リーダーラインの結び方を動画付き解説!PEライン使用者は要チェック!

メインラインにPEラインを使用する場合、ほとんどのシーンではリーダーラインが用いられます。リーダーラインの結び方は難易度が高く、結び方が適切でないと、大切なルアーや掛かった魚を失うことにつながります。この記事では、リーダーラインの結び方を動画付きで解説します。

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そもそもリーダーラインはなぜ必要なの?

釣り初心者の方は、リーダーラインとはなに?なぜ必要なの?と思われる方もいるでしょう。ショックリーダーとも呼ばれるリーダーラインはメインにPEラインを採用するとき、とても重要な役割を果たします。

ここからはリーダーラインはなぜ必要なのかをPEラインの欠点と一緒に説明していきます。釣り初心者の方は必見です!

現在のゲームフィッシングではPEメインラインが主流

さて、PEラインはナイロンやフロロカーボンなどの糸とは構造が全然違っています。PEラインはポリエチレン製の糸を主に12本編み込んで作られています。主流となった理由は「1.引張強度が強く、細い糸を選択できる」「2.伸びない為、感度が良い」「3.劣化に強い」の3つがあります。どれも釣り人にとっては重要な事ですね。

PEラインの欠点を理解しよう

一見万能な糸に見えますが、欠点を意外と知らない人もいるのではないのでしょうか?「1.摩擦にとても弱い」と「2.結束(結び)が難しく強度がでない」が欠点となります。

引張強度は強いのですが擦れに弱く、使うときは気をつけましょう。また、ナイロン製の糸のようにコシがない為、適切な結束が難しい場合があります。

リーダーラインはPEメインラインの欠点をカバーする

PEラインには良い点も欠点もありますが、この欠点を補うのがリーダーラインの役割です。PEラインは摩擦に弱いと説明しましたが、リーダーラインを先につけることにより、岩や魚の歯で擦れて糸が切れることを防いでくれます。

特にルアーフィッシングではラインが岩などで擦れることが多く、リーダーラインは欠かせないものとなります。

ラインの交換とメンテナンス

釣り糸は使って行くうちに劣化していき、ずっと使えるものではありません。劣化したものは新品に交換が必要となりますが、その交換するタイミングは各メーカーの商品別や糸の素材、使用回数によって違ってきます。

ここからはラインの交換時期などを説明していきますので、長く使用されている方はこの交換時期の目安を参考にされてください。

PEライン

このラインは他のものと比べても非常に劣化しにくいものです。釣り人によっては交換せずに数年使用している人もいる程です。

交換のタイミングとしては、糸の表面が毛羽立ったり、ラインの編み込みが弱くなり平らになったら交換しましょう。もちろん使って行くうちに糸が短くなり、釣りに支障が出る場合も丸ごと交換しましょう。

ナイロンライン

紫外線に弱いため、日光に当たりやすい先端の少なくても5m程を毎回切り、使用するのが良いです。リールに巻いて使用する場合は徐々に短くなってきますので、スプール(リールのラインを巻く部分)に巻いているラインのが7割以下になったら交換することをおすすめします。

フロロカーボンライン

ルアー釣りのリーダーラインや餌釣り用のハリスとして使用される糸です。餌釣り用の場合はその都度交換が必要となりますが、折れ曲がったり、擦れによる傷が入ったものはすぐに交換しましょう。

リーダーラインとして使用する場合も釣りに行くときに都度交換が必要ですが、メインラインとリーダーラインの結束も手間なため交換しない人もいます。

道糸のメンテナンス

道糸はハリスやリーダーラインとは違い、長く使用するため定期的なメンテナンスが必要となります。特に海釣りでは塩の付着があるので、塩分を取り除かなければいけません。

方法はリールからスプールを取り外し、容器に入った水に数分漬け込み、十分乾燥させます。市販のコーティングスプレーを使用するとさらに効果的です。

PEメインラインへのリーダーラインの結び方は難しい

この2つのラインを上手く結べるようになるにはある程度の練習が必要なくらい難しいです。なぜ難しいのかというと大きく2つあり、1つ目はPEラインはナイロンなどの糸と比べると摩擦が発生しにくく、上手く結ばないとすっぽ抜けてしまいます。2つ目はPEラインが滑りやすく、結束の際の固定がしづらいということです。

PEメインラインへのリーダーラインの結び方を解説!

それでは実際に2つのラインの結び方を説明していきます。今回は代表的な結束方法である「FGノット」「SFノット」「ノーネームノット」「PRノット」の4者類の結び方を解説していきます。

これをみて難しい2つの異なる糸同士の結び方をマスターしましょう!釣り糸の結び方について詳しい他の記事もありますので参考までに。

リーダーラインの結び方① FGノット

FGノットの特徴は?

この結び方はルアーフィッシングなどでメインラインとリーダーライン結束するときに1番人気がある結び方となります。

結ぶ方法は難しいですが、練習を重ねれば手早く結ぶことも可能です!ここからは、FGノットという結束方法の特徴を説明していきます!

特徴① <結びこぶがとても小さい>

FGノットの1つ目の特徴は「ライン同士を結んだ際の結びこぶがとても小さい」ことです。これは釣りの中でも特にルアー釣りなどではとても重要なことです。

結びこぶが大きいと、どうしてもキャスト(仕掛けなどを投げること)の際にガイド(竿に付いているラインを通すパーツ)に引っかかり、スムーズにキャストすることができなくなります。

特徴② <結束強度が強い>

FGノット2つ目の特徴は「短時間で結束でき、強度も強い」ことです。時間をかけて結ぶことでもちろん結束強度は上がりますが、この結び方は短時間で結ぶことができ、強度にも定評のある結び方です。

FGノットの動画と簡単に結ぶためのコツは?

それではFGノットの結び方を詳しく動画で見ていきたいと思います。おすすめの動画がありますので是非ご覧下さい!結ぶ際のコツは「編み込む時は一回一回丁寧な締め込む」ことです!これをやらないとすっぽ抜けの原因になったりします。

リーダーラインの結び方② SFノット

SFノットの特徴は?

こちらの結び方もFGノットと同じようにルアーフィッシングでよく使われる結び方です。滑りやすいPEラインを太いリーダーラインへ編みつけ、摩擦力により糸同士を固定します。

丁寧に結ぶと時間がかかりますが、結び目も小さく強度も強い結束方法です。

特徴① <簡単に接続できる>

PEラインとリーダーラインを結束する方法の中でも比較的簡単に接続できる方法が、このSFノットです。

編みつける際に少しテクニックが必要となりますが、何回か練習すればすぐにできるようになると思います。

特徴② <強度がありすっぽ抜けがない>

FGノットと同じように摩擦系ノットであるこの結び方は強度も強く、すっぽ抜けが少ないと言われています。また引っ張っていくと結束しているライン同士が干渉し合い、結び目から切れるケースもありますが、SFノットはそのようなことはほとんどなく、単純なラインの引張強度を超えると切れるということが多いです。

SFノットの動画と簡単に結ぶためのコツは?

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