「5000兆円欲しい」とは?
みなさん誰でもお金は欲しいものですよね。100万円とか1億円ぐらいなら、一人の人間が一生の間に触れることもあるかもしれませんが、5000兆円ともなってくるともはや想像できないのではないでしょうか。1兆円ですら普通想像できない大金ですよね。
100万円が1万円札で1センチ、1億円は10センチの1000万円の束が10個、トランクケースに入る額です。5000兆円はそのトランクが5000万個です。たぶん口座を用意して振り込んでもらわないと置く場所に困るレベルですね。
Twitterでネタとして流行したワード
5000兆円欲しいとは、そのド直球な人間の欲望をストレートに表したもので、2016~2017年頃にtwitterでこのフレーズが拡散されてブームになりました。こちらの画像はその一種です。
ロゴになったことで一気に広まった
この画像のとおり、フリーランスのグラフィックデザイナー・ケースワベ【K-SUWABE】さんがデザインしたロゴが2016年9月5日にツイートされました。これをきっかけとしてさまざまな派生画像や、コラ画像などが作られて一気に広まったといえます。
「5000兆円欲しい」の元ネタ
ブームとなった「5000兆円欲しい」ですが、その元ネタはあるのでしょうか。お金が欲しいという趣旨のことをつぶやく人はいますが、5000兆円というスケールの大きさはどこから来たのでしょうか。そのあたりのことについて調べてみました。
「も」さんの「5000兆円欲しい」ツイートがきっかけ
画像として広まる前にも(@kireina_mochi)さんによって2016年の8月ごろにはこのフレーズが使われていました。これがブームとなるきっかけになったようです。まだ「5000兆円欲しい」の画像はありません。
ケー・スワべ氏が「5000兆円欲しい」の画像を投稿して拡散
おそらくもさんの投稿を受けて、ケースワベさんも「5000兆円欲しい」となり、2016年9月にロゴを作成したのではないかと思われます。この画像を契機に「5000兆円欲しい」が拡散してゆくことになりました。9月時点ではそうでもなかったものの、2017年4月の再ツイートがブームの火付け役になったようです。
ネットから生まれた流行語「正体表したね」はこちらから
「5000兆円欲しい」の派生作品
「5000兆円欲しい」が拡散してから画像、動画、ジェネレータ、ゲーム、小説など多くの派生作品が作られました。ここでは、そのうちのいくつかを紹介します。スケールの大きさを実感してみてください。
「5000兆円ジェネレーター」
5000兆円ジェネレータとは、ケースワベさんが作ったロゴ風のフォントで任意の文字を使ったロゴを作る機能を持ったジェネレータです。オリジナル版のほかにプロジェクトがフォークされて作られた別のジェネレータもあるようです。
動く「5000兆円欲しい」
5000兆円欲しいを動画にしたのがこちらです。5のあとにいくつ0が並んでるのかわからないぐらいの金額ですね。35秒と短い動画ですが、メインの動画自体は最初の数秒だけで後はおまけ動画となっています。迫力がある動画に仕上がっていますね。
「5000兆円のテーマ曲」
なんと、5000兆円欲しいという文字列をそのまま楽譜に起こして製作されたテーマ曲を作った方がいらっしゃいます。ちゃんと曲として成立するレベルで調整してあり、なかなか味わい深いポップな曲になっています。面白いですね。上記ツイッターからどうぞ。
「5000兆円欲しい診断メーカー」
「5000兆円欲しい診断メーカー」は名前を入力すると5円~5000兆円までの額を欲しい、いらないのどちらかで診断してくれるメーカーです。診断メーカー自体はいろいろあり、別のメーカーでは名前を入力すると5000兆円までのお金がもらえる診断をしてもらえます。たちばなもやってみたところ1066兆円ももらえました。
「5000兆円欲しい」ゲーム
「5000兆円欲しい」ゲームの一つ目は1兆円のコインを落として、制限時間内にできるだけ多くのお金を台に残せるか、というのを競うゲームを遊べます。その他、シューティングゲーム風の5000兆円集めるまでに何分かかるかというゲームもあります。たちばながやってみたところ7:28:75で5000兆円集まりました。
ストレートな欲求をぶつけた「5000兆円欲しい」のようなネタにできるかも?こちらはちょっと気が抜けるちくわ大明神とは、その元ネタや使い方を徹底解説。ちくわ大明神についてまとめた記事はこちら。
「5000兆円欲しい」関連の小説
「5000兆円欲しい」の影響を受けた小説が「異世界で「5000兆円欲しい!」と叫んだ男」というタイトルで小説サイト、カクヨムに存在します。カクヨムや小説家になろうなどのweb小説サイトでは異世界転生ものが流行っているので異世界x5000兆円欲しいのコラボ小説です。
そんなに長くない小説なので最終話まで読むのにそこまで時間はかかりませんでした。ネタバレになるので詳細はいいませんが、やっぱりこうなってしまうか、といった内容のものになっています。興味があれば読んでみてください。
「5000兆円欲しい」の派生語として「うんこもりもり森鴎外」も
「5000兆円欲しい」の派生語として、「うんこもりもり森鴎外」というのがあります。その元ネタとなったものについて解説していきます。ただ、なぜ森鴎外なのかは元ネタの作者のみぞ知るといったところでしょうか。
「うんこもりもり森鴎外」の元ネタ
「5000兆円欲しい」と同時期に「うんこもりもり森鴎外」という画像が出まわっています。使われているフォントから、「5000兆円欲しい」に影響を受けていることが伺われます。2016年にはすでに#うんこもりもり森鴎外というハッシュタグがありますね。
「うんこもりもり森鴎外ジェネレーター」やChrome拡張機能も
「5000兆円欲しい」に森鴎外も追加されたジェネレータのGoogle Chrome拡張機能があるようです。基本的には「5000兆円欲しい」がベースで森鴎外にも対応したという感じでしょうか。なお、実際にうんこをもらしたのは森鴎外ではなく夏目漱石だそうです。
5000兆円欲しいグッズも作られた
「5000兆円欲しい」ブームに乗っかってさまざまな関連グッズまで登場しました。こちらでは、それらのアイテムについて紹介します。ちょっとしたネタアイテムとして話題づくりの一環に重宝するのではないでしょうか。
「5000兆円欲しいTシャツ」
ブームの火付け役となったケースワベさんがさまざまなグッズを発売されました。最初に紹介するのは「5000兆円欲しいTシャツ」です。特にひねりもなくストレートに5000兆円欲しいと書かれたTシャツは会話のネタになること請け合いです。カラーバリエーションもいくつかあるようです。上のamazonリンクから購入できます。
「5000兆円欲しいアクリルキーホルダー」
お次は「5000兆円欲しいアクリルキーホルダー」です。商用利用可能なフォントを使っているために元のフォントとは若干違う仕上がりになっています。アクリル版に「5000兆円欲しい」と描かれているさまからはストレートに欲求が伝わってきますね。
「5000兆円欲しいLINEスタンプ」
三つ目はlineスタンプです。ケースワベさん自らが作成したlineスタンプで、5000兆円欲しい風のフォントでさまざまなlineスタンプが押せます。元ネタを知っている人はニヤリとしてしまうのではないでしょうか。
実際に5000兆円手に入れたらどうなる①金額の大きさ
ここからは、実際に5000兆円が現実に手に入ったとしたらどうなるのかということを真面目に考えてみたいと思います。まずは、イメージしづらいと思われるその金額の大きさについて考えてみましょう。
ビル・ゲイツの資産額は9兆円
世界長者番付1位として有名なマイクロソフト創始者・ビルゲイツ氏ですが、その総資産は9兆円だといわれています。世界1位ですらせいぜい10兆円程度なので5000兆円がいかに大きな金額かがわかりますよね。