裁判では、週刊誌が書いた根も葉もない記事をテレビ局がうのみにし、本人に確認をすることなく放送したことや、3回摘発されたのに10回摘発と嘘の情報が書かれていたことに対し批判しました。謝罪放送をするなどの条件で和解や勝訴もありましたが、敗訴もありました。
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植草一秀が冤罪ではないかといわれている理由とは
出版後「知られざる真実」という本は話題になり、彼は強く主張を貫く性格だったため植草の痴漢事件は冤罪ではないのかと意見が変わる人々もいました。本を通じてなにを語ったのでしょうか?冤罪だと思われる理由と内容、主張を変えていた理由についてもご紹介します。
小泉政権を批判していた植草一秀
上記した本の「知られざる真実」には5つの大罪を記載しており小泉政策の矛盾や批判、アメリカとの関わりなど詳しい内容が記載されています。政府の裏側などそこまで書いて大丈夫なのかと聞きたくなるような内容になっています。
植草一秀は口封じのために冤罪にされた?
「知られざる真実」を読んだ人から小泉政権への批判に賛同する声が多くありました。そのため読者の中には植草一秀を邪魔に思った小泉総理がこれ以上関わらないようにと、口封じとして痴漢の冤罪をかけたのではという疑惑が浮上し始めました。「日本の独立」にも小泉政権に関して書いてあるので気になった方は読んでみてください。
事件の証拠を隠された?
電車内痴漢事件の裁判の時、植草一秀の手につていた女子高生の服の繊維だと思われていたものが駅員の制服だという証拠を上げようとしたのですがなぜか却下され、検察官は「認めないのであれば、私生活や家族に攻撃する」といったようです。
のぞき事件でも駅内4台の監視カメラの映像を警察が消しており証拠を隠そうとしているというような疑惑の声も上がっています。このように冤罪だと思われてもおかしくないような怪しい点が多くあげられています。
容疑を認めないと長期拘留!?
事件当時、痴漢の容疑者は容疑を認めないと長期間拘留され会社をクビになることが多かったのです。そして植草は、警察に「認めればマスコミに情報を流さない」「家族にも被害がくるぞ」などと迫ってきたことも重なり認めざる負えなかったようです。
もし本当に無実だったとしても、マスコミからの被害は必ず受けてしまい社会的に生きずらくなってしまいます。しかしこれらの情報は疑惑でしかないので、真相は当事者しか知りません。もちろん冤罪じゃないという意見もあります。
植草一秀やその家族の現在とは?今何しているのか
2度も事件を起こし職を失い罪を背負うことになり生きづらくなっていました。当時結婚もしていましたが、マスコミや週刊誌の被害にあっていた家族との関係は一体どうなったのでしょうか?10年以上たった現在どのように活動をしてるかについてもご紹介します。
早稲田大学の教授という職を失って社会的に生きにくくなった
手鏡のぞき事件後、植草は早稲田大学を辞めさせられてしまいます。しかしその後、会社の経営をはじめだし名古屋商科大学の教授にもなり人生を取り戻しつつありました。しかし2度目の痴漢事件が起き商科大学も当然のことながら解雇になってしまったため、社会的に行き場を失ってしまいました。
植草一秀は経済学者として活躍を続けており数々の書籍を出版
事件や解雇、周りからの非難などで大変な日々を過ごしていたはずです。しかしそれでもあきらめず、現在でも経済学者として講演活動や本を出版し現在も活動を続けています。書籍は10冊以上だしており、政治に詳しくない人でもわかりやすく書いている本が多いので気になった方は調べてみてください。
ブログを開拓した植草一秀!タイトルは「知られざる真実」
現在ブログを開拓しており、本と同じ名前で「知られざる真実」というタイトルです。こちらのブログでも経済や政治について書いており1日ずつ更新しています。有料メルマガもあるので気になった方は「知られざる真実」で検索してみてください。ブログの中で本の紹介もしています。
離婚はしていない?植草一秀の家庭の状況は不明
事件当時結婚しており子供もいました。妻は記者の手鏡事件後取材を受けており「信じてる」とコメントしていました。しかし痴漢事件が起きてからは、家族も相当な被害を受けていたでしょう。離婚したというウワサもありますが、現在の家庭の状況は残念ながら分かっていません。ブログ内でも家族の情報は一切書いていないようです。
植草一秀を支援する人々
事件を起こした後でも、尊敬と信頼を置き支援している方がたくさんいました。その方々が協力し事件の真実をより多くの人に知ってもらうため、ブログや本で冤罪の可能性があることについて書きました。それを見て冤罪疑惑を知った人も多くいます。ではブログと本の内容について見ていきましょう。
植草一秀の支援ブログ
応援ブログの更新は2009年で終わっているようですが、今回紹介した事件の裁判で傍聴していた方に話を聞き詳しい裁判の内容などを書いているブログがあり、当時はコメントが1000件以上寄せられるほど注目されていました。批判の声も少なからずありましたが、支援する声が多かったです。
もう10年も前の事なので最近はほとんど更新されなくなっていますが、過去の記事が残っているので読むことができます。応援ブログは一つだけでなく多く存在しており、たくさんの人の意見を見ることができるので興味のある方はぜひ読んでみてください。
本も出版!植草事件の真実
編著が「植草一秀事件を検証する会」となっており支援ブログを書いてる人達に声をかけ数名で書いた作品です。実際に事件現場に行き痴漢は可能だったのか、植草は痴漢をするような人物ではなかったなど冤罪を証明するような内容が書かれています。
どれも興味深い話ばかりで、本当に応援している人達がこの事件の無罪を広めたいという気持ちがしっかり伝わってくる作品になっています。ネットより詳しく書いてあるので、この事件に興味がある方はぜひ本を読んでみてください。書店に出ていることが少ないので通販での購入をおすすめします。
実際にあった痴漢冤罪事件
痴漢の冤罪事件はたくさんあり映画の作品にもあるほど問題視されています。冤罪をかけられれば何年もの間戦うことになり、周りの人が必ずつらい思いをすることになります。女性は露出の多い服を着ない、男性は両手に荷物を持つなどの対策をしながら電車に乗りましょう。現在では女性専用車両などもありますがまだ広まってはいません。
これから紹介する事件は、今回の電車内痴漢事件と似たような内容になっており、サラリーマンだったこの方も長年罪を着せられ、家族も追い込まれていきました。ではこの事件の詳細を見ていきましょう。
高田馬場痴漢冤罪事件
手鏡事件の約1年前の2003年に、高田馬場駅で痴漢事件が起こりました。午前8時頃、男性は会社に行くため電車に乗ります。男性は周りの人の迷惑にならないよう、右手にリュックを左手に傘を持ち電車に乗り高田馬場駅で降りようとすると男性の近くに立っていた女子高生に「てめえ触っただろ!」と腕を掴まれました。
すぐに駅員が来て男性と女子高生は事務室へ連れていかれました。しかし男性は痴漢をしていなかったので、後ろにいた外国人男性ではないかといったのですが、聞き入れてもらえず警察を呼ばれ警察署に連行されました。
無実を主張し続けた男性
男性は「痴漢はしていない」と言い続けましたが、証拠もなかったため信じてもらうことができず留置所に入れられました。初公判でも無罪を訴え、2回目の公判の時被害に遭った女子高生の尋問が行われました。
女子高生によると、被害当時後ろには男性と女性が立っていたため男性が犯人だろうと思った、外国人男性もいたが外国人男性では届く距離ではなかったと主張。この公判が終わった後男性は保釈金200万円を払い釈放されました。
不安定になっていく家族
男性には植草一秀と同じように妻子がいました。子供には拘束されてからの105日間一度も会っておらず保釈されて久しぶりに会うと、長い間会っていなかったためか子供は男性に懐かなくなっていました。
事件から1年後には妻が洗い物をしている時、いきなり皿を割り「私の命の代わりに無実を証明して」と破片でリストカットをし自殺をはかりましたが、未遂で終わりました。妻は男性が冤罪をかけられていることで精神的に追い込まれていたのでしょう。
無罪を勝ち取った男性
ここから植草事件と違う結果になります。事件から約3年後、男性は逆転勝ちし無罪になりました。3年間も冤罪で苦しめられる人生を送っていた男性と家族でしたが、よい結果で終わりました。このような事件がもう二度とないことを願います。痴漢の冤罪事件に巻き込まれないよう電車内ではくれぐれも注意しましょう。
冤罪と認められるまで20年も要した事件甲山事件に関する記事はこちら
真相は闇の中?ミラーマンと呼ばれた植草一秀
ここまで植草一秀の事件と経歴について紹介しました。輝かしい人生から一転、痴漢事件を起こしてしまいネット上では冤罪ではないかと色々な憶測が飛び交っていますが、真実は本人しか知りません。しかし苦境にあったにも関わらず乗り越え今でも経済に関する仕事を続け活動しています。またテレビで植草一秀を見る日がくるかもしれません。
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