野北漁港について
野北漁港がある玄界灘は、九州の北西部に広がっている海で、対馬海流が流れ、全国でも良い漁場として知られています。そういった玄界灘の漁場の中でも、糸島半島は、よい釣り場がたくさんあるため人気がある場所です。糸島半島は、玄界灘に突き出しているため、潮当たりが良く、四季を通してさまざまな釣果を得られます。特に、アオリイカを狙うエギンガーのメッカとして知られています。
野北漁港は福岡県にある漁港
野北漁港は、福岡県糸島市にあります。糸島半島の中央部に位置し、福岡県北西部ではメジャーな釣り場です。福岡市近郊では、抜群の知名度と人気を誇る場所です。漁港の西側にある大きな波止が特に有名です。漁港では、さまざまな釣り方を楽しむことができます。足場のよいところも多いため、海釣りのベテランはもちろん初心者やファミリーにもおすすめの漁港です。
野北漁港のアクセス方法
野北漁港は、福岡市内からも行きやすい漁港で、多くの釣り人が集まる人気の釣り場です。野北漁港に向かうルートには、県道54号線の「野北」交差点を東に曲がったら、海岸線に向かって真っ直ぐ進み、その後、海岸線に突き当たったら道なりに北へ向かうルートがあります。漁港内に有料駐車場があり1日300円で利用でき、駐車場にはトイレもあります。
野北漁港でよく釣れるポイント
魚がいるポイントというのは、どこの漁港でもある程度決まっているものです。魚たちは食料がある場所を意識して生活しています。そして、魚の種類によって食料となるものが違うため生活している場所も少しずつ違います。自分が狙いたい魚がいれば、その魚の生態をよく知っておくことが居場所を突き止め、釣果につながります。海の釣りポイントを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧になってください。
野北漁港といえばやはり、大波止が有名ですが、漁港内の釣り場は広く、大波止だけでなくさまざまなポイントがあり、ポイントによって狙う魚や釣り方、足場の良し悪しが違い、いろいろな楽しみ方ができます。漁港の中でよく釣れるポイントをご紹介します。
野北漁港のポイント① 漁協前小波戸・中波止
漁協前の小波戸や中波止は、河口の隣なのでメバル、カサゴなどの根魚が狙えるポイントです。根魚を探りながら、もちろんエギングも楽しむことができるポイントです。
野北漁港のポイント② 広場前岸壁
広場前の岸壁は、それほど足場が悪くないのでファミリーフィッシング向けのポイントです。小さなお子さんといっしょに、アジゴを狙って楽しむことができるポイントです。
野北漁港のポイント③ 大波止
漁港のメジャーポイントの大波止は、駐車場から外海に向かってのびています。漁港の中で、最も人気のあるポイントです。特に波止の屈曲部は潮の流れや地形の変化で、魚がつきやすく狙い目です。内側は波止の幅も広く、ファミリーフィッシングに最適です。但し、外側の犬走りは非常に狭く、海面までの高さが8~10メートルぐらいあるため、ベテラン以外にはお勧めできません。先端部分の大きなテトラポットは、エギングの他に、ウキ釣りや穴釣りが楽しめるポイントです。
野北漁港でのおすすめな釣り方をご紹介!
野北漁港では、防波堤のような手軽なポイントで楽しむことができるライトゲームと呼ばれる釣り方ができます。また、多くの釣果が得られることから大変人気があります。ここからは、野北漁港で楽しむことができるライトゲームの中から、エギングとアジングについてご紹介していきます。
野北漁港でおすすめな釣り方をご紹介 ①エギング
「野北漁港といえばエギング」というほど、エギングポイントとしての知名度が高くなっています。ここからは、野北漁港でのエギングに適している時期とポイントを紹介していきます。
野北漁港でのエギング 1.時期とポイント
野北漁港は、玄界灘の突き出した半島にあります。そのため、潮当たりが良く1年を通してさまざまな釣果が得られます。大物のアオリイカが狙えることで有名ですが、特にアオリイカを釣りやすい時期は、ゴールデンウィークから梅雨時期と秋です。秋は、アオリイカ以外にもコウイカ・ササイカも釣ることができます。そして、冬にはヤリイカを釣ることができます。
野北漁港でのエギングのポイント
大波止の先端にあるテトラポッドに向かう道中はエギングの好ポイントです。テトラポット帯にあった藻が薄くなるためエギングしやすいポイントです。先端のテトラポットに向かう途中に、潮流れが早くなる場所と潮が微妙に止まる場所がありますが、そちらもエギングしやすい好ポイントです。
野北漁港でのエギングの時期
4月終わりから5月初めのGW頃から梅雨時期の春から夏にかけての時期と秋がエギングに適した時期です。この時期は、プランクトンが多く、海藻などの育ちが良いこと、又、この時期はイカの活性も高いため数釣りにおすすめです。アオリイカを狙う場合、春の親イカを釣るのは難易度が高いのですが、秋の新子の方が比較的釣れやすいでしょう。春のアオリイカは3㎏オーバーの大物が釣れることもあります。大物を狙うとしたら春がおすすめです。
野北漁港でのエギング 2.タックル
エギングは、エギを使ってルアーフィシングでイカを釣る方法です。エギとロッド、リールがあればすぐにでも始められるため初心者に人気があります。エギングでは、アオリイカをはじめタコなども釣ることができます。ここからは、エギングを楽しむ為のお勧めタックルを紹介します。エギング初心者の方で、エギングタックルの情報が知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。
野北漁港でのエギングのタックル ①ロッド
大波止のような防波堤は、エギング初心者にも人気があります。エギング初心者にオススメのロッドは、身長や体力などに合わせ、長さや硬さを選びます。長さは、6~8フィート前後のロッドが扱いやすくおすすめです。硬さは、一般的に「ミディアムクラス」と呼ばれる硬さがおすすめです。
大波止の堤防は、海面から4~6m程の高さがあります。高い所では、海面から8~10メートル程になるところもあります。そういった防波堤の高いポイントでは、少し長めの8~9フィートのロッドを使うのがよいでしょう。さらに、通常より長めのタモや落としダモを持っているとキャッチミスもなく重宝します。
野北漁港でのエギングのタックル ②ライフジャケット
野北漁港の大波止は、広い犬走では足場がよく、ファミリーフィッシングも楽しめますが、大波止の高い場所や犬走の細い場所もあります。また、大波止先端のテトラポットなどの足場の悪い場所は滑りやすいので、歩くときには万が一落水した場合のことを考えて、ライフジャケットがあると安心です。
野北漁港でのエギングのタックル ③リール
エギングに適したリールは、軽量のもので、ラインの巻量が150m~200mあれば十分ですので2500番、3000番前後が適しています。6~8フィートのエギングロッドに、2500番台のリールを選び、エギングの際に気を付けたいラインのたるみを瞬時に巻き取るためハイギアである事、ラインブレイク(ラインが切れてしまう事)を防ぐためドラグ機能が良いものがおすすめです。
野北漁港でのエギングのタックル ④エギ
エギングでのエギの大きさは、春のアオリイカは、基本3.5号、大物を狙う場合は4.0号を使用します。秋の早い時期の小物を狙う場合は、2.5~3.0号も使いますが3.5号は一年中使えるため3.5号を中心に揃えると安心です。エギを選ぶときには、大きさの他には、動き、下地色、上布色の3つを見ます。