場所とは海水が常時流れている場所で海水の水質が良い場所のことを指します。

夏のシーバスのルアー選び

夏は素早い動きに対応できるルアーを選ぶ必要があります。またルアーだと見切られないように、釣り方もリールを巻くスピードを速くしましょう。またルアーの動きを早くすることでシーバスの興味をそそることが出来ます。

夏はトップウォーターを楽しめる時期

この時期はイワシやイナッコなどの表層のベイトが増えるためにトップウォーター(水面)にルアーを走らせるとシーバスが喰いつきます。水中でシーバスを釣るよりもトップウォーターでの釣る方がシーバスの警戒は薄れ釣れやすい傾向があるためです。

夏こそナイトゲームがお勧め

夏は日中水面が暖められるので日が落ちて水温が下がったころに釣りをすることがお勧めです。日没後はシーバスの警戒も薄れベイトが集まる常夜灯の近くや浅瀬のエリアに生息しているので初心者でもナイトゲームを楽しむことが出来ます。

赤潮・青潮にはご注意を!!

赤潮という現象はプランクトンの異常発生で起き、海が赤く見えるために呼ばれます。赤潮が発生すると海中の酸素濃度は低下しベイトもシーバスもいなくなります。また、プランクトンなどの死骸がバクテリアによって分解される際に発生する硫黄物イオンが原因で起こる青潮も同様の現象が起こるのでポイントを変えましょう。

シーバスの季節別の特徴・釣り方③秋

9~11月の時期に該当する秋は、徐々に水温が下がってきて夏に水温が高くて居なかった場所にも生息しています。またシーバスは越冬や産卵に向けて体力をつけるために荒食いをします。特徴や釣り方、ルアーの選び方を紹介していきます。

秋のシーバスの特徴・習性

この時期は沖目(岸から遠投したときに届くギリギリの場所)から沿岸にかけて多くのシーバスが岸に近づいて来るので、回遊シーバスが多く釣れやすくなる時期です。また、大物を狙える時期なので初心者にもお勧めです。

秋のシーバスの釣り方

ベイエリア(湾岸)と河口が初心者にお勧めスポットです。ベイエリアは接岸しやすく沖に逃げにくい構造をしているのでシーバスも溜まりやすいです。また河口は落ちアユを狙ってシーバスが口を開けて待ち構えています。特に大物を狙いたいのであれば河口が良いです。

秋のシーバスのルアー選び

秋は釣れやすいのでシーバス釣りの練習にはお勧めです。この時期はベイトが増えるのでルアーサイズが8~10cmくらいの小魚に似たルアーを選ぶことがお勧めです。また、ルアーを沖よりも手前の群れにキャストした方が手返しも良いので意識して練習しましょう。

シーバスの季節別の特徴・釣り方④冬

気温が低くなり水温も、かなり低下します。初心者には、かなり難しいシーズンになりますが生態や釣り方のポイントを押さえて、釣るエリアを、しっかり把握すれば大物を狙うことも可能です。ここでは冬のシーバスの習性や釣り方、ルアーの選び方を纏めました

冬のシーバスの特徴・習性

沖(深場)で産卵するために大半のシーバスが沖に移動してしまい岸から狙える確率がかなり減少してしまいます。岸側に残るは小さいサイズのセイゴと産卵しない大きなサイズのシーバスになります。ベイトも小魚からバチやカニにシフトする傾向があります。

冬のシーバスの釣り方・ルアー選び

まだ冬になっても産卵に向けて荒食いするシーバスがいますが産卵前のシーバス狙いの釣り方は数が少ないので、お勧めしません。お勧めはデイゲームのコシノロパターンで釣ることです。ルアーはバイブレーションを備えた少し大きめのサイズが良いです。

おすすめシーバス釣りシーズンは秋!

giani / Pixabay

シーズンを通してお勧めは秋です。産卵に向けて蓄えないといけないのでシーバスの食への意欲が他のシーズンと比べて、ずば抜けています。ここでは、狙うポイントやベイトパターン、マッチザベイトについて紹介していきます。

秋のシーバスを狙うポイント

この時期は河川、河口、運河、小魚の回遊ルートなどがあります。河口はベイトのイナッコが多く生息し比較的簡単に釣ることが出来ます。河川には小魚、甲殻類等が生息し、運河には小魚が生息しています。小魚の回遊ルートではサビキ釣りをしている方がいるはずなので、その周辺を狙いましょう。

秋のシーバス釣りのパターン

秋のシーバス釣りは、ベイトであるイナッコ・オチアユ・サヨリ・コノシロ等に合わせた釣り方のパターンがあります。ここでは各パターンについて紹介していきます。秋はベイトを探すことが釣りの近道になりますので各パターンを見ながら自分流にアレンジしてみてください。

イナッコパターン

イナッコとは20センチ以下のボラで河口や河川で群れで生息しています。シーバスはイナッコの周辺にいることが多いので周辺を狙うようにしましょう。しかしイナッコが多い場合はシーバスが気づかない可能性がありイナッコが群れが広がっている場合はシーバスがいない可能性があるので気を付けましょう。

オチアユパターン

産卵後徐々に弱ったアユが下流へと徐々に流されていきます。このアユを落ちアユと言います。シーバスが落ちアユを好むのは体力を使わずに捕食出来るからです。そのため上流に向かって泳ぐルアーには一切興味を示さないので基本的にルアーの頭を上流へ向けて下流へ流すような操作が必要になる。

サヨリパターン

サヨリは下顎が飛び出した細長い魚です。サヨリと同じ群れの長さに合わせて群れより少し下にルアーを合わせてやることが必要です。また、シーバスはサヨリの後ろから捕食するのでルアーを上流に向けて流れに逆らっているようにルアー操作をする必要があります。

コシノロパターン

コシノロとはコハダの名で知られている魚です。ボートシーバスでコシノロの群れを効率的に探し群れの前後左右や下に波動の強いルアーを、ゆっくりと合わせてあげることが必要です。また沈みやすい大型のバイブレーションも有効です。

マッチザベイトを意識しよう

マッチザベイトとはターゲットの魚が捕食しているベイトにルアーを合わせることです。秋のように活性が高い時期は一般的なルアーを使い天候やベイトに合わせて、ゆっくり動かしたりリアクションさせたりしてマッチザベイトを意識して釣りをしましょう。

シーバス釣りには時間・タイミングがある?

シーバスはオールシーズン釣れますが、時間帯によっては釣れたり釣れなかったりします。釣れる時間帯をアングラーの間では時合いと呼んでいます。ここでは、どの時間帯が良い時合いなのか紹介していきます。

魚が釣れる時間「時合い」

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