南芦屋浜とは?
兵庫県の芦屋というと高級住宅街のイメージが強いですが、海に面している陸地で人気となっているのが南芦屋浜なのです。セレブの街に位置するこの釣り場は、広大なロケーションで釣りができる堤防になっています。
兵庫県は芦屋市にある人工島「南緑地堤防」
昭和42年に埋め立て地となることが決まり、昭和44年から開発が始まりました。現在ではセレブの街として代表的な地名となりましたが、昔は海だった埋め立て地だったのです。
芦屋市総合公園として開設
広大な土地に作られた公園は、家族や友人たちと緑の元で目いっぱい体を動かすことを目的とした広場です。芦屋で一番のレジャースポットを目指し、バーベキューやサッカーなども楽しめ、釣りもできるように南緑地堤防として開設しました。
多くの人で賑わう
神戸や大阪からも向かいやすいため、休日になると多くの人たちで賑わいます。特にファミリー層や若年層にも人気なところで、釣りだけではなくビーチバレーなどのレジャーも満喫できます。
毎年夏に花火大会を開催
2018年に第40回を迎えた花火大会は、広々としたベランダ全体を使って壮大な花火が上がります。ジャズの音楽と共に上がるフィナーレ花火はロマンティックでデートや夏の思い出におすすめです。おまつりは13時から開催され花火は19:45~です。
色んな遊びが楽しめる
元々は公園ですので、子供のための遊び場が充実しています。たくさんの遊具も設置されているので、思いっきり体を動かせます。綺麗な芝生も広がっているので多少転んでも痛くないように配慮されています。
南芦屋浜が釣り人に人気の理由
人口の土地がなぜ人気なのでしょうか?人気には、人の多く集まる納得の理由があったのです。セレブリティ溢れる街にある釣りスポットの人気の秘密をご紹介します。
ベランダは海釣り公園に近いので初心者の方も安心
全面フェンスやトイレも近いので初心者の方でも釣りがしやすい環境です。沖に突き出ている作りが特徴で、マンションのベランダのように足場も安定しフェンスで安全なことが似ていることから、ベランダと呼ばれます。
現在は立ち入り禁止区域があります
台風21号の大きな影響でフェンスが壊れてしまったり、足場のひび割れが起きていることから安全面で不安があるため、現在は立入禁止の場所もあるようです。台風の凄まじい威力を感じますね。
24時間釣りが無料でできる!
24時間好きなときに出入りができることと、駐車料金も格安で停められ釣り人に優しい場所なのです。ですから昼間の明るい時間と夜釣りといった違う時間帯の楽しさが味わえるのです。後ほどお得な駐車場のご紹介します。
回遊魚が回って来やすく釣れる魚も豊富
沖に面した水域なので潮流れが最適で、水質が良いので魚が多く集まります。釣って自宅で美味しく食べたい方にとっておすすめな場所です。
トイレが近くに設置
場所によってはたくさん歩かないといけないところにしかなかったりと不便さを感じることが多いですが、こちらは釣り場の裏にありますので、冷える季節も安心です。
釣り具が洗える
海水などで汚れた釣り道具を洗える水道も設置されていますので、洗って綺麗にしてから自宅に帰ることができます。自宅に帰ってから道具を持ちだして洗って片付けてという二度手間がないので時間の有効活用ができるのです。
芦屋浜について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください
安全に釣りを楽しもう
現在は、大型台風21号の影響で立ち入り禁止の場所が多くあり、台風の凄い威力を物語っています。その分釣りをするスペースが狭くなってしまっているわけですが、危険を伴うために禁止区域とされています。
マナー違反者が多くいる
一部の人では、立ち入り区域とテープがかかっているところから、くぐって侵入し釣りをしている姿を見かけます。フェンスが壊れていたり足場の不安定さから危険と判断され立ち入り禁止とされていることを忘れないでください。
安全が第一
自然を相手のレジャーですから、一歩間違えば何が起こるかわからないです。危険と判断されている区間を勝手に侵入して起こったトラブルで、後悔することのないように禁止とされていることは守って、大人として釣りを楽しみましょう。
ライフジャケットの着用を
フェンスの設置されているところでは、安全に過ごすことができますが、全てに設置されているわけではありません。自分の身は自分で守るためにフェンス設置のない部分ではライフジャケットの着用をお願いします。
常時身に着けていても邪魔にならない
軽くて常に装着していても邪魔にならないタイプです。ウエストポーチのように持ち歩くことができ移動もストレスになりません。ホイッスルも付属しています。命を守る大切なアイテムです。
詳細
- サイズ:フリー(ウエスト130㎝以内)
- 浮力:11㎏
- 対応重量:110㎏
南芦屋浜の気になる釣果
こちらでは、どんな種類の魚が釣れるでしょうか?場所によって魚種も異なってきますが主に釣れる魚やポイントの特徴を具体的にご紹介していきます。
南芦屋浜の気になる釣果:①南芦屋浜ベランダ
ポイントの特徴
この部分だけ突き出た形をしているので、沖釣りが体験できます。フェンスが設置されているので安心して楽しめる場所です。足場もしっかりしていて安全面でも安心なことからファミリー釣りで訪れる人も多く、一年中釣り人で賑わっています。
陸地にいながら沖釣りができる
沖に出るためには船が必要ですが、こちらは人工島なので元々沖に面しています。足場の安定を確保しながら沖釣りができるのは、子持ちで釣りを楽しむにはもってこいの場所なのです。
水深
足元付近で約6~8mあり、沖では10mほどあります。沖まで釣り竿を飛ばすと海底は砂地になっています。足元付近は石が多いので仕掛けの引っかかりに注意しましょう。
釣果
アジやイワシが多く集まるので、それを食そうと青物やタチウオも集まってきます。潮の流れも穏やかでプランクトンが発生しやすい環境のため魚たちにとって居心地の良い水域となっています。
釣れない日はない?
メインの場所となっているので人も多く集まります。それだけみんなが注目しているスペースなのですが潮の流れが良好なので釣果に繋がります。釣れない日はないほど、ここで竿をおろせば獲物がゲットできるという自信の場所なのです。
おすすめの釣り方
突き出た地形になっているので、遠方に飛ばさなくても獲物は掛かりやすい状況といえます。サビキ釣りでは小型の魚が釣れやすく、ルアー釣りでは青物が楽しめます。子供には扱いやすいサビキ釣りがおすすめです。
南芦屋浜の気になる釣果:②東側の護岸沿い
ポイントの特徴
広々とした場所ですがフェンスが設置されていないため、小さな子供が釣りをするのは危険を伴うため、大人の楽しむ釣り場となっています。足場はしっかりしているので安定して座りながら楽しむことができます。
静かに満喫
先ほどのメインスペースと異なり安全面が怠るため子連れはほとんど見かけません。ですから一人釣りを楽しんで人が多く静かにのんびりと自分ペースで満喫できるのです。
水深
足元付近で8mほどあり、南芦屋浜の中で一番深い場所になります。垂直護岸になっているので釣り竿も下ろしやすい作りになっています。フェンスなどの柵がないところなので、安全には注意して楽しみましょう。
釣果
ここでは力強いクロダイやスズキが釣れやすく、強い引き合いが楽しめて釣れた時の達成感を存分に味わうことができます。秋には味、イワシ、タチウオもシーズンです。
本格的な釣りを満喫
アジやイワシの小型魚を釣り上げてから、ターゲットとなる大物を狙う釣り方をしても本格的な釣りを満喫できますね。広々とした場所なので、開放感があり長時間いても疲れにくいのです。
おすすめの釣り方
エビ撒き釣りや直に魚の感触が味わえる落とし込みでクロダイが狙えます。またフカセ釣りも楽しめるのでさまざまな釣り方を楽しみたい釣り慣れしている方の楽しむ場となっています。
南芦屋浜の気になる釣果:③東側の湾岸線下
ポイントの特徴
橋の下になっているので日陰も多く、多少の雨ならしのげる場所です。浅瀬になっていて、こちらもフェンスがないため子供は危ないです。足場が石畳みになっているので多少の凹凸があります。ただ、目線が海面と近いので魚が見やすい場所です。
水深
5mほどになります。足元付近は浅瀬なので仕掛けが引っかかりやすいのが難点です。ですが沖を目指すと深くなっているため釣りやすくなっています。
釣果
アジとサヨリが一年を通してよく釣れます。アジは大ぶりのものが良く釣れると好評です。また小型ですがセイゴやクロダイも釣れやすいです。
季節によって臨機応変に
こちらは橋の影ができるため日向と日陰では魚の数に差がでます。夏は日陰で釣れやすいですが気温の下がる冬では日の当たる部分の方が魚は多くいます。季節や気温によって臨機応変に動きましょう。
おすすめの釣り方
アジやサヨリはサビキ釣りがおすすめです。またエビ撒き釣りでも楽しむことができます。足元は石畳みになっているので釣りやすいです。沖に行くほど深くなっています。
南芦屋浜の気になる釣果:④西側・総合公園側
ポイントの特徴
砂浜が広がっていて水深は浅瀬です。釣りだけでなく磯遊びもできるため、小さな子供が楽しめる場所です。釣りをするというよりは海遊びの場所になっています。浅瀬なので子供むけで釣り慣れしている方は物足りないかもしれません。
水深
深い水域で、4~5mです。海底には石が多いので引っかかりやすいので注意しましょう。足場が安定しているので砂浜遊びが終わってからのファミリー釣りもおすすめです。滑らないように靴に履き替えて行ってください。
釣果
遠目に投げ入れればクロダイが狙えます。砂浜ではハゼや捕れたり潮干狩りも楽しめます。磯では小魚も生息しているので、タモやバケツを持っていくことをおすすめします。
日焼け対策も忘れずに
日差しが照り付ける砂浜では強い紫外線を浴びます。日焼け対策を忘れないようにしましょう。日焼け止めと帽子があると安心ですね。
夏休みにおすすめ
さまざまな海の生き物に出会えるので、夏休みの自由研究の題材にいかがですか?図鑑で調べるよりも自分の目で見て触れることで感じたことは、思い出として残るだけでなく知識として糧となります。
おすすめの釣り方
砂浜では手づかみやタモで小魚が捕れます。エビ撒き釣りやサビキ釣りでアジやサバが狙いやすくなっています。ただ、砂浜での釣りが禁止になっているので、運河の方まで出向いて釣りは楽しみましょう。
南芦屋浜の気になる釣果:⑤北側水道
ポイントの特徴
石畳みが全面的に敷かれているのが特徴で、日当たりがよいため石に苔などついていないため滑りにくく安定した足場になっています。引き潮の際は石畳みが全部見えるほどになります。
水深
足元付近で5mほどです。足場がしっかりしているため釣りやすいですが後ろは人の通る通路になっているので、海に投げ入れる際は、後ろに人がいないかどうかチェックが必要になります。
釣果
一年を通してクロダイが釣れやすいです。またアジが回遊する道になっているため、それを食そうと青物も集まってきます。石畳みの陰にはメバルやガシラも潜んでいることが多く、さまざまな種類が望めるでしょう。
波に注意
レジャースポーツを楽しんでいる人も多くいます。特に大型連休や夏に多いですが凄いスピードで走るマリンスポーツでは、波が釣り竿まで伝わってくることがあります。
おすすめの釣り方
フカセ釣りでさまざまな魚種を狙えます。ただ一つ注意が必要なのは、大型台風の影響による他の地域から流れてきたゴミの漂流が目立つので仕掛け引っかからないように注意しましょう。